『Java Enterprise System インストールガイド (Windows 版)』には、Microsoft Windows オペレーティングシステムに Sun JavaTM Enterprise System (Java ES) ソフトウェアをインストールするために必要な情報が記載されています。
このマニュアルに記載される内容は、Java ES ソフトウェアをインストールする評価担当者、システム管理者、およびソフトウェア技術者を対象としています。このマニュアルは、次の事項に習熟している方を対象に記述されています。
エンタープライズレベルのソフトウェア製品のインストール
サポートする Java ES プラットフォーム上のシステム管理とネットワーキング
Java ES のマニュアルセットでは、配備計画やシステムインストールについて説明しています。システムマニュアルの URL は、http://docs.sun.com/app/docs/coll/1572.1 です。Java ES の概要については、次の表に示されている順序で各マニュアルを参照してください。
表 P–1 Java ES のマニュアル
マニュアルタイトル |
内容 |
---|---|
既知の問題など、Java ES に関する最新の情報が記載されています。これ以外に、コンポーネントごとにリリースノートがあります。 |
|
『Sun Java Enterprise System 5 技術の概要』 |
Java ES の技術的および概念的な基礎について説明します。コンポーネント、アーキテクチャー、プロセス、および機能について説明しています。 |
『Sun Java Enterprise System 5 配備計画ガイド』 |
Java ES に基づくエンタープライズ配備ソリューションの計画および設計について説明しています。配備計画と設計についての基本概念と原則およびソリューションライフサイクルについて説明するとともに、Java ES に基づくソリューションを計画する上で役立つ高レベルの例と戦略を示しています。 |
『Sun Java Enterprise System 5 インストール計画ガイド』 |
ハードウェア、オペレーティングシステム、ネットワークの各側面に関する Java ES 配備の実装仕様を作成する際に役立ちます。コンポーネントの依存性など、インストールおよび設定の計画で対処すべき問題について説明します。 |
Microsoft Windows オペレーティングシステムに Java ES をインストールするプロセスを、順を追って説明しています。また、インストール後にコンポーネントを設定する方法、および設定したコンポーネントが正常に機能するかどうかを確認する方法についても説明します。 |
|
Sun Microsystems は、Sun Java Enterprise System の権利からコミュニケーション製品を除外することを決定しました。
現在の release 5 から、コミュニケーション製品は Sun Java Communications Suite の一部として、または個別の製品として入手していただくことになります。今後、コミュニケーション製品が Java Enterprise System インストーラからインストールされることはありません。
該当するコミュニケーション製品は次のとおりです。
Sun Java System Messaging Server
Sun Java System Calendar Server
Sun Java System Instant Messaging
この権利の変更は、以前に出荷された Java Enterprise System 2005Q4 のコミュニケーション製品には影響しません。コミュニケーション製品をすでにインストールしている場合は、現在の権利に変更はありません。
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–2 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
|
---|---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 machine_name% you have mail. |
|
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
machine_name% su Password: |
|
aabbcc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
|
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャー・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
|
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
|
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
|
コード例は次のように表示されます。
C シェル
machine_name% command y|n [filename] |
C シェルのスーパーユーザー
machine_name# command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェル
$ command y|n [filename] |
Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー
# command y|n [filename] |
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
次の表に、デフォルトのシステムプロンプトおよびスーパーユーザーのプロンプトを示します。
表 P–3 シェルプロンプト
シェル |
プロンプト |
---|---|
UNIX システムの C シェル |
machine_name% |
UNIX システムの C シェルのスーパーユーザー |
machine_name# |
UNIX システムの Bourne シェルおよび Korn シェル |
$ |
UNIX システムの Bourne シェルおよび Korn シェルのスーパーユーザー |
# |
Microsoft Windows のコマンド行 |
C:\ |
次の表に、このマニュアルで使用する記号の表記規則を示します。
表 P–4 表記上の規則
表記 |
説明 |
例 |
意味 |
---|---|---|---|
[ ] |
省略可能な引数やコマンドオプションが含まれます。 |
ls [-l] |
-l オプションは必須ではありません。 |
{ | } |
必須のコマンドオプションの選択肢を囲みます。 |
-d {y|n} |
-d オプションには y 引数か n 引数のいずれかを使用する必要があります。 |
${ } |
変数の参照を示します。 |
${com.sun.javaRoot} |
com.sun.javaRoot 変数の値を参照します。 |
- |
同時に押すキーを示します。 |
Control-A |
Control キーを押しながら A キーを押します。 |
+ |
順番に押すキーを示します。 |
Ctrl+A+N |
Control キーを押してから放し、それに続くキーを押します。 |
-> |
グラフィカルユーザーインタフェースで選択するメニュー項目を示します。 |
「ファイル」->「新規」->「テンプレート」 |
「ファイル」メニューから「新規」を選択します。「新規」サブメニューから「テンプレート」を選択します。 |
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