Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 パフォーマンスチューニングガイド

最適なコミットオプションの決定

コミットオプション B、コミットオプション C のどちらを使用すべきかを決定するには、まず、Bean の監視コマンドを使ってキャッシュヒット数を調べます。キャッシュヒット数がキャッシュミス数を大幅に上回っている場合は、オプション B が適切な選択肢となります。最良の結果を得るためには、さらに max-cache-size cache-resize-quantity を変更する必要がある可能性もあります。

キャッシュヒット数が極めて低く、かつキャッシュミス数が非常に多い場合、アプリケーションが Bean インスタンスを再利用できていないので、max-cache-size を使ってキャッシュサイズを増やしても効果はありません (アクセスパターンが同じままであると仮定した場合)。この場合はコミットオプション C を使用することができます。キャッシュヒット数とキャッシュミス数にあまり大きな違いがない場合には、max-cache-size をチューニングし、場合によっては cache-idle-timeout-in-seconds もチューニングしてください。