J2SE 5.0 では、HotSpot Java 仮想マシン (JVM) の 2 つの実装が提供されています。
クライアント VM は、起動時間を短縮し、メモリーの専有領域を縮小するように調整されています。-client JVM コマンド行オプションを使用して呼び出します。
サーバー VM は、プログラム実行速度が最大になるように設計されています。-server JVM コマンド行オプションを使用して呼び出します。
デフォルトでは、Application Server の用途に適した JVM 設定が使用されます。
アプリケーション開発者向けの Platform Edition では、起動時のパフォーマンスを最適化し、メモリーリソースを節約するために、-client JVM フラグが使用されます。
本稼働配備向けの Enterprise Edition では、デフォルトの JVM 起動モードが使用されます。デフォルトでは、クライアント Hotspot VM が使用されます。ただし、サーバー VM が必要な場合は、「-server」という名前の <jvm-option> を作成することにより指定できます。
管理コンソールの「設定」 > 「config-name」 > 「JVM 設定」 (「JVM オプション」) で JVM 設定を変更することにより、デフォルト値をオーバーライドできます。
J2SE 5.0 でのサーバークラスマシン検出の詳細については、「サーバークラスマシンの検出」を参照してください。
JVM の詳細については、「JavaTM 仮想マシン」を参照してください。