Java ES 5 Update 1 は、SPARC および x86 プラットフォームで動作する Solaris 9 および Solaris 10 のすべてのバージョンでサポートされていますが、Sun では次のアップデートを利用することを推奨します。
Solaris 9: Update 7 (9/04) またはそれ以降
Solaris 10 SPARC: Update 1 (1/06) またはそれ以降
Solaris 10 x86: Update 2 (6/06) またはそれ以降
Java ES は、次の Solaris ソフトウェアグループを使用してインストールされた Solaris システム上で動作します。
SUNWCXall – Solaris ソフトウェアグループ全体と OEM サポート
SUNWCall – Solaris ソフトウェアグループ全体
SUNWCprog – 「開発者」Solaris ソフトウェアグループ
Java ES は、Sun Cluster または Sun Cluster Geographic Edition をインストールしていない場合は、SUNWCreq (「コアシステム」Solaris ソフトウェアグループ) または SUNWCuser (「エンドユーザー」Solaris ソフトウェアグループ) を使用してインストールされた最小の Solaris 10 システム上でも動作可能です。
SUNWCreq がインストールされた Solaris 10 システムに Java ES 5 Update 1 をインストールするには、次のパッケージを追加します。
SUNWadmc |
SUNWpl5u |
SUNWadmfr |
SUNWxcu4 |
SUNWadmfw |
SUNWxcu6 |
グラフィカル (GUI) インストーラを使用する場合は、次のパッケージも追加します。
SUNWctpls |
SUNWxwplr |
SUNWmfrun |
SUNWxwplt |
SUNWxwfnt |
SUNWxwrtl |
SUNWxwice |
|
依存関係の要件を満たすには、SUNWxwplr の前に SUNWxwplt を追加する必要があります。
Java ES は、前述の 2 通りの Solaris 10 最小インストールでテストされています。ただし、Java ES コンポーネントの特定の機能を使用するために、追加のパッケージが必要になる可能性があります。
多くの Java ES コンポーネントでは、適切に動作するために特定の Solaris パッチが必要です。インストーラは、インストールしようとしているコンポーネントに基づいてパッチをチェックし、追加の必要があるパッチのリストを報告します。アップグレードしている場合、またはインストーラの実行前にシステムの準備をしたい場合は、すべての Java ES コンポーネントの実行に必要なオペレーティングシステムパッチがすべて含まれるパッチクラスタをダウンロードして適用することができます。これらのパッチクラスタを入手するには、次の手順に従います。
http://sunsolve.sun.com にアクセスします。
「パッチやアップデート」をクリックします。
「推奨パッチクラスタ」をクリックします。
使用している OS のバージョンに該当する「Java ES Required OS」で始まるパッチクラスタを検索してダウンロードします。
これらのパッチクラスタには、Solaris カーネルパッチが含まれている場合があることに留意してください。したがって、次の作業を必ず行ってください。
パッチクラスタの README の内容を熟読します。また、クラスタ内の各パッチ、特にカーネルパッチの README も確認します。
シングルユーザーモードでパッチクラスタをインストールし、インストール後に再構成再起動 (boot -r) を実行します。一部のパッチがインストールに失敗し、「追加のパッチコマンドを呼び出す前に再構成再起動が必要」と報告された場合は、再起動後にもう一度クラスタをインストールする必要があります。
また、Java ES に必要な OS パッチのほとんどは、最新の Solaris アップデートにすでに含まれていることに留意してください。したがって、最新の Solaris アップデートを実行する前に Java ES インストーラを実行して、適用が必要なパッチを調べ、パッチクラスタ全体をダウンロードする代わりに必要な パッチだけをダウンロードすることができます。