「アクセプタスレッド」設定は、1 つの待機ソケット上で常にいくつのスレッドを受け付けモードにしておく必要があるかを指定します。システムの CPU 数に等しいかそれより小さい値にこれを設定するのは、良い方法です。
Application Server では、HTTP リスナー上のアクセプタスレッドが接続を受け付け、それらを接続キューに入れます。次に、セッションスレッドがキューから接続を取り出し、その要求を処理します。サーバーは、要求の終了時に必要に応じてセッションスレッドを追加します。
新しいスレッドの追加ポリシーは、接続キューの状態に基づいています。
新しい接続が返されるたびに、キュー内で待機している接続の数 (接続のバックログ) が、すでに作成されたセッションスレッドの数と比較されます。その数がスレッド数よりも大きい場合、次回の要求完了時にスレッドを追加するスケジュールが作成されます。
直前のバックログが追跡され、次のいずれかが真になるまで n 個のスレッドが追加されます (n は「HTTP サービス」の「スレッドの増分」パラメータ)。
スレッド数が時間とともに増加する。
増分が n より大きい。
セッションスレッド数からバックログを引いたものが、n より小さい。
ベンチマーク負荷の開始時など、バックログが急激に増加する際にスレッドを作成しすぎないように、サーバーは、スレッドを追加する必要があるかどうかの判断を、すでに存在しているセッションスレッドの数に基づいて、16 個または 32 個の接続ごとに一度だけ下します。