Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.2 トラブルシューティングガイド

Procedureユーザー名とパスワードを完全に削除する

  1. サーバーが稼働中であれば停止します。

  2. 適切な WEB-INF ディレクトリに移動します。次に例を示します。


    install_dir/lib/install/applications/adminapp/adminapp_war/WEB-INF
  3. web.xml ファイル内の <security-constraint\> 要素全体をコメントにします。

    あとで再度有効にできるように、要素の削除はしないでください。この操作により、コマンド行操作のセキュリティーが無効になります。


    注 –

    コマンド行で --username (または -u) と --password (または -w) に値を指定することに変わりはありませんが、サーバー側でセキュリティーはまったく要求されないので、ダミーの値でかまいません。


  4. サーバーを起動します。

    この時点で、サーバーにはコマンド行のセキュリティーがありません。

  5. 次のコマンドを実行します。


    asadmin create-file-user --user <dummy\> --password <dummy\>
     --userpassword <new_secret\> --groups asadmin <new_user_id\>

    このコマンドで、次のような新規エントリが作成されます。


    <install_dir\>/domains/domain1/config/keyfile
  6. web.xml ファイル内の <security-constraint\> 要素のコメントを解除します。

  7. サーバーを再起動して、新しいユーザー名 - パスワードを有効にします。


    注 –

    サーバーを起動する際、すべてのリモートコマンド行操作で、ユーザー名とパスワードとして new_user_id および new_secret の指定が必要です。