次に、パフォーマンスに影響する可能性がある値のいくつかを示します。
response-timeout-in-seconds - ロードバランサプラグインが応答を待機する時間。この時間が経過すると、インスタンスのデッド状態が宣言され、クラスタ内の次のインスタンスに処理が継続されます。この値は、最悪 (高負荷) の状況下でのサーバーインスタンスからの要求の最大処理時間に合わせた十分な長さにします。
診断プログラム: interval-in-seconds - インスタンスが正常であるかどうかを確認するためにロードバランサが Ping を実行する頻度を指定します。デフォルト値は 30 秒です。response-timeout-in-seconds が最適に調整されていて、サーバーのトラフィックがそれほど多くない場合は、デフォルト値で十分です。
診断プログラム: timeout-in-seconds - ロードバランサがインスタンスに対して Ping を実行したあとに処理を待つ時間。デフォルト値は 100 秒です。
診断プログラムの interval-in-seconds と timeout-in-seconds の値の組み合わせによって、ロードバランサプラグインからサーバーインスタンスに行く追加トラフィックの量が決まります。
ロードバランサプラグインの設定の詳細については、『Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 高可用性 (HA) 管理ガイド』の「ロードバランサの設定」を参照してください。