Sun Java Enterprise System 5 Update 1 インストールのチュートリアル (UNIX 版)

コンポーネントのバージョンの互換性

ソフトウェアをインストールするホスト上に互換性のないバージョンの製品コンポーネントが存在する場合は、互換性のないコンポーネントを削除してください。通常、インストーラで製品コンポーネントをアップグレードすることはできませんが、いくつかの例外があります。バージョンの互換性の問題の詳細については、「ほかの Java ES コンポーネントがホストにインストールされていると問題が生じますか。」を参照してください。

必要な共有コンポーネントがホストにインストールされていない場合、インストール時にそれらのコンポーネントが自動的にインストールされます。共有コンポーネントはホスト上に存在するが、そのバージョンが Java ES リリースの要件に適合しない場合は、互換性のないバージョンのリストが「アップグレードの必要がある共有コンポーネント」ページに表示されます。互換性の問題が解決されるまで、インストーラの操作を続行することはできません。

「アップグレードの必要がある共有コンポーネント」ページの画面例。

次のいずれかの操作を行います。

共有コンポーネントのページで「次へ」をクリックすると、「インストールディレクトリの指定」ページに、選択したコンポーネントのデフォルトのインストールディレクトリが表示されます。

「インストールディレクトリの指定」ページの画面例。

デフォルトのディレクトリが適していない場合は、必要に応じて別のパスを参照し、変更します。変更したパス名は、インストーラまたはコンフィギュレータからパス名が要求されたときに指定するので、書き留めておいてください。デフォルトのディレクトリおよびポートの完全なリストについては、「デフォルトのインストールディレクトリとポート」を参照してください。

「次へ」をクリックすると、システムチェックが実行され、すべてのシステム要件に適合しているかどうかが確認されます。この処理では、ディスク容量、メモリー、スワップ空間、パッチなどのシステムリソースが、選択したコンポーネントに基づいてチェックされます。チェックが完了すると、「システム要件の確認」ページに結果のリストが表示されます。

「システム要件の確認」ページの画面例。

適合しない要件がある場合は、必要な操作を指示するメッセージが表示されます。システムチェックに基づいて次のいずれかの操作を行います。

システムチェックが完了し、システムの状態に問題がなければ、「次へ」をクリックします。