Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 トラブルシューティングガイド

解決法 4

共有メモリーセグメントの一覧を表示してチェックします。UNIX では、ipcs を使用してセグメントのリストを表示できます。Windows では、メモリーがマップされたファイルを使用して共有メモリーを実現しています。HADB では、getTempPath システムコールを使用して、f_segmentid という名前を持つこれらのファイルが格納されているシステム定義の一時ディレクトリを取得します。

稼働中の別のデータベースやその他のプログラムが、この識別子の共有メモリーセグメントをすでに使用していないかどうかチェックします。使用している場合は、別のポートベースでデータベースを作成します。このセグメントを使用している稼働中のデータベースやその他のプログラムがない場合は、hadbm delete unused_database でセグメントを解放します。

セグメントが解放されているかどうかチェックします。セグメントがまだある場合は、それらを削除します (UNIX では ipcrm を使用、Windows では $TMP/f_* を削除)。ファイル名は、f_ プレフィックスのあとに、16 進に変換された segment_key が続く形式になっています。たとえば、エラーメッセージにセグメントキー 15201 がまだ残っていると表示された場合、その一時ファイルの名前は f_3B61 になります。