Sun Java Enterprise System 5 Update 1 技術の概要

システム監視サービス

Java ES には、システムサービスをリアルタイムで監視する監視機能が含まれています。監視は、Sun Java System Monitoring Framework (共有コンポーネント (shared component))、および Sun Java System Monitoring Console (製品コンポーネント) によって実装されます。Monitoring Framework は自動的に設定および有効にされ、インストールされた各 Java ES コンポーネントのデータを収集します。Monitoring Console は監視対象データを表示するために使用するグラフィカルインタフェースです。Monitoring Console は Java ES のインストール中に選択可能なコンポーネントで、Monitoring Framework は自動的にインストールされます。

監視とは、実行時データを収集、公開し、サービス品質基準の計算を行うプロセスで、それによりシステム管理者はパフォーマンスを評価したり、警告メッセージを受け取ることができます。実行時の運用中に、管理者は Monitoring Console と対話してパフォーマンス統計を表示したり、しきい値を設定して動的に監視したり、カスタムジョブを定義したり、警告を確認したりします。