Application Server の 管理 GUI では、さまざまなログレベルを設定できます (FINEST、FINER、FINE、CONFIG、INFO、WARNING、SEVERE、ALERT、および FATAL)。ログレベルを FINEST に設定するとすべてのメッセージが記録され、ログレベルを FATAL に設定すると重大なエラーメッセージのみが出力されます。
詳細なログレベル (FINEST、FINER、FINE) では、ある特定のイベントのログ情報が大量に生成されるため、一見すると、実際には存在しなくてもエラー条件が存在するように見えることがあります。
デフォルトレベルの INFO より重大でないログレベル (FINEST、FINER、FINE、および CONFIG) のすべてのメッセージには、デバッグに関連する情報が含まれているので、特定して有効にする必要があります。これを行う手順については、『Sun Java System Application Server 管理ガイド』を参照してください。
Application Server には、標準の JDK ログレベルに加えて、Application Server ログファイル (server.log) との関係を直観的に把握でき、Solaris と緊密に統合するように考案されたログレベルが追加されています。ログレベル ALERT および FATAL は Application Server に固有なログレベルで、JDK1.4 のログ API には実装されていません。
Microsoft Windows オペレーティング環境で使用されるイベントログ機構については、キーワード「イベントログ」で Windows ヘルプシステムを索引検索してください。Windows server.log ファイルにログを送信する場合、ログレベル INFO、WARNING、SEVERE、ALERT、または FATAL のメッセージのみが Windows イベントログに記録されます。