トランザクションが失敗する 1 つの理由として、データデバイス空間の不足も考えられます。このような状況が生じると、HADB から履歴ファイルに警告が書き込まれ、データを挿入したり更新したりするトランザクションが異常終了します。
通常、次のようなメッセージが表示されます。
HIGH LOAD: about to run out of device space, ... HIGH LOAD: about to run out of device space on mirror node, ...
一般には、データデバイスにはユーザーデータの 4 倍以上の空き容量が必要とされています。詳しくは、『パフォーマンスチューニングガイド』を参照してください。
次のコマンドを使用して、データデバイスのサイズを大きくします。
hadbm set DeviceSize=size
この解決法は、すべてのノードで HADB データデバイス用に使用されている物理ディスクに空き容量がある場合にのみ適用できます。
HADBM により、データベースの各ノードが自動的に再起動されます。
HADB を停止して削除し、ノード数を増やしたり、データデバイスのサイズを大きくしたり、ノードごとに複数のデータデバイスを配置したりした、新しいインスタンスを作成します。ただし、この解決法では、Application Server で作成したすべての持続データおよびスキーマが消去されます。この手順の詳細については、『管理ガイド』を参照してください。