Sun Java Enterprise System 5 Update 1 インストールリファレンス (UNIX 版)

Access Manager Web コンテナ情報

Access Manager のアイデンティティー管理およびポリシーサービスコアのサブコンポーネントは、Web コンテナ (通常は Web Server または Application Server) 内で稼働します。


注 –

Access Manager は、サードパーティーの Web コンテナ (具体的には IBM WebSphere Application Server または BEA WebLogic Server) でも稼働します。「あとで設定」オプションを使用して Access Manager をインストールしてから、amconfig スクリプトを実行して、インストール後の設定を行います。IBM または BEA のマニュアルに従って、サードパーティーの Web コンテナをインストールおよび設定してください。


インストーラが要求する情報は、Web コンテナの種類によって異なります。

Application Server を Web コンテナとする Access Manager

この節では、Application Server が Access Manager のアイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントの Web コンテナである場合に、インストーラに指定する必要のある情報を示します。

表 3–4 Application Server を Access Manager の Web コンテナとして使用する場合

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

セキュリティー保護されたサーバーインスタンスポート 

IS_IAS81INSTANCE_PORT

Application Server がインスタンスへの接続を待機するポート。 

デフォルト値は 8080 です。

選択内容が Application Server 用に設定したプロトコルと対応していない場合、エラーが表示されます。作業を続行する前にこの状態を解決する必要があります。 

セキュリティー保護された管理サーバーポート 

IS_IAS81_ADMINPORT

Application Server の管理サーバーが接続を待機するポート。 

デフォルト値は 4849 です。

管理者ユーザー ID 

IS_IAS81_ADMIN

Application Server 管理者のユーザー ID 

デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「管理者ユーザー ID」の値です。 

注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 

管理者パスワード 

IS_IAS81_ADMINPASSWORD

デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した管理者パスワードです。 

注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 

注意: Java ES インストーラでは、管理パスワードに、空白文字および ; & ( ) ! | < > ' “ $ ^ \ # / , @ % 記号は使用できません。

Web Server を Web コンテナとする Access Manager

この節では、Web Server が Access Manager のアイデンティティー管理およびポリシーサービスコアサブコンポーネントの Web コンテナである場合に、インストーラに指定する必要のある情報を示します。

表 3–5 Web Server を Access Manager の Web コンテナとして使用する場合

ラベルと状態ファイルのパラメータ 

説明 

ホスト名 

IS_WS_HOST_NAME

ホストの完全修飾ドメイン名。 

たとえば、このホストが siroe.example.com の場合、値は siroe.example.com となります。

デフォルト値は、現在のホストの完全修飾ドメイン名です。 

管理者ユーザー ID

IS_WS_ADMIN_ID

Web Server 管理者のユーザー ID。 

デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した「管理者ユーザー ID」の値です。 

注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 

管理者パスワード

IS_WS_ADMIN_PASSWORD

Web Server マスター管理者のパスワード。 

デフォルト値は、共通サーバー設定で指定した管理者パスワードです。 

注意: 単一の管理者アカウントを使用する場合、このフィールドは表示されません。 

注意: Java ES インストーラでは、管理パスワードに、空白文字および ; & ( ) ! | < > ' “ $ ^ \ # / , @ % 記号は使用できません。

ドキュメントルートディレクトリ

IS_WS_DOC_DIR

Web Server がコンテンツドキュメントを格納するディレクトリ。 

Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWwbsvr7/https-hostname.domain /docs

Linux の場合: /var/opt/sun/webserver7/https-hostname.domain /docs

Web Server のポート 

IS_WS_INSTANCE_PORT

Web Server 管理インスタンスが HTTPS 接続を待機するポート。このポートが使用中の場合は、使用可能なポートを選択するよう求められます。 

デフォルト値は 80 です。 

Web Server インスタンスディレクトリ 

IS_WS_INSTANCE_DIR

Web Server のインスタンスがインストールされたディレクトリへのパス。パスの構文は次のとおりです。 

WebServer-base/https- webserver-instancename

このセッションで Web Server をインストールする場合、WebServer-base のデフォルト値は、次に示す Web Server のインスタンスディレクトリです。

Solaris OS の場合: /var/opt/SUNWwbsvr7

Linux の場合: /var/opt/sun/webserver7

Web Server プロトコル

IS_WS_PROTOCOL

Web Server が Web Server ポート上で待機する際に使用するプロトコル。セキュリティー保護されたポートでは、HTTPS プロトコルが使用されます。セキュリティー保護されていないポートでは、HTTP が使用されます。 

デフォルト値は HTTP です。