Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 パフォーマンスチューニングガイド

プロセスの概要

次の表は、管理プロセスの全体の概略と、一連の作業の中でパフォーマンスチューニングがどこに位置するかを示したものです。

表 1–1 パフォーマンスチューニングのロードマップ

ステップ 

タスクの説明 

参照マニュアル 

設計: 高可用性トポロジを決定し、Application Server および高可用性データベース (HADB) システムを設定します。 

配備計画ガイド

容量計画: 高いパフォーマンスを発揮するための十分なリソースがシステムに搭載されていることを確認します。 

配備計画ガイド

インストール: Application Server ソフトウェアとともに、または単体で HADB ソフトウェアをインストールします。 

インストールガイド

配備: アプリケーションをインストールして実行します。Application Server のサブシステムおよびコンポーネントの設定および管理方法について理解します。 

『管理ガイド』 

チューニング: アプリケーション、Java 実行時システム、オペレーティングシステム、HADB、および Application Server を調整します。 

パフォーマンスチューニングガイド

Procedureパフォーマンスチューニングの流れ

アプリケーション開発者は、本稼働環境での運用を開始する前にアプリケーションを調整する必要があります。アプリケーションのチューニングにより、パフォーマンスが劇的に改善されることがよくあります。システム管理者は、アプリケーションを調整したあと、またはアプリケーションチューニングを待機する必要があるがその間にもできるだけパフォーマンスを改善したい場合に、次のリストに示した残りのステップを実行します。

この一連のステップは、パフォーマンスチューニングを行なっているときに実行するのが理想的です。

  1. 第 2 章「アプリケーションのチューニング」の説明に従ってアプリケーションを調整します。

  2. 第 2 章「アプリケーションのチューニング」の説明に従ってサーバーを調整します。

  3. 第 6 章「高可用性のチューニング」の説明に従って、高可用性データベースを調整します。

  4. 第 2 章「アプリケーションのチューニング」の説明に従って、Java 実行時システムを調整します。

  5. 第 5 章「オペレーティングシステムのチューニング」の説明に従って、オペレーティングシステムを調整します。