SiteMinder
Identity Manager は、次の SiteMinder 機能をサポートするためのアダプタを提供します。
- 管理者アカウント
- LDAP リポジトリユーザー
- データベーステーブルリポジトリユーザー
次の表に、これらのアダプタの目的を要約します。
GUI 名
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クラス名
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SiteminderAdmin
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com.waveset.adapter.SiteminderAdminResourceAdapter
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SiteminderLDAP
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com.waveset.adapter.SiteminderLDAPResourceAdapter
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SiteminderExampleTable
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com.waveset.adapter.SiteminderExampleTableResourceAdapter
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リソースを設定する際の注意事項
Identity Manager で SiteMinder リソースアダプタをセットアップする前に、SiteMinder でこれらの手順を完了してください。
- 信頼できるホストを登録します。
- Web アプリケーションサーバーのホスト設定オブジェクト (ポリシーサーバー IP によるデフォルト設定のコピー) を作成します。
- エージェントのインストールディレクトリから smreghost を使用して、アプリケーションサーバーを登録します。
- エージェントを作成します。
- エージェントの名前を入力します。
- 「Support 4.x Agents」を選択します。
- エージェントタイプとして「Siteminder / WebAgent」を選択します。
- クライアントの IP アドレスを入力します。
- 共有キーを入力します。
Identity Manager で SiteMinder リソースアダプタを正常に設定するには、エージェント名および共有キーを知っている必要があります。
Identity Manager 上で設定する際の注意事項
SiteMinder リソースアダプタは、カスタムアダプタです。インストールプロセスを完了するには、次の手順を実行してください。
- 「管理するリソースの設定」ページの「カスタム リソース」セクションに、次のいずれかの値を追加します。
- com.waveset.adapter.SiteminderAdminResourceAdapter
- com.waveset.adapter.SiteminderLDAPResourceAdapter
- com.waveset.adapter.SiteminderExampleTableResourceAdapter
- 次の JAR ファイルを $WSHOME/WEB-INF/lib ディレクトリにコピーします。
- smjavaagentapi.jar
- smjavasdk2.jar
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注
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バージョンの競合が発生しないようにするために、Web エージェントディレクトリから JAR ファイルを取得します。これらのファイルが Web エージェントディレクトリに見つからない場合、これらのファイルは Netegrity¥SiteMinder¥SDK-2.2¥java ディレクトリにもあります。
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- SiteMinder Admin リソースアダプタを使用する予定の場合は、アプリケーションサーバー起動スクリプトか、またはアプリケーションサーバーの起動前の環境に、LIBPATH (アプリケーションサーバープラットフォームによっては LD_LIBPATH または SHLIB_PATH) を設定してください。
たとえば Solaris では、Web エージェントは次のディレクトリにインストールされ、そこに nete_wa_env.sh というファイルが含まれます。
/opt/netegrity/siteminder/webagent
WebLogic の場合は、/bea/wlserver_Version/config/mydomain に、Weblogic.sh を起動するための次の行を追加します。
# Siteminder ライブラリを収容するために、Netegrity
# Web エージェントライブラリに LIBPATH、
# LD_LIBRARY_PATH、および SHLIB_PATH を追加する必要がある
. . /opt/netegrity/siteminder/webagent/nete_wa_env.sh
これらの行によって、SiteMinder Admin リソースアダプタが使用する Javaネイティブインタフェースメソッドに適した変数が設定されます。
作業が完了したら、Identity Manager アプリケーションサーバーを再起動します。
使用上の注意
なし
セキュリティーに関する注意事項
ここでは、サポートされる接続と特権の要件について説明します。
サポートされる接続
Identity Manager は、SSL 経由の JNDI を使用して SiteMinder と通信します。
必要な管理特権
「User DN」リソースパラメータで指定されたユーザーに、ユーザーの読み取り、書き込み、削除、および追加のアクセス権を付与する必要があります。
プロビジョニングに関する注意事項
次の表に、このアダプタのプロビジョニング機能の概要を示します。
機能
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サポート状況
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アカウントの有効化/無効化
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SiteMinder LDAP および Table では使用可 SiteMinder Admin では使用不可
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アカウントの名前の変更
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使用不可
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パススルー認証
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使用可
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前アクションと後アクション
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使用不可
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データ読み込みメソッド
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リソースからインポート
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アカウント属性
SiteMinder Admin
次の表に、SiteMinder Admin アダプタのデフォルトのアカウント属性を示します。
アイデンティティーシステムユーザー属性
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タイプ
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説明
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description
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String
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管理者の説明
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smAdminAuth
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String
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管理者承認が定義されたユーザー
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smAdminDomains
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String
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ドメインを管理する管理者権限
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smAdminAuthDir
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String
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ユーザーディレクトリ - LDAP、ODBC、WinNT、カスタム、AD
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smAdminAuthScheme
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String
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管理者の認証スキーム: フォームを使用した「基本」認証、または接続中にクライアント証明書を使用した「X.509」
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smAdminScope
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String
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クレデンシャルが適用されるホスト、ポート、および認証に対して定義された管理者スコープ
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smManageSystemDomainObjects
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String
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エージェント、エージェントグループ、エージェント設定オブジェクト、ホスト設定オブジェクト、ユーザーディレクトリ、ポリシードメイン、アフィリエイトドメイン、管理者、認証スキーマ、登録スキーマ、エージェントタイプ、SQL クエリースキーマ、パスワードポリシー、信頼できるホスト、アイデンティティー環境などのシステムオブジェクトを管理する管理者の権限
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smManageDomainObjects
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String
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十分な特権を持つ管理者が、レルム、規則、規則グループ、応答、応答グループ、変数、ポリシーなどのドメインオブジェクトを管理する管理者の権限
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smManageUsers
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String
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ユーザーを管理する作成/編集/削除特権を使用して設定/設定解除する管理者権限
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smManageKeysPwdPolicies
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String
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キーや、ユーザーに適用されるパスワードポリシーを管理する特権を持つ管理者
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smManageReports
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String
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レポートを管理する管理者権限
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smManageTrustedHosts
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String
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サーバーが信頼しているホスト
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SiteMinder サンプルテーブル
次の表に、SiteMinder サンプルテーブルアダプタのデフォルトのアカウント属性を示します。
アイデンティティーシステムユーザー属性
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タイプ
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説明
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userID
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Integer
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ユーザーの一意の ID。
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firstName
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String
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ユーザーの名。
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lastName
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String
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ユーザーの姓。
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email
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String
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ユーザーの電子メールアドレス。
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telephoneNumber
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String
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ユーザーの電話番号。
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expirePassword
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Boolean
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ログイン時にユーザーに新しいパスワードを強制的に入力させます。
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pin
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String
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ユーザーの PIN。
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mileage
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Integer
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SiteMinder のマニュアルを参照してください。
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groups
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String
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アカウントが所属するグループ ID。
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SiteMinder LDAP
次の表に、SiteMinder LDAP アダプタのデフォルトのアカウント属性を示します。
アイデンティティーシステムユーザー属性
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タイプ
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説明
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accountId
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String
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ユーザー ID。この属性は、uid リソースユーザー属性に対応します。
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accountId
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String
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必須。ユーザーのフルネーム。この属性は、cn リソースユーザー属性に対応します。
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パスワード
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暗号化されています
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ユーザーのパスワード。
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firstname
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String
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ユーザーの名。
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lastname
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String
|
ユーザーの姓。
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expirePassword
|
Boolean
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ログイン時にユーザーに新しいパスワードを強制的に入力させます。
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statusFlags
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String
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SiteMinder のマニュアルを参照してください。
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ldapGroups
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String
|
ユーザーの LDAP グループメンバーシップ。
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modifyTimeStamp
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String
|
ユーザーエントリが変更された日時を示します。
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objectClass
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String
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ユーザーのオブジェクトクラス。
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リソースオブジェクトの管理
なし
アイデンティティーテンプレート
$accountId$
サンプルフォーム
SiteminderAdminUserForm.xml
SiteminderExampleTableUserForm.xml
SiteminderLDAPUserForm.xml
トラブルシューティング
Identity Manager のデバッグページを使用して、次のクラスでトレースオプションを設定します。
- com.waveset.adapter.SiteminderAdminResourceAdapter
- com.waveset.adapter.SiteminderLDAPResourceAdapter
- com.waveset.adapter.SiteminderExampleTableResourceAdapter