すべてのユーザー操作 (delete、insert、update) はタプルログに記録されて、実行されます。タプルログは、次の理由でいっぱいになる可能性があります。
CPU またはディスク入出力の競合が原因で実行速度が低下する
ミラーノードでログレコードを受信する速度が遅い。これには次のような原因があります。
ネットワーク競合のため、ログレコードをミラーノードに転送できない
ミラーノード側の CPU およびディスクの競合のため、受信済みのログレコードの処理速度が不十分 (履歴ファイルの「log throw due to...」メッセージ)。
タプルログの容量がなくなると、履歴ファイルにタプルログの HIGH LOAD を示すメッセージが出力されます。
「CPU 利用率の向上」の説明に従って、CPU の使用量をチェックします。
CPU の利用状況に問題がなければ、ディスク入出力をチェックします。ディスク競合の兆候がある場合は、hadbm set DataBufferPoolSize=... でデータバッファーサイズを大きくして、ログレコード処理中のページフォルトを回避します。ディスク競合が発生する場合は、「ディスクの競合はないか ?」で説明している解決法に従います。
ネットワーク競合の兆候がないかどうかチェックし、ボトルネックを解決します。
hadbm set LogBufferSize=... を使用して、タプルログバッファーを大きくします。