create または start コマンドが失敗し、次のコンソールエラーメッセージが表示されます。
hadbm: Error 22095: Database could not be started...
次の点を考慮してください。
ノードの停止後に、そのノードに割り当てられたリソース (共有メモリー、ディスク領域) がほかのプロセスに占有されていると、起動が失敗することがあります。
この問題を解決する方法については、「共有メモリーに関連する問題」を参照してください。
問題がなくならない場合は、HADB 履歴ファイルを調べます。見つかる可能性が高い主なエラーメッセージは、次のとおりです。
Could not verify node address
このメッセージは、HADB サーバーが処理しようとしたポートを別のプロセスが使用している場合に出力されます。次のような状況が考えられます。
portBase が、このホストマシン上で実行されている別のプロセスで使用されている。
次のコマンドを使用して、PortBase 属性を別の値に設定します。
hadbm set portbase=value
保守のために HADB ノードを停止しようとしたが失敗した。
hadbm コマンドを使用して、ノードの停止を再試行します。これが失敗する場合は、このノードの OS プロセス clu_nsup_srv を -9 オプションを指定せずに kill します。これで、nsup プロセスの hadb 子プロセスが停止します。親プロセスの nsup が存在しない場合は、kill -9 で、すべての子プロセスを kill します。
保守のために HADB ノードを停止したが、起動予定時刻より前に inetd プロセスによって HADB ノードが再起動された。
予定より前に inetd によって HADB ノードが起動されないように注意してください。
hadbm command fails with internal error:"The database could not be started”
次のことをチェックします。
HADB 設定内のすべてのマシン上の共有メモリが正常であること。
マシン上でほかの HADB データベースが稼働していないこと。同じポート番号を使用する可能性のあるほかのプロセスも実行されていないこと。
必要なディレクトリがすべて存在し、それらに対する書き込み権があること。
デバイスの書き込み先となるディレクトリに十分な容量があること。
前述の項目のいずれにも問題が発生していないことを確認したら、次の救済策を順番に試してください。
データベースを削除して再試行します。
データベースを削除し、リブートして再試行します。
データベースを削除し、HADB ソフトウェアを再インストールして再試行します。
詳しくは、『Error Message Reference』を参照してください。