Sun ONE Web Server リリースノート

Version 6.0 SP11

Part No.: 820-0505

2006 年 12 月

このリリースノートには、Sun ONE™ (Open Net Environment) Web Server の Version 6.0 Service Pack (SP) 11 リリース時点での重要な情報が記載されています。内容には、既知の問題と制限事項、およびその他の情報も含まれています。このリリースノートは、Web Server 6.0 SP11 を使用する前にお読みください。

Web Server 6.0 SP11 は、AIX、HP-UX、Red Hat Linux および Red Hat Linux Advanced Server 2.1、Sun Linux、Windows、Solaris™ Operating Environment (Solaris OE) の各プラットフォームをサポートしています。オペレーティングシステムのバージョンの詳細については、このリリースノートの「Web Server 6.0 SP11 でサポートされているプラットフォーム」を参照してください。

この Web サイトは、ソフトウェアのインストールと設定の前にお読みください。またそのあとも、最新のリリースノートとマニュアルを確認するために定期的に参照してください。

このリリースノートには、以下の項目があります。

このリリースノートでは第三者の URL を参照して、追加の関連情報を提供します。

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Web Server 6.0 SP11 でサポートされている機能

Web Server 6.0 SP11 は次の機能を備えています。

JDK™ ソフトウェアのサポート

この節では、Web Server 6.0 SP11 の JDK ソフトウェアのサポートの概略を示します。

JDK 1.4.2

Web Server 6.0 SP11 は、次のプラットフォームで、バイナリ互換の機能によりサポートされている 32 ビットの JDK 1.4.2_04 をサポートしています。

詳細は、「JRE/JVM のバージョン」を参照してください。

JDK 1.4.1

Web Server 6.0 SP11 は、次のプラットフォーム上の 32 ビット JDK 1.4.1 ソフトウェアをサポートしています。

詳細は、「JRE/JVM のバージョン」を参照してください。

JDK 1.4.0

Web Server 6.0 SP11 は、次のプラットフォーム上の 32 ビット JDK 1.4.0 ソフトウェアをサポートしています。

具体的なバージョンは括弧内に示されています。詳細は、「JRE/JVM のバージョン」を参照してください。

詳細は、「JRE/JVM のバージョン」を参照してください。

JDK 1.4.1_01 または JDK 1.4.0

どちらのバージョンの JDK でも、デフォルトの bootclasspath に指定されているすべての jar ファイルを、必ず server-root /https-admserv/start-jvm ファイルに記述してください。

さまざまなプラットフォームのデフォルトの bootclasspath 設定を次に示します。

Windows

Solaris

Linux

HP-UX

  • charsets.jar

  • jaws.jar

  • jce.jar

  • jsse.jar

  • rt.jar

  • sunrsasign.jar

  • charsets.jar

  • jce.jar

  • rt.jar

  • jsse.jar

  • sunrsasign.jar

  • charsets.jar

  • javaplugin.jar

  • jce.jar

  • jsse.jar

  • rt.jar

  • charsets.jar

  • jce.jar

  • jsse.jar

  • rt.jar

  • sunrsasign.jar

詳細については、bootclasspath 設定のを参照してください。


AIX 5.1 上の JDK 1.4.1 または JDK 1.4.0

Web Server 6.0 SP11 は、AIX 5.1 上の JDK 1.4.1 または JDK 1.4.0 をサポートしています。

AIX 5.1 では、IBM JDK 1.4.0 および 1.4.1 での変更のため、start-jvm を変更する必要があります。
server-root/https-admserv/start-jvm で、次のような行を

NSES_JDK_RUNTIME_CLASSPATH=${NSES_JRE}/lib/ext/iiimp.jar:${NSES_JRE}/lib/i18n.jar:${NSES_JRE}/lib/rt.jar:${NSES_JDK}/lib/tools.jar:${NSES_JDK}/lib/dt.jar;export NSES_JDK_RUNTIME_CLASSPATH

次のように変更します。
JDK 1.4.0 の場合:

NSES_JDK_RUNTIME_CLASSPATH=${NSES_JRE}/lib/ext/iiimp.jar:${NSES_JRE}/lib/charsets.jar:${NSES_JRE}/lib/core.jar:${NSES_JRE}/lib/graphics.jar:${NSES_JRE}/lib/security.jar:${NSES_JDK}/lib/xml.jar:${NSES_JRE}/lib/server.jar:${NSES_JDK}/lib/tools.jar:${NSES_JDK}/lib/dt.jar; export NSES_JDK_RUNTIME_CLASSPATH

JDK 1.4.1 の場合:

NSES_JDK_RUNTIME_CLASSPATH=${NSES_JRE}/lib/ext/iiimp.jar:${NSES_JRE}/lib/charsets.jar:${NSES_JRE}/lib/core.jar:${NSES_JRE}/lib/graphics.jar:${NSES_JRE}/lib/security.jar:${NSES_JRE}/lib/server.jar:${NSES_JDK}/lib/tools.jar:${NSES_JDK}/lib/dt.jar; export NSES_JDK_RUNTIME_CLASSPATH

注: JDK 1.4.1 では、xml.jarNSES_JDK_RUNTIME_CLASSPATH に含めないでください。 xml.jar を含めると、JDK 1.4.1 でのサーバーの起動に失敗します。
JDK 1.4 は AIX 4.3.3 ではサポートされていません。

Sun™ ONE Active Server Pages のサポート

Sun™ ONE Active Server Pages (以前の Sun™ Chili!Soft ASP) version 3.6.2 は、Solaris、Windows、Linux、および HP-UX プラットフォームで Web Server をサポートするようになりました。Sun ONE Active Server Pages ソフトウェアは、Active Server Pages (ASP または .asp) による Web サイトと Web アプリケーションをクロスプラットフォームで配置するための、サーバーサイドスクリプティング&ランタイム環境です。

Web Server 6.0 SP11 には、次のプラットフォームの Sun ONE Active Server Pages 3.6.2 が付属しています。

Web Server にインストールする場合は、Sun ONE Active Server Pages のライセンスは必要ありません。

Sun ONE Active Server Pages インストーラは、Web Server 6.0 SP11 のダウンロードイメージに含まれています。Web Server 6.0 SP11 をインストールした場合、Sun ONE Active Server Pages インストーラは次のディレクトリに書き込まれます。

server_root/plugins/chilisoft/

    注: Sun ONE Active Server Pages をインストールする場合は、必ず次のようにしてください。
    Sun ONE Active Server Pages の詳細については、http://wwws.sun.com/software/chilisoft/ を参照してください。


NSS 3.3.4.8 のサポート

Web Server 6.0 SP11 の NSS サポートは、NSS 3.3.4.7 から 3.3.4.8 にアップグレードされています。NSS は、セキュリティーが有効なサーバーアプリケーションのクロスプラットフォーム開発をサポートするよう設計されたライブラリのセットです。

NSPR 4.1.6 のサポート

Web Server 6.0 SP11 の NSPR サポートは、NSPR 4.1.6 にアップグレードされています。

LDAP SDK のサポート

Web Server 6.0 SP11 は、LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) SDK (Software Development Kit) version 5.08 をサポートしています。

VeriSign のサポート

Web Server 6.0 SP11 は、企業全体にわたってデジタル証明書を発行するための、VeriSign、認証局 (CA) システムをサポートしています。VeriSign では、証明書要求プロセスを簡略化するために VICE プロトコルが使用され、証明書をサーバーに直接返却できるという利点があります。

Sun Linux のサポート

Web Server 6.0 SP11 は、Sun Linux システムで Sun Linux 5.0 プラットフォームをサポートしています。詳細については、「インストール、アップグレード、および移行に関する情報」を参照してください。

Sun™ ONE Studio 3.0 のサポート

Web Server 6.0 SP11 は、Sun™ ONE Studio 3.0 (以前の Forte™ for Java™ 3.0) をサポートします。Forte for Java™ テクノロジは、Java 開発者に Sun が提供する、パワフルで拡張可能な統合開発環境 (IDE) です。Forte for Java は NetBeans™ ソフトウェアをベースとしており、Sun ONE プラットフォームと統合されています。

Sun ONE Studio 3.0 のサポートは次のプラットフォームで使用できます。

Sun ONE Studio 3.0 を使用して Solaris OE および Linux のリモートサーブレットをデバッグするには、次の変更を加えます。

Solaris:
Linux:

Windows プラットフォームでのリモートデバッグの詳細については、『iPlanet Web Server 6.0, Enterprise Edition サーブレットに関するプログラマーズガイド』を参照してください。Sun ONE Studio 3.0 の使用の詳細とマニュアルについては、http://www.sun.com/software/sundev/previous/ffj を参照してください。

magnus.conf の指令の改良

magnus.conf 指令には、Web Server 6.0 SP11 をより幅広く制御するための、多数の改良が加えられています。magnus.conf ファイルは、次の目的のために編集します。

キープアライブサブシステムのパフォーマンスのチューニング

magnus.conf 指令 KeepAliveQueryMeanTime により、キープアライブサブシステムのパフォーマンスをチューニングできます。KeepAliveQueryMeanTime は、キープアライブ待ち時間をミリ秒単位で指定します。ほとんどのインストールでは、デフォルト値である 100 が適しています。KeepAliveQueryMeanTime 値を下げると、CPU 使用率が高くなります。

応答内の Server ヘッダーの変更

応答内の Server ヘッダーを変更できるように、magnus.conf 指令 ServerString が追加されました。値が none の場合、ヘッダーはまったく送信されません。その例を次に示します。

    ServerString "My Server ver. 1.0"
    ServerString none

キープアライブ接続のポーリング後のスリープ時間の上限の設定

今後の要求のためにキープアライブ接続のポーリング後のスリープ時間の上限を設定するように、新しい magnus.conf 指令 KeepAliveQueryMaxSleepTime が追加されています。0 〜 5000 ミリ秒までの値を設定できます。値を設定しない場合は、デフォルトで、KeepAliveQueryMaxSleepTime の値が KeepAliveQueryMeanTime 指令の値に設定されます。実際に使用する際は、ほとんどの場合はこのデフォルト値を使用することをお勧めします。

標準出力とエラーログメッセージの処理

Web Server 6.0 SP11 には、4 つの新しい magnus.conf 指令が導入されています。これらの指令は、サーバーが Java プログラムのSystem.outSystem.err メッセージなどの標準出力とエラーメッセージを処理する方法を決定します。これらの指令について、次の表で説明します。

表 2 標準出力とエラーメッセージの magnus.conf 指令

指令

構文

デフォルト

説明

CreateConsole

(Windows のみ)

CreateConsole [on|off]

off

サーバーにコンソールウィンドウを作成するよう指示します。デフォルトでは、stdout および stderr メッセージを受信します。

LogStdout

LogStdout [on|off]

off

Java の System.out メッセージを含む stdout メッセージを、サーバーがエラーログに書き込むかどうかを制御します。デフォルト値は off で、コンソールに書き込むようサーバーに指示します。値を on に変更すると、これらのメッセージをエラーログに記録するようサーバーに指示されます。

コンソールとエラーログに同時に書き込むには、LogStdout および LogToConsole の両方の値を on に指定します。

LogStderr

LogStderr [on|off]

off

Java の System.err メッセージを含む stderr メッセージを、サーバーがエラーログに書き込むかどうかを制御します。デフォルト値は off で、コンソールに書き込むようサーバーに指示します。値を on に変更すると、これらのメッセージをエラーログに記録するようサーバーに指示されます。

コンソールとエラーログに同時に書き込むには、LogStderr および LogToConsole の両方の値を on に指定します。

LogToConsole

LogToConsole [on|off]

off

サーバーがログメッセージをコンソールに書き込むかどうかを制御します。値を on と指定すると、サーバーには、ログメッセージをエラーログとコンソールの両方に記録するよう指示されます。

コンソールとエラーログに同時に書き込むには、LogStdoutLogStderr、および LogToConsole の値を on と指定します。


注: magnus.conf 指令 AcceptTimeout は、サーバーが接続を閉じるまでにクライアントからデータが到達するのを待機する秒数を指定します。詳細については、「マニュアルの訂正事項」の節の注を参照してください。

キープアライブサブシステムの改良

キープアライブ (Keep-Alive) サブシステムは、数千個の持続接続を処理できるように改良されています。

仮想サーバーのレポート生成

このユーザーインタフェースを使用して、個々の仮想サーバーのレポートを生成できます。このページには、「Virtual Server Manager」ページの「Logs」タブからアクセスできます。

Web アプリケーションの配備および管理のユーザーインタフェース

コマンド行から wdeploy を使用するほかに、ユーザーインタフェースから Web アプリケーションを配備できます。新しいユーザーインタフェースは、次の操作を容易にするために、Server Manager に追加されます。

ロールマッピングのサポート

下層の LDAP サーバーがロールをサポートしている場合、Web Server 6.0 SP11 もロールをサポートします。Web アプリケーションのロールの認証を行う場合は、server-id /config/web-apps.xml ファイルに次の記述を追加する必要があります。

<role-mapping map-to=”role”/>

Directory Server 5.0 SP1 によるロール認証の詳細については、『iPlanet Directory Server 管理者ガイド』を参照してください。

web-apps.xml データ型記述子

Web Server 6.0 SP11 では、Web アプリケーションを有効または無効にすることができます。これは、次のいずれかの方法で実行できます。

フォームログインによる複数 Web アプリケーションへのシングルサインオン

Web Server 6.0 SP11 では、フォームログイン構成を使用して、複数の Web アプリケーションへのシングルサインオンを実行できます。この機能は、2 通りの方法で利用できます。

仮想サーバーレベルでセッションマネージャーを構成する

これは、もっとも簡単な方法ですが、セッションおよびセッション属性がすべてのアプリケーション間で共有されます。

その例を次に示します。

別の HTTP セッションで仮想サーバーのフォームログインセッションマネージャーを構成する

この場合、すべてのフォームログインセッションは、この仮想サーバ全体のフォームログインセッションマネージャーを使用して作成され、コンテナは、個別の cookie を使用してセッションを追跡します。これらのセッションは、その仮想サーバー内のすべてのアプリケーションで利用できます。

server-id/config/web-apps.xml ファイルの vs 要素の下に form-login-session 要素が存在する場合に、仮想サーバー全体のフォームログインセッションマネージャーが作成されます。form-login-session 要素を使用して、元になるセッションマネージャー、cookie 名、およびセッションタイムアウトをカスタマイズできます。

その例を次に示します。

<vs>
    <!-- configure form login session timeout to 300 secs (5 min), with
    MMapSessionManager -->
    <form-login-session timeOut="300">
    <session-managerclass='com.netscape.server.http.session.MMapSessionManager'>
        <init-param>
            <param-name>maxSessions</param-name>
            <param-value>10000</param-value>
        </init-param>
        <init-param>
            <param-name>reapInterval</param-name>
            <param-value>8</param-value>
    </init-param>
    </session-manager>
</form-login-session>
</vs>

別の HTTP セッションで仮想サーバー全体のフォームログインセッションマネージャーを構成する長所は、次のとおりです。

別の HTTP セッションで仮想サーバー全体のフォームログインセッションマネージャーを構成する短所は、次のとおりです。

ローカライズ版のサポート

Localized Version の Web Server 6.0 を実行している場合は、既存のサーバー上に Web Server 6.0 SP11 をインストールすることで、既存のローカリゼーション機能を利用できます。Web Server 6.0 SP11 は、Solaris、HP-UX、および Windows NT で日本語にローカライズされています。

注: Sun では、Sun ONE Web Server で日本語または中国語ロケールを実行している場合は、JDK 1.4.1 以上のバージョンを使用することをお勧めします。

任意のカスタムヘッダーのサポート

Web Server 6.0 SP11 では、変数設定 SAF (Server Application Function) を使用してサーバーの HTTP 応答にカスタムヘッダーを追加できます。たとえば、次のような obj.conf 指令について考えてみます。

AuthTrans fn="set-variable"
insert-srvhdrs="P3P:policyref="http://hostname/P3P/policy.xml""

この指令は、次の HTTP ヘッダーを各応答に追加することをサーバーに指示します。

P3P:policyref="http://hostname/P3P/policy.xml"

応答のヘッダーエンコーディングのサポート

Web Server 6.0 SP11 は、HTTP ヘッダーとプラグインプログラムで、2 バイト文字の応答ヘッダーエンコーディングをサポートします。

PHP 互換性

Web Server 6.0 SP11 は、多目的で幅広く使用されるオープンソースの汎用 Web スクリプト言語である PHP version 4.3.x または 4.3.8 と互換性があります。これにより、サーバーサイドのスクリプト、コマンド行スクリプト、およびクライアントサイドの GUI スクリプトが可能になります。PHP は、すべての主要なオペレーティングシステム上で動作します。PHP 固有のインストールと構成に関する情報の参照先を次に示します。

インストール手順

プラットフォーム固有のインストール手順については、次のサイトを参照してください。

一般的なインストール手順については、http://www.php.net/manual/en/installation.php を参照してください。

Sun ONE Web Server (以前の iPlanet Web Server) のインストールに関する注意

Web Server での PHP のインストールに固有のインストールおよび構成に関する情報については、http://www.php.net/manual/en/install.netscape-enterprise.php を参照してください。

注: http://www.php.net/manual/en/install.netscape-enterprise.php のサイトに記載されている構成情報は、iPlanet Web Server 4.x については正確な情報です。ただし、Sun ONE Web Server 6.0 以上の場合は、server-id/config/magnus.conf ファイル (server-id/config/obj.conf ファイルではない) の Init 関数に、指定された変更を加える必要があります。

PHP の詳細については、次のサイトを参照してください。

HTTP バージョンの変更

HTTP のバージョンを 1.0 にダウングレードするには、次の方法を使用します。

リモートマシンからの WAR ファイルの配備時の最大アップロードサイズの変更

リモートマシンから Administration Server を使用して Web アプリケーションを配備する場合、デフォルトの最大アップロードサイズは 10M バイトです。このサイズは、install-root/bin/https/webapps/instance-app/WEB-INF/web.xml ファイルを編集することで変更できます。サーブレット webappdeploy で、最大アップロードサイズを指定するバイト単位の値とともに、maxUploadSize という名前の init-param を挿入します。

その例を次に示します。

<init-param>
    <param-name>maxUploadSize</param-name>
    <param-value>90000000</param-value>
</init-param>

JDK 1.3.1 での HotSpot™ Server 仮想マシンの設定

JDK 1.3.1 サーバー JVM の使用を選択する場合は、server-id /https-admserv/start-jvm ファイル内の NSES_JRE_RUNTIME_LIBPATH の パスの順序を変更する必要があります。そうしないと、jvm12.conf ファイルの jvm.option の値が -server に設定されていても、デフォルトのクライアント JVM が起動します。サーバー JVM が読み込まれるようにサーバーを構成するには、server-id /https-admserv/start-jvm ファイルを編集して、${NSES_JRE}/lib/sparc/server の行が ${NSES_JRE}/lib/sparc の行の前に来るようにします。

分散管理によるアクセス制御のセキュリティー保護

この節では、分散管理を有効にしたあと、Web Server 6.0 SP11 でアクセス制御をセキュリティー保護するために必要な追加タスクについて説明します。関連のバグ ID は 4650463、4744325、および 4536739 です。

リソースへのアクセスのセキュリティー保護

generated.https-server-id.acl ファイルの https-server-id オブジェクトタグに指定されている PathCheck 指令の実行順序によっては、リソースに対して不適切なアクセス権が与えられていることがあります。これを防止するには、<server-root>/generated.https-server-id.acl ファイルを編集して、次に示すように、アクセス制御が必要なプログラムグループのリストをコンマで区切って指定します。

次のように指定します。

allow (all)

user=<username> and program=<program group, program group...>;

上の行の下に、次の行を追加します。

deny absolute (all)

user=<username> and program!=<program group, program group...>;

サーバーインスタンスへのアクセスのセキュリティー保護

サーバーインスタンスへのアクセスを制御するように Web Server 6.0 SP11 を設定するには、<server-root>/httpacl/*.https-admserv.acl ファイルを編集して、アクセス制御権限を与えるユーザーを指定します。

その例を次に示します。

acl "https-<instance>";
authenticate (user,group) {
database = "default";
method = "basic";
};
deny absolute (all) user != "UserA";

IP ベースのアクセス制御の有効化

アクセス制御エントリが、管理サーバーに関連する ACL ファイル (gen*.https-admserv.acl) にある ip 属性を参照する場合は、次の手順 (1) と (2) を実行してください。

  1. <server-root>/httpacl/gen*.https-admserv.acl ファイルを次のように編集して、user と group に加えて、ip を認証リストに追加します。
  1. 次のアクセス制御エントリを追加します。

必要なパッチ

次の各プラットフォームに必要なパッチを示します。

Sun Solaris のパッチ

Web Server 6.0 SP11 に付属しているものとは異なる JRE を使用している場合、または JDK を使用している場合は、追加のパッチが必要になることがあります。

Web Server の Solaris OE ユーザーには、次に示すパッチの適用をお勧めします。さらに、Sun の推奨するパッチリストの最新のパッチも適用する必要があります。Sun の推奨するパッチリストについては、http://sunsolve.sun.com/pubpatch を参照してください。パッチは、http://sunsolve.sun.com のサイトからダウンロードできます。

各パッチは、リストに示されたバージョンまたはそれ以降のバージョンを使用してください。たとえば、パッチ 111111-01 を必要とする場合、それ以降のバージョンの 111111-03 でも動作します。

Solaris 2.6

Solaris 2.6 OE で Web Server 6.0 を実行する場合は、次のパッチが必要です。

注: 次のコマンドを実行すると、このパッチが適用されているかどうかを調べることができます。
% showrev -p | grep 105591

Solaris 7

Solaris 7 OE の場合は、最新の Solaris のパッチを使用します。

Solaris 8

NFS ボリュームを使用する Solaris 8 OE ユーザーの場合、パッチ 108727-05 が必要です。

Solaris 9

パッチは必要ありません。

Solaris のコンパイラのパッチ

CC 4.2 コンパイラを使用する場合は、次の Solaris 2.6 OE パッチの適用をお勧めします。

HP-UX のパッチ

Web Server 6.0 では、次の HP-UX 11i のパッチが必要です。

General-Release Patch Bundles (XSWGR1100) に加えて、オペレーティングシステムのパッチ PHNE_23645 (HP UX11i、11.11 のみに適用可能な専用のパッチ) がインストールされている必要があります。

Java 1.2.2.07 のパッチリストについては、http://us-support.external.hp.com/ を参照してください。

AIX のパッチ

最新のアップデートとメンテナンスパッチを含む、完全インストールの AIX を実行していることを確認してください。

Windows Service Pack


米国における 2007 年夏時間変更の影響

米国では夏時間 (DST) が 3 月の第 2 日曜日に始まり
11 月の第 1 日曜日に終わるようになります。この変更により、オペレーティングシステムと JDK/JRE
の日付および時刻のルールに影響が及びます。

ログファイルに米国の時間帯の時刻が正しく記録され、
管理サーバーと Java Web アプリケーションがこの変更の影響を受けないようにする必要があるため、
次の手順を行うことをお勧めします。

1) 対応するオペレーティングシステムのパッチをダウンロードして使用します。
Solaris のパッチは
http://sunsolve.sun.com/search/document.do?assetkey=1-26-102775-1 からダウンロードできます。

その他のプラットフォームの場合は、オペレーティングシステムのベンダーの
Web サイトから同等の DST 対応パッチをダウンロードしてください。

2) JRE をアップグレードします。管理サーバーと Java Web
アプリケーションがこの変更の影響を受けないようにするには、JRE のアップグレードも必要です。
DST 変更用の修正がある適切な JRE をダウンロードして使用します。
付属の JRE 1.2.2 には、どのプラットフォームでの DST 対応
パッチも含まれていません。サポートされているプラットフォームに推奨される
JRE のバージョン次のとおりです。

Solaris: 1.4.2_13
Windows: 1.4.2_13
Linux: 1.4.2_13
HP-UX: 1.4.2_11
AIX: 1.3.1 SR 10

注: AIX のみ - Web Server 6.0 は AIX 4.3.3 上の JRE 1.4.x ではサポートされていません。
また、AIX 5.1 上の JRE 1.4.2.x でもサポートされていません。AIX 用にサポートされている DST
対応の JRE は、1.3.1 Service Release 10 です。

既知の問題: AIX 上の JRE 1.3.1 SR 10 は 2007 年の日付には対応していますが、
2006 年の特定の日付 (4 月 2日や 10 月 30 日) に対しては予期したとおりに動作しません。
2007 年以降にのみ適用可能な新しいルールが適用された結果が
表示されます。JRE 1.3.1_19 にはその他のプラットフォームでも同じ問題がありますが、
この問題はそれらのプラットフォーム上で保証された上記のバージョン (1.4.2.x) で解決されています。



JRE/JVM のバージョン

Web Server 6.0 SP11 には、次のバージョンの JRE および JVM が付属しています。

表 3 JRE および JVM に関する情報

プラットフォーム

JRE /JVM /JIT のバージョン

コメント

Solaris

Solaris VM Java Version 1.2.2

(build Solaris_JDK_1.2.2_010, native threads, sunwjit)

config/jvm12.conf-Xrs フラグをコメントアウトして、スタックトレースを生成します。

JVMPI ベースのプロファイリングやデバッグ (hprof や dbx など) には、リファレンス実装を使用してください。

注: Solaris OE で JDK 1.3.1_03、JDK 1.4.0_01、JDK 1.4.0_02、および JDK 1.4.1_01 を実行するには、RqThrottle 値を指定する行の直後に次の行が含まれるように、magnus.conf ファイルを編集する必要があります。

StackSize 1024000

サポートされている JDK ソフトウェアのバージョン:

JDK 1.3.1_03、JDK 1.4.0_01、JDK 1.4.0_02、JDK 1.4.1_01、1.4.2_04*

*バイナリ互換の機能によりサポートされます。

Linux

Java Version 1.2.2 Classic VM

(build Linux_JDK_1.2.2_FCS, native threads, sunwjit)

SUN LINUX 5.0

Sun ONE Web Server 6.0 SP11 は、JDK1.2.2_10 および JDK 1.2.2_013 を使用して Sun Linux 5.0 で動作することが保証されています。

サポートされている JDK ソフトウェアのバージョン:

JDK 1.3.1_03、JDK 1.4.0_01、JDK 1.4.0_02、JDK 1.4.1_01

RED HAT LINUX 6.2、7.1、および 7.2

サポートされている JDK ソフトウェアのバージョン:

JDK 1.2.2_010、JDK 1.3.1_03、JDK 1.4.0_01、JDK 1.4.0_02、JDK 1.4.1_01

注: 最適なパフォーマンスを得るためには、JDK 1.3.1 を使用してください。

RED HAT LINUX ADVANCED SERVER 2.1

JDK 1.2.2_010、JDK 1.3.1、JDK 1.4.0_01、JDK 1.4.0_02、JDK 1.4.1_01、JDK 1.4.2_02

注: 上記の JDK は Sun JDK を指します。

Windows

Java Version 1.2.2 Classic VM

(build JDK-1.2.2_010, native threads, symcjit)

サポートされている JDK ソフトウェアのバージョン:

JDK 1.2.2_010、JDK 1.3.1_03、JDK 1.4.0_01、JDK 1.4.0_02、JDK 1.4.1_01、JDK 1.4.2_02*

*バイナリ互換の機能によりサポートされます。

AIX

Java version 1.2.2 Classic VM (J2RE 1.2.2 IBM build ca122-20001206 (JIT 対応: jitc))

サポートされている JDK ソフトウェアのバージョン:

JDK 1.3.1 (Developer Kit, Java 2 Technology Edition, Version 1.3.1, 32-bit version for POWER for AIX)

HP-UX

Java version 1.2.2.10 HotSpot VM

(1.0.1fcs, mixed mode, PA2.0 build 1.2.2.10-01/09/14-PA_RISC2.0)

Sun ONE Web Server 6.0 SP11 のダウンロードには、Java Version 1.2.2.10 Classic VM も含まれています。

(build 1.2.2.10-01/09/14-PA_RISC2.0, native threads, HP)

HotSpot VM の詳細については、http://www.hp.com/products1/unix/java/java2/sdkrte/downloads/license_sdk_1-2-2-10.html を参照してください。

サポートされている JDK ソフトウェアのバージョン:

JDK 1.3.1_02、JDK 1.4.0_01、JDK 1.4.0_02、JDK 1.4.2_02*

*バイナリ互換の機能によりサポートされます。

JDK ソフトウェアのダウンロードに関する情報

http://java.sun.com/j2se/1.4.2/download.html

Solaris OE 用の JVM/JRE version 1.2.x の詳細については、http://www.sun.com/software/solaris/java/download.html を参照してください。


インストール、アップグレード、および移行に関する情報

この節では、Web Server のインストール、アップグレード、および移行に関する情報を提供します。

注: Sun ONE Web Server の既存のインストールの上に Web Server 6.0 SP11 をインストールする場合、インストールによりアップグレードが自動的に検出され実行されます。

次 の表に、Web Server 6.0 SP11 でサポートされているプラットフォームを示します。Windows 2000 で Sun ONE Web Server 6.0 SP11 を稼動させるには、512M バイト以上のメモリーおよび 2G バイト以上のディスク容量が必要です。

表 4  Web Server 6.0 SP11 でサポートされているプラットフォーム

ベンダー

アーキテクチャー

オペレーティングシステム

IBM

PowerPC

IBM AIX 4.3.3、5.1

Hewlett-Packard

PA-RISC 2.0

HP-UX 11.0、11i

Microsoft

Intel x86

Windows NT 4.0 SP6a

Windows 2000 SP4 (Server、Advanced Server、および Professional Edition の両方)

Sun

UltraSPARC**

Solaris 2.6、7*、8、9

Redhat

Intel x86

1.  Red Hat Linux 6.2

    Kernel version 2.2.14-12

    glibc-2.10.3-15

2.  Red Hat Linux 7.1

    glibc-2.200.2-10

    libncurses.so.4

3.  Red Hat Linux 7.2

    kernel version: 2.4.7-10smp

    glibc-2.20.4-13

    ncurses4-5.0-5.i386.rpm

4.  Red Hat Linux Advanced Server 2.1

    Kernel 2.4.9-e.3smp

    glibc-2.20.4-26

    ncurses-4-5.0-5.i386.rpm

    libncurses5.so から libcurses4.so へのシンボリックリンクを作成することでも対応できますが、ncurses4-5.0-5.i386.rpm をインストールすることをお勧めします。

5.  Sun Linux 5.0

    kernel version 2.4.9-31 enterprise on i686

    glibc-2.20.4-24

*バイナリ互換の機能によりサポートされます。

**Web Server 6.0 では、以前の SPARC CPU はサポートされません。UltraSPARC アーキテクチャーは、Web Server 6.0 SP11 で引き続きサポートされています。

注: Red Hat Linux 7.2 以上で Web Server 6.0 SP11 を実行する場合、最適なパフォーマンスを得るためには、カーネル初期設定パラメータをチューニングしてからサーバーをインストールしてください。

アップグレードに関する問題

iPlanet Web Server の 4.x を実行している場合は、Web Server 6.0 SP11 に移行するには、既存のサーバーを移行する必要があります。ただし、Web Server の 6.x を持っている場合は、Web Server 6.0 SP11 に直接アップグレードできます。


解決された問題

ここでは、次のリリースのサービスパックで解決された問題を紹介します。

SP11 で解決された問題

この節では、Web Server 6.0 SP11 の解決済みの問題を示します。

バグ ID 6220616: CGI HEAD 要求が応答ヘッダーとともにエンティティー本体を返す

バグ ID 6316387: if-unmodified-since ヘッダーの処理時に、Web Server が正しく応答しない

バグ ID 6322482: 証明書名にコロン (:) が含まれていると、サーバーが再起動に失敗する

バグ ID 6342394: Windows の cron ログのローテーションにより、ログのローテーション後に無効なログアーカイブが作成されることがある

バグ ID 6355086: 6.0sp5 からのアップグレード後に検索コレクションの更新に失敗する

バグ ID 6369972: WS 6.0 SP5 が将来の日付を含む間違った last-modified ヘッダーを返す

バグ ID 6379005: ACL ファイルが適切に更新されなかったため、インスタンスサーバープロセスが起動できない

バグ ID 6382704: 管理サーバーで「Monitor Web Server Statistics」をオフにできない

    管理 GUI は、「Monitor Web Server Statistics」オプションがオフの場合は、管理サーバーを監視しない。

バグ ID 6387083: 管理 GUI で ACL が正しく表示されない

バグ ID 6392644: iWS 6.0SP10/6.1SP6 に付属している README.txt ファイル内の URL の誤り

バグ ID 6403853: WS6.0 SP10 国際ビルドがない

バグ ID 6429293: Web Server 6.1 サンプルアプリケーションにおけるセキュリティーの脆弱性

バグ ID 6473494: NSS における PKCS#1 シグネチャー DigestInfo 解析の問題

バグ ID 6485957: SSL2 のバッファーオーバーフロー

SP10 で解決された問題

この節では、Web Server 6.0 SP10 の解決済みの問題を示します。

バグ ID 6239342: デフォルトのエラーページでのクロスサイトスクリプトの脆弱性

バグ ID 6295325: Web Server がその LDAP 接続プール用の time-out パラメータを実装する

ldapsession バインドおよび LDAP 検索の秒単位のタイムアウト値は、server_root/userdb/dbswitch.conf に設定できます。デフォルトでは、タイムアウトはありません。サンプルの dbswitch.conf は次のとおりです。

default:binddn cn=Directory Manager
default:encoded bindpw Odg4ODg4ODg=
default:timeout 60

バグ ID 6302377: サーブレットコンテナの UTF-8 URI マッピングの脆弱性

バグ ID 4981383: 管理 GUI は、特定のブラウザ設定で内部エラーを生成する

バグ ID 6269353: Web Server 6.0 SP9 は、分散管理の設定時に Secure LDAP Server への匿名バインドを使用する

バグ ID 6292582: iwsFractionSysMemUsage に対する SNMP MIB で、iWS6.0 SP9 に対する正しい結果が表示されない

バグ ID 4879994: SSL: 要求が新しい SSL ハンドシェークを起動すると、8K を超えるデータが失われる

バグ ID 6297844: 管理: LS のセキュリティー設定時の、GET 要求のヒットの最長限度

バグ ID 4718466: 6 番目のキーを暗号化モジュールにインポートしたあと、Web Server 管理 GUI の待機ソケットの編集機能でエラーが返される

バグ ID 6285847: 二重の「Content-Length」ヘッダーがある要求が拒否されない (HRS の脆弱性)

バグ ID 6286541: タイプ「GET または POST / HTTP/1.x」の要求に対する Content-length の問題

バグ ID 6180991: 2G バイトより大きいファイルに対して、内部デーモンログのローテーションが機能しない

バグ ID 6282733: Web アプリケーションで perfdump バケットが機能しない

バグ ID 6316387: if-unmodified-since ヘッダーの処理時に、Web Server が正しく応答しない

バグ ID 6318003: if-unmodified-since および range を使用した要求に対して、Web Server がコード 412 で実際の内容を返す

バグ ID 6170938: ユーザードキュメントディレクトリに対して、Acceptlanguage が機能しない

SP9 で解決された問題

この節では、Web Server 6.0 SP9 の解決済みの問題を示します。

バグ ID 6171934: Sun アラート #57632 に対処するために NSS がアップグレードされた

バグ ID 5007766: Web Server 6.0 Spx: VS を選択せずに待機ソケットを追加すると、サーバー内部エラーが発生する

バグ ID 5048543: Web Server 6.0 SP8: Solaris 5.6 で Web Server が、libCld.so の LD_PRELOAD で起動しない

バグ ID 6155547: ETag 値が変わるのは、nocache が設定されているときにファイルサイズが変わる場合のみである。これにより、問題のある 304 応答が発生する

バグ ID 6067407: ACL_LDAPSessionFree() の使用の問題

バグ ID 5046703: Web Server が SIGSEGV でクラッシュする

バグ ID 4813726: フィルタが設定されていると、JSP コンパイルエラーがスローされない

バグ ID 5011384: エラーページが web.xmljava.exceptions をキャッチしない

バグ ID 6165897: 呼び出し側のサーブレットマッピングからの sendRedirect が不正な絶対 URL を返す

バグ ID 4781168: web.xml のエラーブロック内の URI リダイレクト

バグ ID 6165748: 呼び出し側マッピングを使用する場合に、getServletPath() の結果に誤りがある


SP8 で解決された問題

この節では、Web Server 6.0 SP8 の解決済みの問題を示します。

バグ ID 5014145: パスパラメータが適切に渡されない SSI が複数含まれている

バグ ID 4852204: Windows の場合: JSP の大文字と小文字の区別の問題

バグ ID 4867887: ユーザー ID に空白が含まれているユーザーの基本認証が失敗する

バグ ID 4856895: 停止中に複数の CPU マシンで uxwdog プロセスがクラッシュする

バグ ID 4870471: compat=5 オプションを指定してコードをコンパイルするときに例外が発生する問題

この問題を解決するには、libCld.so を LD_PRELOAD にする必要があります。この場合、該当のインスタンスの起動スクリプトに、次の行を追加します。

LD_PRELOAD=${SERVER_ROOT}/bin/https/lib/libCld.so; export LD_PRELOAD

Web Server がインストールされているディレクトリと置き換えて、サーバーを再起動します。

バグ ID 4950628: 終了した 'worker' ns-httpd プロセスのクリーンアップ

バグ ID 4937602: jvm.trace=7 で例外の詳細がクライアントブラウザに送信されない

バグ ID 4663547: sendfilev() システムコールからの EINTR エラーの処理

バグ ID 5004542: ASN.1 構文解析バグでサーバーがクラッシュすることがある

バグ ID 4962458: Windows 2000/CGI: ヘッダー内の空白文字による Perl スクリプト 500 エラー

バグ ID 4976953: 適切なグループアクセス権があるファイルで、GET の禁止エラーが発生する

バグ ID 4842812: Netscape 7.x を使用して「アクセスを制限」(Notes) を実行できない

バグ ID 4824095: ClassCache ディレクトリが誰でも書き込み可能である

バグ ID 4927966: getContextPath() 呼び出しがデフォルトのルートコンテキストのサーブレット 2.2 仕様に違反する

バグ ID 4957829: LDAP: ユーザーは、基本認証で UID にワイルドカード * を使用できる

バグ ID 4968857: htconvert で、ワイルドカードパターンを正しく変換しない

バグ ID 4959579: WS 6.0 の下での Apache Struts 1.1 Web アプリケーションの実行

バグ ID 4911580: サーバーを追加するときに発生する内部エラー

バグ ID 4842601: Accept-language のセキュリティー問題

バグ ID 4793981: WebPub またはリモートファイル操作を有効にすると、ユーザーがディレクトリのリストを取得できる

バグ ID 4951020: Web Server サービスの開始時に Windows イベントビューアに記録されるエラー

バグ ID 4683680: 待機ソケットのアクセプタの編集時に、2 つの ErrorMsg ボックスは必要がない

バグ ID 4753595: SSLCacheEntriesSSLSessionTimeout、および SSL3SessionTimeout が負の値を受け入れる

バグ ID 4794722: htconvert perl スクリプトが obj.conf および document-root パスを適切に構文解析しない

バグ ID 4767167: ユーザーがサービスの品質を更新すると、内部エラーが返される

バグ ID 4976490: ログメッセージが切り捨てられる

バグ ID 4676945: Magnus エディタ: CGI 設定: フォーム送信時の内部エラー

バグ ID 4706084: KeepAliveTimeoutMaxKeepAliveConnection、および KeepAliveThreads エラー

バグ ID 4738584: Web Server 6.0: NameTrans での obj.conf 処理の変更

サーブレットにはじめてアクセスすると、そのサーブレットは ServletByExtNameTrans によって処理されます。ただし、以降の要求は servlet NameTrans を経由します。

<Object name="default">
NameTrans from="/*" fn="assign-name" name="WSL-Protect"
NameTrans fn="NSServletNameTrans" name="servlet"
NameTrans fn="pfx2dir" from="/servlet" dir="/space/iws/41sp11/docs/servlet" name="ServletByExt"

==================== access /servlet/TestRequestObject

[09/Dec/2002:09:04:18] info (22539): for host 129.158.224.47 trying to GET /servlet/TestRequestObject,
printer reports: printing location : I am in ServletByExt
[09/Dec/2002:09:04:18] info (22539): for host 129.158.224.47 trying to GET /servlet/TestRequestObject,
printer reports: printing location : I am in WSL-Protect
[09/Dec/2002:09:04:18] info (22539): Internal Info: loading servlet /servlet/TestRequestObject
[09/Dec/2002:09:04:18] info (22539): /servlet/TestRequestObject: init

==================== shift + reload /servlet/TestRequestObject

[09/Dec/2002:09:04:27] info (22539): for host 129.158.224.47 trying to GET /servlet/TestRequestObject,
printer reports: printing location : I am in servlet
[09/Dec/2002:09:04:27] info (22539): for host 129.158.224.47 trying to GET /servlet/TestRequestObject,
printer reports: printing location : I am in WSL-Protect

回避方法

NameTrans fn="pfx2dir" from="/servlet" ... name="ServletByExt"

これは、次のコードの前に指定します。

NameTrans fn="NSServletNameTrans" name="servlet"

バグ ID 4934083: LDAP 認証中にクラッシュする


SP7 で解決された問題

この節では、Web Server 6.0 SP7 の解決済みの問題を示します。

バグ ID 4945089: SSL での ASN.1 解析の問題

Web Server で使用される SSL プロトコルの実装で識別された問題で、サービス拒否攻撃の対象になる可能性があります。この問題は、Web Server 6.0 SP7 で修正されています。Web Server を使用して SSL version 3 または TLS を使用するサイトをホストする場合は、このサービスパックのインストールを強くお勧めします。

バグ ID 4881978: エラーページ経由のページに対するマッピング例外が予期したとおりに機能しない

Sun ONE Web Server のエラーページはカスタマイズ可能であり、WEB-INF/web.xml ファイルに設定することもあります。前のバージョンの Web Server では、カスタマイズしたエラーページを呼び出すと、ファイルが見つからないというエラーが発生することがありました。Web Server 6.0 SP7 では、この問題は修正されています。

バグ ID 4639403: IP ベースの ACL が 6.0 で適切に機能しない

Web Server 6.0 SP7 では、IP ベースのアクセス制御に関連する問題が修正されています。サーバーインスタンスでの IP ベースのアクセス制御の有効化では、追加の設定手順は必要ありません。ただし、分散管理を使用する場合は、追加の設定タスクが必要になることがあります。 実行する必要があるタスクの詳細については、「分散管理によるアクセス制御のセキュリティー保護」を参照してください。

バグ ID 4884088: 各種の転送実装の使用時の、フロー制御の動作の問題

バグ ID 4924921: Windows 2000 で JDK 1.3.1 を使用している場合、JVM の最大ヒープサイズを 800M バイトに設定できない

バグ ID 4927622: チャンクされたエンコード要求によって CPU 使用率が高くなることがある

バグ ID 4882664: 新しい web-app Solaris パッケージの読み込み時にコミットプロセスがハングアップすることがある

バグ ID 4688286: QoS 機能によりメモリーリークが生じる

バグ ID 4928623: 仮想サーバーが複数の urlhost を持つよう設定されている場合に、ホームページの上にマウスを移動してもポート番号が表示されない

バグ ID 4889045: HttpSession.setMaxInactiveInterval() が予期したとおりに機能しない

バグ ID 4880013: アクセスログの表示ページで特定の要求が隠される

バグ ID 4841607: nt-uri-clean 指令によって 404 エラーが発生する

バグ ID 4855807: AIX: watchdog による再起動後に、Web Server がハングする

バグ ID 4871122: 応答オブジェクト内の setDateHeader が適切なタイムゾーンの日付を返さない


SP6 で解決された問題

この節では、Web Server 6.0 SP6 の解決済みの問題を示します。

バグ ID 4842190: 15 を超える言語の Accept Language ヘッダーを受信する際の問題

accept-language ヘッダーに 22 を超える言語タグエントリを追加すると、Web サーバーで HTTP 400 エラーメッセージが生成されます。

バグ ID 4729667: マニュアル: 5.8 OS パッチ 111297-01 では、ns-httpd でファイルが保持される

Web Server を、パッチ ID 111297-01 (SunOS 5.8: /usr/lib/libsendfile.so.1 パッチ) がインストールされている Solaris 8 OE、または Solaris 9 OE のいずれかで実行している場合、ns-httpd プロセスはサーバーが再起動されるまでファイルを保持し続けます。これを回避するには、次のように、nsfc.conf ファイルの TransmitFile パラメータの値を false に設定します。

TransmitFile=false

バグ ID 4801874: ACL_LDAPSessionAllocate が常に LAS_EVAL_FAIL を返す

ACL_LDAPSessionAllocate メソッドは、前回のリリースの Web Server では機能しませんでした。この問題は Web Server 6.0 SP6 で解決されています。また、ACL_LDAPSessionAllocate メソッドの dbname パラメータは、server.xml ファイルの USERDB 要素の id 属性に対応しています。詳細については、install-dir/plugins/nsacl/api-notes.html ファイルを参照してください。

バグ ID 4772309: 不明な AVA エラー

使用される NSS のバージョンが原因で、前回のリリースの Web Server では DN 属性のシリアル番号は認識されていませんでした。Web Server 6.0 SP9 では NSS version 3.3.4.5 を使用します。

バグ ID 4848896: ダイジェスト認証プラグインが、特定の種類の要求によりクラッシュする

Sun ONE Web Server でのダイジェスト認証の問題を解決するには、Sun ONE Directory Server 5.1 SP1 を使用していることを確認してください。

バグ ID 4839875: 共有 ClassCache ディレクトリによる JSP キャッシュのリフレッシュの失敗

Sun ONE Web Server では、共有 ClassCache ディレクトリの使用はサポートされていません。ClassCache ディレクトリを含む各インスタンスディレクトリは、ローカルファイルシステム上に作成する必要があり、NFS ボリューム上には作成できません。

バグ ID 4811418: ダイジェスト認証が失敗する

Sun ONE Web Server でのダイジェスト認証の問題を解決するには、Sun ONE Directory Server 5.1 SP1 を使用していることを確認してください。

バグ ID 4814776: 暗号化されていない iplanetReversiblePassword を持つ digest-auth プラグインで Slapd が失敗する

Sun ONE Web Server でのダイジェスト認証の問題を解決するには、Sun ONE Directory Server 5.1 SP1 を使用していることを確認してください。

バグ ID 4819405: iws からの digestauth プラグインによる slapd プロセスのメモリー増大およびリーク

Sun ONE Web Server でのダイジェスト認証の問題を解決するには、Sun ONE Directory Server 5.1 SP1 を使用していることを確認してください。

バグ ID 4820513: ダイジェスト認証プラグインがスレッドセーフでない

Sun ONE Web Server でのダイジェスト認証の問題を解決するには、Sun ONE Directory Server 5.1 SP1 を使用していることを確認してください。

バグ ID 4849914: 特定の種類の要求による digest-auth プラグインでのメモリーリーク

Sun ONE Web Server でのダイジェスト認証の問題を解決するには、Sun ONE Directory Server 5.1 SP1 を使用していることを確認してください。

バグ ID 4821182: iDS サーバーで digest プラグインが無効な場合に、iWS がクラッシュする

Sun ONE Web Server でのダイジェスト認証の問題を解決するには、Sun ONE Directory Server 5.1 SP1 を使用していることを確認してください。

バグ ID 4838543: NSS のアップグレードに関するバグ

このアップグレードは、CBC モードのブロック符号化方式について Vaudenay Timing Attack で報告されている問題を修正します。

バグ ID 4842574: 誤った形式の要求によるサーバークラッシュ

バグ ID 4793333: サーバーの再起動時に KA サブシステムの SIGSEGV によって ns-httpd がクラッシュする

バグ ID 4822462: 基本認証: 空白文字を含む LDAP uid を認証できない

バグ ID 4803095: SSL ハンドシェークの場合、エラーログにより詳しい情報を記録する必要がある

バグ ID 4738586: NSS: UTF8 文字を含む CN に対するクライアント認証が失敗する

バグ ID 4742527: sendRedirect が http/https 以外の絶対 URL を許可しない

バグ ID 4765538: ファイルがドキュメントルートにないと、shtml 経由で webapp に導入されたサーブレットの呼び出しに失敗する

バグ ID 4823974: フレックスログのバッファーオーバーフローにより HP-UX バージョンの iWS6.0 がクラッシュする

バグ ID 4846815: JDK1.4.1: JSP 要求で大文字と小文字を無視すると、Web Server の JVM がハングアップする

バグ ID 4858026: JSP: 大量のデータをポストしたときの問題

バグ ID 4855546: ログアナライザの脆弱性

バグ ID 4876161: web.xml の url-pattern に最後のバックスラッシュがあると、request.getServletPath() が最後のバックスラッシュを返す

バグ ID 4873882: サーブレット API response.addHeader() で「status」ヘッダーを設定できない


SP5 で解決された問題

この節では、Web Server 6.0 SP5 の解決済みの問題を示します。

バグ ID 4536637: ADM:ACL: Win2k - Netscape 6 を使用して UI を介して ACL ファイルを編集できない

ブラウザが JRE 1.3 以上に対応する Java プラグイン (Netscape Navigator™ 6.0 以上、または JRE 1.3 以上で設定された Internet Explorer) を使用してアプレットを実行する場合は、アプレットにアクセスすると、ブラウザからユーザー名とパスワードの入力が求められます。これは、JRE 1.3 以上で実行される余分なセキュリティーチェックによるものです。

Windows で version 6.x の Netscape Navigator ブラウザを実行している場合は、「アクセスを制限」ページを使用して特定の操作を実行するとブラウザがクラッシュすることがあります。version 7.x の Netscape Navigator ブラウザでは、このようなことは起こりません。この問題は、『Release Notes for Netscape 6 Review Release 1』で詳しく説明されているブラウザ関連の問題によるものです。

バグ ID 4730907: S1WS 6.0 SP3 は WebDAV で使用されるカスタムの HTTP OPTIONS メソッドをサポートしていない

Web Server 6.0 SP5 は、WebDAV クライアントで使用されるカスタムメソッドをサポートしています。OPTIONS メソッドによる問題の場合は、次のように、obj.conf ファイルを編集して Service 指令に method="*" を設定します。

Service method="*" fn="NSServletService"

または

Service method="*" fn="NSServletService" servlet=<servletname>

これを適用できるのは Web アプリケーションの場合のみであり、従来のサーブレットの場合は適用できません。

バグ ID 4698288: getResources(string) メソッドによる iws クラスローダーの問題

Web Server 6.0 SP5 では、ClassLoader は、getResources 関数へのクライアント呼び出しがリソースの使用可能なすべての URL を返すように変更されています。

バグ ID 4633275: iWS では、SSI (Server Side Includes) を含む WML ファイルを適切に処理できない

Web Server 6.0 SP5 では、追加のパラメータ content-type が #config 指令の SHTML タグに追加されています。#config 指令を設定することによって、.shtml ファイルが返す content-type を指定できるようになっています。その例を次に示します。

<!--#config content-type="text/vnd.wap.wml"-->

バグ ID 4673204: iWS 6.x の URL 転送が機能しない/iWS 6.x で URL 転送が機能しない

Web Server 6.0 SP5 では、リダイレクトのために「/」を使用した場合の URL 転送の問題は解決されています。

バグ ID 4540750: SSL サーバーを管理ユーザー以外のユーザーとして実行できない

SSL を使ってセキュリティー保護されたサーバー上で Web Server 6.0 SP5 を実行している場合、サーバーを起動できるのは、ローカルシステムアカウント (管理者) 権限を持つユーザーとしてログインした場合のみです。

バグ ID 4642650: サーブレット/JSP コンテナに絶対 URL を追加できないようにするオプションが必要である

Web Server 6.0 SP5 では、Web アプリケーションの場合、web-apps.xml ファイルを編集して、構成パラメータ redirect-to-absolute-url の値を true または false のいずれかに設定できます。値を true に設定すると、応答ヘッダーの location パラメータの URI に絶対パスが追加されます。その例を次に示します。

<config-param>
    <param-name>redirect-to-absolute-url</param-name>
    <param-value>true</param-value>
</config-param>

この修正は従来のサーブレットには適用されません。

バグ ID 4633798: MS IE で ACL が適切に設定されない

Web Server 6.0 SP5 では、この問題は、Internet Explorer 5.0 SP2、および Internet Explorer 5.5 以上では解決されています。

バグ ID 4593181: system.out をエラーログに記録できない

この問題は Web Server 6.0 SP5 では解決されています。詳細については、「magnus.conf の指令の改良」を参照してください。

バグ ID 4722738: jvm12.conf の -Xbootclasspath エントリで「/p」および「/a」フラグが機能しない

Web Server 6.0 SP5 では、config/jvm12.conf ファイルを編集して jvm.option の値を次のように設定することで、bootclasspath 設定を変更できます。

その例を次に示します。

  1. jvm.option=-Xbootclasspath:<path...>

      ここで、<path...> は、start-jvm のランタイムクラスパスをオーバーライドするパスを指定します。

  2. jvm.option=-Xbootclasspath/p:<path...>

      ここで、<path...> は、start-jvm のランタイムクラスパスまたは (1) でオーバーライドされた bootclasspath に先行するパスを指定します。

  3. jvm.option=-Xbootclasspath/a:<path...>

      ここで、<path...> は、start-jvm のランタイムクラスパスまたは (1) でオーバーライドされた bootclasspath に追加するパスを指定します。

注: AIX 以外のすべてのプラットフォームでは、-Xbootclasspath オプションのあとに /a または /p オプションを指定することもできます。その場合、指定順序は特に重要ではありません。

推奨される順序は次のとおりです。

jvm.option=-Xbootclasspath:<path...>

指定しない場合、デフォルトでは start-jvm 内のランタイムクラスパスがとられます。

jvm.option=-Xbootclasspath/p:<path...>

jvm.option=-Xbootclasspath/a:<path...>


バグ ID 4735848: IOTimeout magnus 指令を設定すると起動の警告が表示される

Sun ONE Web Server では、IOTimeout 指令として記載されていた機能は magnus.conf 指令 AcceptTimeout によって実行されます。詳細については、「マニュアルの訂正事項」の節の注を参照してください。

バグ ID 4673404: 設定済みの基本 DN の下のサブツリーを分散管理で検索できない

定義された範囲内でグループ ID が重複していると、グループが ACL に指定されている場合に内部エラーが記録されることがありました。

バグ ID 4684892: ユーザーが管理サーバーのユーザーでない限り、ログのローテーションが失敗する

Administration Server と cron デーモンを適切に機能させるには、cron ベースのログのローテーションのルートとして実行する必要があります。

バグ ID 4770629: 識別名に UID がない場合、Web Server では常にユーザーが入力できる。この問題は、LDAP 内のユーザーの DN エントリに「UID=」が指定されていない場合に見られることがある

Web Server 6.0 SP5 では、Directory Server のユーザーに対するこの認証関連のセキュリティーの問題は解決されています。

バグ ID 4655896: BufferedInputStream が機能しない

バグ ID 4536127: その他: 検索: Verity セッションを開くことができない

バグ ID 4646986: iWS6.0sp2: context.global.sessionExpireOnClose=false が機能しない

バグ ID 4713916: 応答オブジェクト内の setDateHeader が 4 桁の日付を返さない

バグ ID 4682434: 環境変数の取得に失敗した CGI スクリプトが実行に失敗する

バグ ID 4696994: iWS6.0 SP1 の util_hostname が iWS4.1SP9 とは異なる動作をする

バグ ID 4723503: CGI でパス情報が切り捨てられる

バグ ID 4641605: たいていの場合、ページバッファーが指定されている JSP Pages が無視される

バグ ID 4655889: 従来の JSP ページのコンパイルと同期の問題

バグ ID 4657029: 特定のヘッダーが、IE への返信時にサーバーから無視されるように見える

バグ ID 4635659: iWSSessionManager のバグ: MaxProcs > 1 の場合、JSP を実行できない

バグ ID 4665097: server.xml にエラーログファイルを指定するときに、従来のサーブレットが機能しない

バグ ID 4593111: 複数の外部トークンを含む証明書を要求すると失敗する

バグ ID 4703090: PATH_INFO の問題

バグ ID 4538883: 検索: html または ascii コレクションの追加時の「ワトソン博士」

バグ ID 4710819: 相対パスでの perl cgi の実行

バグ ID 4661123: MaxCGIStubs、MinCGIStubs、および CGIStubIdleTimeout 指令が無視される

バグ ID 4650496: LDAP 送信のフェイルオーバー。Client-cert 認証。最初のアクセスは拒否される

バグ ID 4707996: magnus.conf ファイルのコメントによってスローされる例外

バグ ID 4725027: 管理サーバーの「証明書の移行」機能が中断される

バグ ID 4742873: Web Server ではデフォルトとして xml mime タイプを追加する必要がある


SP4 で解決された問題

この節では、Web Server 6.0 SP4 の解決済みの問題を示します。

バグ ID 4713024: 検索エンジンの任意のファイル公開の脆弱性

Web Server 6.0 SP4 では、URL またはパターンファイルのパス内で検索パターン「..」を使用することはできません。

バグ ID 4707395: DOS: 転送エンコーディングのバグ

チャンクエンコーディングを含むバッファーオーバーフローによるセキュリティー上の問題は、Web Server 6.0 SP4 では解決されています。


SP3 で解決された問題

この節では、Web Server 6.0 SP3 の解決済みの問題を示します。

バグ ID 4536410 (562171): SSL: IE に対する cert Manage Certificate を選択すると実行時エラーが発生する

この実行時エラーメッセージは、Internet Explorer 5.5 に特有のものでした。現在はダウンロードできなくなっています。IE 5.5 Service Pack 2 その他のバージョンの Internet Explorer では表示されません。

バグ ID 4536442 (562558): 仮想サーバー: ACL アクセスが無効であるときにサーバーエラーが発生した

Web Server 6.0 SP3 では、サーバーレベルでアクセス制御が無効になっている場合でも、仮想サーバーはどのクラスの下にあっても正常に機能します。

バグ ID 4536399 (562134):LDAP と SSL を使用して分散管理を行うことができない

Web Server 6.0 SP3 では、CA 証明書が適切にインストールされていれば、SSL 経由の LDAP で分散管理機能を円滑に使用できます。CA 証明書のインストールの詳細については、『iPlanet Web Server, Enterprise Edition 管理者ガイド』を参照してください。

バグ ID 4541660 (525692): SSL が適用されているクラスタを追加できない

Web Server 6.0 SP3 では、SSL が適用されているクラスタにサーバーを追加することができます。

バグ ID 4536879 (553613): 現在のアクティビティーの監視: SSL 対応のサーバーを監視できない

Web Server 6.0 SP3 では、SSL を使用するサーバーの現在のアクティビティーを正確に監視することができます。

バグ ID 4582824: http ヘッダーとプラグインプログラムの 2 バイト文字

Web Server 6.0 SP3 では、server-id/config/web-apps.xml ファイル内の構成パラメータ use-responseCT-for-headers を yes、true、または on のいずれかの値に設定することによって、応答ヘッダーエンコーディングを web-app レベルまたは仮想サーバーレベルのいずれかで使用できます。web-app の設定は、仮想サーバーレベルの設定をオーバーライドします。

次の例では、パラメータ値を false に設定することによって、web-app レベルで応答ヘッダーエンコーディングが無効になっています。

<vs>
™ <config-param>
™ ™ <param-name>use-responseCT-for-headers</param-name>
™ ™ <param-value>on</param-value>
™ </config-param>

<web-app uri="/jakarta" dir="/export/home/ramach/Rtm1026/ns/server/work/B1/Sun
OS5.6_DBG.OBJ/docs/jakarta" enable="true">
™ <config-param>
™ ™ <param-name>use-responseCT-for-headers</param-name>
™ ™ <param-value>false</param-value>
™ </config-param>
</web-app>
</vs>

注: 従来のサーブレットを使用している場合に応答ヘッダーエンコーディングを有効にするには、server-id/config/context.properties ファイル内のパラメータ context.global.use-responseCT-for-headers の値を true に設定します。この機能を無効にするには、このパラメータの値を false に設定します。

ブ ラウザの問題により、Solaris 2.8 上の Netscape ブラウザの version 4.7 以上で韓国語の文字セットを使用すると、「File Save」ダイアログボックスに文字が正しく表示されません。バグは Netscape Communications Corporation のファイルに保存されています。

このリリースでは、server-id/config/obj.conf ファイル内の関数 index-common 内の urlencoding パラメータの値を off に設定すると、エンコードしたディレクトリのインデックスのリストが有効になります。その例を次に示します。

Service method=(GET|HEAD) type=magnus-internal/directory fn=index-common urlencoding="off"

バグ ID 4539568: SSL LDAP サーバーを含む SSL 以外の Web サーバーの下に ACL を作成できない

Sun ONE Web Server インストールを SSL LDAP サーバーを使用するように構成している場合は、少なくとも次の 1 つがあることを確認する必要があります。

Web Server 6.0 SP3 では、バインドエラーの際、LDAP バインドエラーメッセージが表示されます。

バグ ID 4653116: 『NSAPI プログラマーズガイド』のデータ構造に関する付録を更新する必要がある

Web Server 6.0 SP3 では、『iPlanet Web Server, Enterprise Edition NSAPI プログラマーズガイド』に、通常の要求処理プロセスの変更の原因となる条件について説明している「関数フローに対する変更」というタイトルの新しい節があります。また、データ構造に関する付録では、request データ構造に関する節が更新されています。

バグ ID 4537817: ADM: web-apps: state セクションの下に「Remove」オプションを追加する必要がある

Web Server 6.0 SP3 では、Web アプリケーションと関連付けられた web-apps ファイルの名前を指定しない場合に Web アプリケーションを削除すると、対応する web-apps ファイルが自動的に削除され、それに関連付けられた server.xml ファイル内のエントリが削除されます。ただし、削除する前に、削除したいアプリケーションと関連付けられた web-apps ファイルを参照するサーバーインスタンスがほかにないことを確認する必要があります。

バグ ID 4527108: 特定の .htacess ファイル形式のエントリが 52 以上になると、サーバーが再起動する

Web Server 6.0 SP3 では、.htaccess ファイル内で require 指令の数が 50 を超える場合、または allow または deny 指令の下のエントリの数が 50 を超える場合、それ以降のエントリは無視され、サーバールートディレクトリ内の https-server_name/logs/errors にあるエラーログファイルにエラーが記録されます。

バグ ID 4536034: iWS で動作する verbose:gc オプションを実装する

Web Server 6.0 SP3 では、jvm.verboseMode パラメータに指定できる値は、gc、class、および jni です。デフォルトは gc です。パラメータ値は大文字と小文字が区別されることに注意してください。

バグ ID 4672869: MBCS version Windows 2K: jsp に %81 〜 %99 を追加すると、ソースコードが表示される

Web Server 6.0 SP3 が複数バイト文字セットを使って Windows システム上で稼動している場合、URI を指定するときは、URI のパスのコンポーネント (つまり、パス、ファイル名、およびパス情報。ただし、照会を含まない) が 257 バイト以下になるようにしてください。

たとえば、URI /cgi-bin/printenv.pl/foo/bar?name=value 内では、リソースへのパス (/cgi-bin/printenv.pl) とパス情報 (/foo/bar) を合わせて 257 バイトを超えないようにする必要があります。

バグ ID 4551521 (554201): HP-UX: HP の場合、24 時間以上の負荷テストにおいてヒープが線形成長する

Web Server 6.0 SP3 では、デフォルトでパラメータ jvm.stickyAttach が jvm12.conf ファイル内で 1 に設定され、メモリーフットプリント成長が制御されます。

バグ ID 4638330: SNMP のセキュリティーアドバイザに、脆弱性の可能性が報告された

Web Server 6.0 SP3 は、堅牢かつセキュリティー保護された SNMP トラップ処理および要求処理をサポートするよう拡張されました。詳細については、以下の Cert Advisory 番号を参照してください。

バグ ID 4674755: iws6.x でのバッファーオーバーフローの問題

検索機能のバッファーオーバーフローの問題は、Web Server 6.0 SP3 で解決されました。

バグ ID 4655840: ACL キャッシュが ACL 認証の SSL 方式ではうまくいかない

バグ ID 4623309: ルート CA 証明書が iWS 6.0 に正しくインポートされない

バグ ID 4624104: NSAPI SAF send-cgi でクラッシュが発生する

バグ ID 4624881: サーブレット: iWS が追加の接続ヘッダーを応答に追加する

バグ ID 4633588: ロールベースの認証は、ルートディレクトリとともに URI として導入された Web アプリケーションで機能しない

バグ ID 4548524 (558970): サイレントインストール: ポート番号用に追加されたオプション

バグ ID 4549431 (554941): iWS 6.0 SP1 の上に サブコンポーネント 2、4、または 5 をインストールすると、エラーが発生する

バグ ID 4549640 (555532) (Windows のみ): インストール: JVM を読み込めない

バグ ID 4549406 (554863): iWS 6.0 の上に iWS 6.0 SP1 をインストールすると、サイレントインストールが中断される


SP2 で解決された問題

この節では、Web Server 6.0 SP2 の解決済みの問題を示します。

バグ ID 556138: キープアライブサブシステムの負荷が小さいときは待ち時間が長くなり、負荷が大きいときは CPU 使用量が多くなる

Web Server 6.0 SP2 では、負荷が非常に小さいときの待ち時間は短縮され、負荷が非常に大きいときのスループットが増大されました。詳細については、『iPlanet Web Server, Enterprise Edition Version 6.0SP2 リリースノート』を参照してください。

バグ ID 548237: ユーザーエージェントに基づいた動作/機能の変更

Web Server 6.0 SP2 では、<Client> タグを obj.conf ファイルで使用することによって、特定のブラウザの動作をカスタマイズできます。たとえば次の obj.conf 指令は、ユーザーが Microsoft Internet Explorer (MSIE) ブラウザを使用しているかどうかに基づき、さまざまなコンテンツを処理するように Web Server に指示します。

<Client browser="*MSIE*">
    NameTrans fn="document-root" root="$docroot/MSIE"
</Client>
    NameTrans fn="document-root" root="$docroot"

バグ ID 532427: SSL と Microsoft Internet Explorer との相互運用性

Microsoft Internet Explorer (MSIE) による SSL version 3 (SSLv3) と Transport Layer Security (TLS) のキープアライブ接続の取り扱い方のために、Web Server のような Microsoft 製以外の Web サーバーとの間で相互運用性問題が発生します。SSL (https://) 接続を通して Web サーバーにアクセスすると、エラーメッセージやブランクページを Internet Explorer が表示することがあります。

Web Server 6.0 SP2 には、この問題を解決するためとして新しい機能が導入されています。次の 2 つの方法が可能です。

  1. サーバーの obj.conf ファイルの <Object name="default"> のすぐ下に次の行を追加します。

    AuthTrans fn="match-browser" browser="*MSIE*" ssl-unclean-shutdown="true"

このコードは、MSIE ブラウザから SSLv3 接続を閉じるときに close_notify アラートを送信しないようにサーバーに指示します。close_notify パケットは SSLv3 と TLS の仕様では必要な要素ですが、MSIE はこのパケットを正しく解釈しません。

close_notify パケットは、接続が閉じられつつあることをトランザクションの相手に通知することを目的として SSLv3 と TLS の接続で使用されます。Web Server に close_notify パケットを送信しないように指示すると、MSIE がトランケーション攻撃にさらされる可能性があります。

  1. サーバーの obj.conf ファイルの <Object name="default"> のすぐ下に次の行を追加します。

    AuthTrans fn="match-browser" browser="*MSIE*" keep-alive="disabled"

このコードは、Internet Explorer ブラウザに対するキープアライブ接続を無効にするようサーバーに指示します。キープアライブ接続を無効にすると、サーバーのパフォーマンスが劣化するおそれがあります。

バグ ID 550648 (NT のみ): サイレントインストール: NT ではうまくいかない

バグ ID 556697: magnus.conf で 'AsyncDns on' を設定するとサーバーが不安定になる

バグ ID 553079: SSL: rsa_rc4_128_sha を適切に配置する必要がある

バグ ID 555848: SSLPARAMS エラーメッセージがわかりにくい

バグ ID 555347: WDEPLOY GUI: 2 つの同じ URI を 2 つのディレクトリに導入できるようになっている

バグ ID 551863: wdeploy で -d を省略すると、ディレクトリ (document root の下) が作成されない

バグ ID 555814: WDEPLOY GUI: URI の再入力時に入力欄を空欄にすると、内部エラーが発生する

バグ ID 557009: IWS_SERVER_HOME にスペースがあると wdeploy.bat が動作しない (例: "C:\Program Files\...")

バグ ID 559051: WDEPLOY GUI: ユーザーが 2 つの同じ URI を編集できるようになっている

バグ ID 548386: インストールパスにスペース文字が含まれていると管理上の問題が発生する

バグ ID 555875: Web アプリケーションサンプル: サーブレットサンプルファイルの一部に小さいアイコンがない (jakarta-examples)

バグ ID 552008: WDEPLOY: 無効な .war ファイルのファイル名が報告されない

バグ ID 553841: <Client> タグの機能

バグ ID 552206: インスタンスを追加する際に Version ファイルが ClassCache ディレクトリにない

バグ ID 555373: security-constraint の url-patterns で拡張子のマッピングをサポートする必要があ る

バグ ID 551333: コンテンツは有効であるにもかかわらず getInputStream.available() が例外をスローする

バグ ID 552908: form-login セッションマネージャーの動作に問題がある

バグ ID 540088: Web アプリケーションが iDS5.0 ロールをサポートしていない

バグ ID 557875: SP1 のリグレッション: Web アプリケーションサーブレットが自動再読み込みされない

バグ ID 555913: invoker servlet が設定されている Web アプリケーションの servlet/ に対して要求を行うとサーバーがクラッシュする

バグ ID 557270: web.xml <session-config> が VS 全体のセッションマネージャーの web-apps.xml 構成をオーバーライドしない

バグ ID 552758: magnus.conf に定義する init 指令は複数の行に分割できない

バグ ID 554676: サーバーをルートとして起動しルート以外のユーザーとして稼動すると再構成エラーとなる

バグ ID 559204: ホスト名にハイフン (-) が含まれているとテンプレート化されたインストールが失敗する

バグ ID 556730: iWS6.0 SP1 を ion でアンインストールしても実行中プロセスが停止しない

バグ ID 554801: 管理: UI を使用した新しいアクセスログの作成が正しく動作しない

バグ ID 555144: ユーザーインタフェース: NT と W2K におけるサーバーページの追加機能を改良する必要がある

バグ ID 556134: 移行: Manage Server のプラットフォーム間の整合性に問題がある

バグ ID 555978: ユーザーインタフェース: Nav.6.01ではクラスタコントロールの「表示」ボタンが動作しない

バグ ID 555517: チャンク要求の場合、タイムアウトが正しく動作しない

バグ ID 556529: (Windows Installer): ライセンスファイルがワードラップされずフォーマットが不良である

バグ ID 558681: クラスタ管理ユーザーインタフェース: サーバーの再起動時、ステータスフィールドに間違ったステータスが示される

バグ ID 554488: 管理: VS のレポートを生成できないことがある

バグ ID 554491: 管理: NT、mime.types の型の一部が繰り返される

バグ ID 557679: 6.0 から 6.0SP1 にアップグレードすると複数のエントリが start-jvm に入る

バグ ID 354145: 管理サーバーから大きいログを表示すると時間がかかる

バグ ID 557652: サーバーが NT に関する MaxProcs 設定値を無視しない

バグ ID 557285: Administration Server のエラーログ行が長く読みにくい

バグ ID 553737: AcceptLanguage が移行されない

バグ ID 557765: nsapi.h には間違った vs_is_default_vs() マクロが含まれている

バグ ID 553002: NFS を通してファイルにアクセスすると断続的 fork() がハングアップする

バグ ID 558278: dbswitch.conf の LDAP エントリの設定がまちがっているのでクラッシュする

バグ ID 556642: ライセンスファイルにブランク行が 1 行余分に入っている

バグ ID 546926: 検索エンジンが一部のハイビット文字をインデックスしない

バグ ID 556074: マニュアル: StrictHttpHeaders のデフォルト値がオンである

バグ ID 559705: 管理: Global|SNMP Master Trap Warning が "managerwhich" または "communitystring" を表示する

バグ ID 558501: 引用符が charset 値から外されない

バグ ID 553055: match-browser 機能がない

バグ ID 557766: stats-xml 要素を個々に選択して無効にできる

バグ ID 557278: Administration Server がアクセスログに埋めこまれた HTML コードを表示する

バグ ID 557461: iWS60 が Windows 媒体コンテンツについて 400 (Bad Request) の応答を発行する


SP1 で解決された問題

この節では、Web Server 6.0 SP1 の解決済みの問題を示します。

バグ ID 550665: CGI プログラムの場所に相対 URI を指定すると、ヘッダーが機能しない

以前のバージョンのサーバーでは、ブラウザを別の場所にリダイレクトする CGI プログラムを、URL (http://server/index.html など) または絶対 URI (/index.html など) で指定する必要がありました。SP1 以降は、index.html のような相対 URI も使用可能です。

バグ ID 544444: サーバーが要求の処理に使用した時間は、記録する手段がない

SP1 以前は、サーバーが要求の処理に使用した時間を記録する手段がありませんでした。SP1 では、新しいフレックスログ形式の変数 %duration% が追加されています。%duration% は、サーバーが要求の処理に使用した時間をミリ秒単位で記録します。%duration% を使用するためには、サーバーインスタンスの統計情報を有効にする必要があります。統計情報を有効にする方法については、『iPlanet Web Server, Enterprise Edition 管理者ガイド』を参照してください。ログファイル形式の詳細については、『iPlanet Web Server, Enterprise Edition NSAPI プログラマーズガイド』および『iPlanet Web Server, Enterprise Edition 管理者ガイド』を参照してください。

バグ ID 550505: キープアライブサブシステムがいっぱいになった回数をサーバーが記録しない

SP1 以前は、キープアライブサブシステムがいっぱいになった場合に記録する手段がありませんでした。SP1 では、キープアライブサブシステムがいっぱいになったために接続がキープアライブサブシステムに追加されなかった回数をサーバーが記録します。この情報は、.perf 出力に KeepAliveRefusals として示されます。.perf の詳細については、『iPlanet Web Server 6.0 Performance Tuning, Sizing, and Scaling Guide』を参照してください。

バグ ID 549754: エラーページに、任意の URI を使用できない

SP1 以前は、JSP ページや SHTML ページなどの任意のサーバーリソースは、エラーページに使用することができませんでした。SP1 では、send-error エラー SAF に uri パラメータが追加されています。 uri は、エラーが発生したときに使用するリソースの URI を指定します。

obj.conf 内の次の 2 行を参照してください。

Error fn="send-error" reason="Not Found" uri="/notfound.jsp" path="/usr/iplanet/servers/docs/notfound.html"

最初の行は、存在しない URI をクライアントが要求した場合に、そのクライアントが /notfound.jsp を要求したものとして send-error が動作するように指示します。/notfound.jsp へのアクセス時にエラーが発生すると、/usr/iplanet/servers/docs/notfound.html の HTML ファイルが代わりに表示されます。send-error エラー SAF の詳細については、『iPlanet Web Server, Enterprise Edition NSAPI プログラマーズガイド』を参照してください。

バグ ID 554157 および 551659: 検索: IE を使用すると「ガイド付き検索」の画面が表示されない

バグ ID 553775: JAVA: SECURITY 認証ルールがロールマッピングによって壊れる

バグ ID 547682: JDK 1.3.1 で、Classic JVM を使用した出力のパラメータに問題が発生する

バグ ID 551907: Web アプリケーションのクラスが変更されると、フィルタの再読み込みが実行されない

バグ ID 554353: 移行: virtual.conf 経由でのハードウェア仮想サーバーの移行時に、移行ページでエラーが発生する

バグ ID 554465: wdeploy: サーバーインスタンスを実行していない場合、hard delete (物理的な削除) が失敗する

バグ ID 555730: 移行: NT 上で、移行したサーバーインスタンスを起動できない

バグ ID 546765: 特定の SAF で NCA が機能しない

バグ ID 545375: VS: IP に「any」、「ANY」、「INADDR_ANY」を指定すると、一致する IP を抽出できない

バグ ID 545609: obj.conf によって構成されたハードウェア仮想サーバーを正しく移行できない

バグ ID 552229: Web アプリケーション: JAXP v 1.1 が DTD に準拠しているのでサンプルの HelloWorld.war を更新する必要がある

バグ ID 550920: .jar ファイルに含まれるリソースで getResource() が動作しない

バグ ID 552001: WDEPLOY: [-n] パラメータのデータ型のチェックを行う必要がある

バグ ID 551491: FileStore が init エラーを報告しない

バグ ID 551144: 新しい NSS 符号化方式が自動的に有効になる

バグ ID 551103: 直列化修正により、JSP 再コンパイルエラーが生じる

バグ ID 549900、549774: ドキュメントルートでダッシュ (-) がサポートされていない

バグ ID 549762: Java Web アプリケーションの管理画面で、存在しない Web アプリケーションの XML ファイルを作成しようとしても、そのファイルが作成されない

バグ ID 549749: デフォルト以外の仮想サーバーで wdeploy が動作しない

バグ ID 549618: VS: 「any」を選択すると、グループメンバーを追加できない

バグ ID 543265: 管理: 分散管理のデフォルトのプロンプトが「' '」で表示されてしまう

バグ ID 538648: VS: デフォルトの仮想サーバーの状態を「off」にできない

バグ ID 543245: LDAP サーバーが停止していると、分散管理でエラーが発生し、Web サーバーの管理サーバーにアクセスできない

バグ ID 550847: JAXP XML パーサーを v1.1 に更新する (現在は 1.0.1)

バグ ID 551863: wdeploy で -d を省略すると、ディレクトリ (document root の下) が作成されない

バグ ID 549749: セッションのフェイルオーバーおよびパーシスタンスが古いバージョンのサーブレットで動作しない

バグ ID 551553: 移行-JSP: iWS 4.1 から iWS 6.0 に JSP を移行する際に、サーブレットサービス例外が発生する

バグ ID 552516: JAVA: 有効なユーザーを認証できない

バグ ID 549797: セッションマネージャーが指定されていない場合、セッションが追跡されない

バグ ID 543748: jvm.serializeFirstRequest=1 が正しく動作しない

バグ ID 543882: URL-Pattern サフィックスの照合で、目的のマッピングを見つけられない

バグ ID 549541: 分散管理: プリファレンスの ACL を特定のユーザーに設定すると、「Browse」ボタンをクリックしたときに「Permission Denied」が表示される

バグ ID 531704: NSAPI 構成を 4.X から 6.0 に移行できない

バグ ID 537073 (NT のみ): Migrate Server Page がエラーを出力する

バグ ID 542994: このリリースのサーバーでは AsyncDNS がサポートされていない

バグ ID 519936: 待機ソケットで余分なスペースを入力すると、エラーが発生する

バグ ID 544385: クラスタのヘルプ

バグ ID 544449: 待機ソケットのテーブル IP が「Any」に設定されていると、待機ソケットの編集でグループ設定を変更できない

バグ ID 544902: 仮想サーバーのユーザーインタフェースで、待機ソケット ID および仮想サーバー ID に、「.」および「-」の文字を使用できない

バグ ID 545947: magnus.conf を複数のクラスタに一度に転送できない

バグ ID 535158: JDK version 1.2.2_07 の使用時にサーバーを停止できない

バグ ID 543691: メールおよびニュースのコレクションの URL に物理パスが表示される

バグ ID 539908: 個別の仮想サーバーに関するサーバー統計情報のレポートを生成できない

バグ ID 542976: 分散管理: 「Allow end user access: = no」のときに内部エラーが発生する

バグ ID 543876: 言語リストの管理で「method Not allowed」というエラーが表示される

バグ ID 543902: ACL ファイルがエントリを示している場合、そのユーザーのエントリが Administration Server のユーザーインタフェースに表示されない

バグ ID 545568: 分散管理でのエンドユーザーのアクセスで、ログインに関するユーザーページが読み込まれない

バグ ID 544902: (Solaris のみ) JVM オプション: デフォルトの JVM オプションが最適なオプションになっていない

バグ ID 545874 (Windows NT のみ): コレクションの作成やメンテナンスでエラーが発生する可能性がある

バグ ID 543196: (Windows NT のみ) 2 つのコレクションを追加すると、システムがハングアップする


既知の問題と解決策

この節では、既知の問題を示します。情報は、次の項目に分類されています。

インストールと移行

バグ ID 5013974: Java が無効になっているインスタンスが Web Server の移行に失敗する

Web Server 4.1 をインストールする際に、オプション 1、2、および 8 を指定すると、つまり Java サポートを選択しないと、jvm12.confrules.properties、および servlets.properties ファイルは作成されません。

このインスタンスを Web Server 6.0 に移行すると、移行したサーバーもこれらのファイルを取得しません。Web Server 6.0 はこのような Java サポートなしの構成をサポートしていません。

回避方法

Java なしで Web Server 4.1 をインストールしてから Web Server 6.0 に移行する場合は、3 つのファイル (jvm12.confrules.properties、および servlets.properties) を、Web Server 60 インスタンスから移行したサーバーにコピーします。

一般

バグ ID 4975675: サーバーのロード中は、Application Server ロードバランサの xml ファイルの動的再構成に失敗する

バグ ID 5014545: SSI: パスパラメータが適切に渡されない SSI が複数含まれている

バグ ID 4991487: SEC_ERROR_BAD_DATABASE エラー

DBM のメモリー内キャッシュが可能な最大サイズに達すると、NSS からエラーが記録されます。このような動作になると、DBM はメモリー空間を拡大するために一時ファイルを作成しようとします。一時ファイルの作成に失敗すると、次のエラーを記録し始めます。

[11/Dec/2003:10:52:54] failure (20073): Error receiving connection (SEC_ERROR_BAD_DATABASE - Problem using certificate or key database)
[11/Dec/2003:10:52:54] failure (20073): Error receiving connection (SEC_ERROR_BAD_DATABASE - Problem using certificate or key database)
[11/Dec/2003:10:52:54] failure (20073): Error receiving connection (SEC_ERROR_BAD_DATABASE - Problem using certificate or key database)

このようにして、SEC_ERROR_BAD_DATABASE エラーが発生します。

回避方法

Web Server ユーザーが書き込み可能なファイルシステム (ディレクトリ) を指すように、Web Server の起動スクリプトで $TMP を設定します。

バグ ID 4963468: ACL ショートカットが行われると、「リスト」権限がディレクトリのリスト表示に効力を発揮しない

Sun ONE Web Server 6.1 管理者ガイド』によれば、インデックスを含まないディレクトリからディレクトリのリストを取得するために list 権限が必要になります。しかし、適切な ACL によって list 権限が拒否された場合でも、ディレクトリのリストを取得できます。このため、ディレクトリのインデックス作成を制限する必要がある場合は、list 権限を拒否するだけでなく、『管理者ガイド』の「コンテンツ管理の章で説明されている方法でインデックス作成も無効にすることをお勧めします。

バグ ID 4842812: アクセスの制限アプレットが Mac ブラウザで機能しない

アクセス制御アプレットは、Mac OS 上のブラウザでは動作しません。これは、Java メソッドで JavaScript™ メソッドから呼び出すことができる LiveConnect 機能が、サポートされていないためです。これは、Mac OS に付属しているブラウザプラグインに固有の問題によるものです。管理サーバーのユーザーインタフェースを使用してアクセスの制限操作を実行するには、別の プラットフォーム上のブラウザを使用する必要があります。

バグ ID 4900922: 3.6 から 6.0 への証明書の移行

Netscape Enterprise Web Server 3.6 から Sun ONE Web Server 6.x への証明書の移行はサポートされていません。

バグ ID 4929913: 検索エンジンによって PDF からインデックス FTS 情報 (FTS_Author/FTS_Title) が抽出されない

回避方法

install-dir/plugins/search/common/style/pdf/style.ddd ファイルを次のように編集します。

バグ ID 4880304: 移行時に構成ファイルが適切に削除または変更されない

  1. Web Server の version 4.1 リリースから 6.0 リリースへの移行の際は、magnus.conf ファイルの Address 指令も不必要に移行されます。これによって、サーバー起動時に「Warning ( ): Address directive ignored」という警告メッセージが表示されます。
  2. iPlanet Web Server, Enterprise Edition インストールガイド』には、iPlanet Web Server 4.x Web アプリケーションで MMapSessionManager をセッションマネージャーのクラス名として指定した場合は、移行してもアプリケーションが変更されないことがあると記載されています。しかし、SessionManager のパッケージ名は Web Server の version 4.1 の com.netscape.server.http.session から version 6.0 の com.iplanet.server.http.session に変更されているため、これは正しくありません。

バグ ID 4856890: JDK 1.4 バージョンでは I18N サーブレットおよび JSP が失敗する

国際文字エンコーディングを定義する Web Server ファイルの名前は、JDK 1.4 では i18n.jar です。しかし、このファイルには charsets.jar という名前が付けられています。このような不一致があるため、正しいファイルの Web リソースの文字エンコーディングを解決できません。

回避方法

<install-dir>/https-admserv/start-jvm ディレクトリにあるファイル i18n.jar の名前を charsets.jar に変更してから、サーバーを再起動します。

バグ ID 4707739: JDK の読み込みについての問題

回避方法

Web Server 6.0 SP5 に付属している server-id/https-admserv/start-jvm ファイルを使用して、JVM 環境設定を行うことができます。サーバーは、server-id/https-admserv ディレクトリにあるファイルのうち、名前が start- で始まるファイルが構成ファイルと見なします。そのため、カスタム構成アクティビティーの場合は、ファイル名を start- で始めるようにすることで、server-id/https-admserv ディレクトリに構成ファイルを追加できます。

バグ ID 4735410: .perf ユーティリティーを正しく構成する方法についての情報がない

回避方法

perfdump を有効にするには、.perf Nametrans 指令がデフォルトオブジェクトの document-root Nametrans 指令の前に指定されていることを確認してください。その例を次に示します。

NameTrans fn=assign-name from="/.perf" name="perf"

NameTrans fn=document-root root=/usr/server1/docs


バグ ID 4728951: POST 要求を使って圧縮されたファイルをアップロードしているときにエラーが発生した

回避方法

Web Server 6.0 SP5 では、バイナリデータを読み取る NSAPI プログラムを作成する際に netbuf_getc 関数を使用すると、ネットワークエラーの発生時に重大なパフォーマンスのオーバーヘッドが発生することがあります。バイナリデータの読み取りには、代わりに netbuf_getbytes 関数を使用できます。

構文:

NSAPI_PUBLIC int netbuf_getbytes(netbuf *buf, char *buffer, int size)

戻り値:

ネットワークバッファーから読み取られた合計バイト数。エラーが発生した場合は、NETBUF_EOF または NETBUF_ERROR が返されます。

パラメータ:

netbuf *buf: バイトの取得元のネットワークバッファー

char *buffer: バイトの取得元の文字配列

int size: 文字配列の初期サイズ

バグ ID 4738873: Reconfig がコンソール上にメッセージをスローする

回避方法

Web Server 6.0 SP5 では、コマンド行で reconfig コマンドを実行することで、または管理サーバーから「Load Configuration」オプションを適用することでサーバーを動的に再構成すると、コンソールに追加の情報メッセージが表示されます。これらのメッセージはプレフィックス info: で識別され、無視しても問題ありません。

バグ ID 4680491: CSS によって iWS 6.0 のログに oserr=130 が記録される

回避方法

Sun ONE Web Server で CSS (Cisco Content Services Switch) を使用しているときに、CSS の スティッキービット設定の値がオンに設定されている場合は、定期的にエラーログに次のエラーが記録されます。

failure ( 2210): Error accepting connection -5928, oserr=130 (Connect aborted)

この原因は Sun ONE Web Server の欠陥によるものではなく、CSS のスティッキービットの設定によるものです。エラーの記録を回避するには、CSS のスティッキービットの値をオフに設定してください。

バグ ID 4615230: 変更したドキュメントルートディレクトリの検索コレクションを作成できない

回避方法

Web Server 6.0 SP5 では、新しいドキュメントルートディレクトリのインデックス作成の際は、管理サーバーで「<server instance」> 「Virtual Server Class」>「Default Class」>「Content Mgmt」>「Additional Document Directories」に移動して、新しいディレクトリのマッピングを作成します。これで、新しいディレクトリが「Search」>「New Collection」ディレクトリのインデックスオプションに表示されます。

バグ ID 4652585: 分散管理を有効にすると、6.0.x のローカル管理ユーザーが無効になる

回避方法

分散管理を有効にする前に、ローカルのスーパーユーザーの名前とパスワード (インストール時に指定したユーザー名とパスワード) を持つユーザーを作成し、そのユーザーを分散管理グループに追加します。

バグ ID 4659434: Web アプリケーションによって URI を /search として作成できる

回避方法

Web アプリケーションを導入する際に予約されている URI を使用しないでください。/search は予約されている URI であるため、導入用の URI として使用しないでください。予約されている URI のリストについては、『iPlanet Web Server, Enterprise Edition NSAPI プログラマーズガイド』の obj.conf ファイル指令を参照してください。


バグ ID 4658415: スタックサイズが大きいと、JDK 1.3 の JVM で問題が発生する

回避方法

スタックサイズの要件は JDK のバージョンによって異なります。使用している JDK のバージョンが Web Server 6.0 SP5 に付属しているデフォルトの JDK とは異なる場合は、スタックオーバーフローの問題が発生することがあります。このような場合は、server-id/config/magnus.conf ファイル内の StackSize 指令を編集して、要求処理スレッドのスタックサイズを変更してください。JDK 1.2.2 (Solaris の場合) および JDK 1.3.1 のスタックサイズの制限は次のとおりです。

バグ ID 4618374: iWS で、クライアントとサーバー間で渡される cookie が不必要に復号化される

回避方法

デフォルトの cookie のエンコーディングを回避するには、server-root/server-instanceconfig/contexts.properties ファイル内の context.global.enableCookieEncoding プロパティーの値を false に変更します。

バグ ID 4637844: root 以外として実行しているとき、管理サーバーにログインできない

回避方法

root 以外のユーザー ID を使って管理サーバーを実行する必要がある場合は、同じユーザー ID を使ってセットアップを実行してください。

バグ ID 4551032: 提示される資格情報にスペースが含まれていると、LDAP 認証は成功するが ACL は失敗する

回避方法

ログインの際は、ユーザー名にスペースを入れないようにしてください。スペースを入れると、認証の試行が失敗し、サーバーの /logs/errors ファイルにエラーが記録されます。

バグ ID 4551470: VS コマンド行: VS CLASS の作成時に Accept Lang の on/off のオプションを追加する必要がある

仮想サーバークラスの作成で、新しい任意パラメータ acptlang が追加されています。サーバーで accept language ヘッダーの構文解析を有効にするには、コマンド行に [-acptlang] を追加する必要があります。このパラメータを追加しない場合、デフォルトでは「off」になります。

バグ ID 4552476 (UNIX のみ): suid Cgistub で、root が所有するバイナリを実行できない

SP1 では、set-user-ID-on-execute (suid) Cgistub で、root が所有するプログラムを root 以外のユーザーが実行することはできません。この変更により、suid Cgistub システムのセキュリティーを強化しています。

回避方法

SP1 以前の機能を必要とする場合は、root としてログインし、コマンド行から次の手順を実行して、サーバールート server_root のインスタンス https-instance の suid Cgistub を変更する必要があります。

  1. インスタンスディレクトリに移動します。

      cd server_root/https-instance

  2. サーバーを停止します。

      ./stop

  3. Cgistub の private ディレクトリに移動します。

      cd private

  4. root に private ディレクトリへの書き込みを許可します。

      chmod 700

  5. Cgistub にユーザー 0 (root) が所有するプログラムを信頼するように指示します。

      ./Cgistub -s "trusted_uid 0"

  6. private ディレクトリへの書き込みを禁止します。

      chmod 500

  7. インスタンスディレクトリに移動します。

      cd ..

  8. サーバーを再起動します。

      ./start

1000 以上の仮想サーバーを読み込むとパフォーマンスが低下する

1 つのクラスに 1000 以上のソフトウェア仮想サーバーを追加すると、「Class Manager Members」ページの読み込みが遅くなります。

バグ ID 4552549 (Windows 2000 のみ): クラスタ管理: ファイルを転送すると、管理サーバーがハングアップし、0K バイトのファイルが作成される

リモートマシンの管理を要求するクラスタのマスターが clxfer を実行することによってファイルが転送されます。リモートマシンの clxfer プロセスにより、マスターはファイルを転送するように要求され、マスターは clxfer を実行してそのファイルを返します。マスターは、要求からリモートマシンのホスト名を受け取り、/cluster/hostname/instance-names で、必要なファイルを見つけます。たとえば、charis という名前のリモートマシンを charis.india.sun.com という名前のクラスタに追加した場合、charis をホスト名とする要求ヘッダーは、cluster/charis でそのファイルを見つけることができません。このエラーのために、リモートマシンは 0 (ゼロ) バイトのファイルを受け取ります。

回避方法

すべてのマシンにフルネームを設定します。そのためには、リモートマシンで、「コントロールパネル」>「システムネットワーク ID」>「プロパティ」の項目に移動します。マスターマシンと一致するプライマリ DNS サフィックスを入力します。

バグ ID 4556698 (Solaris のみ): -compat=5 プラグインから例外をスローできない

回避方法

  1. version 5.0 以降の Sun/Forte WorkShop C++ コンパイラを使用して、例外をスローする NSAPI プラグインを作成する場合は、-compat=4 オプションを指定する必要があります。これは、WorkShop 5.0 は、デフォルトでは WorkShop 4.2 のオブジェクトコードとバイナリ互換ではないオブジェクトコードを生成するためです。-compat=4 を指定すると、新しいバージョンの WorkShop が version 4.2 のように動作します。
  2. -compat=4 を指定できない場合は、magnus.conf で、そのプラグインの Init fn="load-modules" の行に shlib_flags="(default|parent|group)" を追加します。その例を次に示します。
Init fn="load-modules" funcs="my-plugin" shlib="myplugin.so"

バグ ID 4561404: NSAPI Init 関数 での conf_getglobals() の使用

以下は、NSAPI プラグインの開発者と、iWS 6.0 での動作が保証されていない他社製 NSAPI プラグインのユーザーに関わる問題です。

  1. NSAPI Init 関数の開発者には、開発したプラグインがこの問題の影響を受けるかどうかを確認するために必要な技術情報、および、影響を受ける場合の修正方法がここに示されています。

    NSAPI conf_getglobals() 関数または nsapi.h ヘッダーファイルでは、iWS 6.0 の NSAPI Init 関数内で conf_getglobals() を参照する各種マクロを使用することはお勧めできません。conf_getglobals() は、単一の仮想サーバーのプロパティーのみを返すことができます。iWS 6.0 では、単一の Web サーバーで、ポート、ホスト名、セキュリティーなどのプロパティーを個別に定義した、多数の仮想サーバーを使用する場合があります。また、iWS 6.0 の仮想サーバーの構成は、時間の経過につれて動的に変化させることもできます。そのため、プラグインは、NSAPI Init の実行時にサーバー構成情報の取得および保存は行わず、サーバー構成情報が実際に必要な場合 (動的な Web ページでリンクを構築する場合など) は、要求の処理時に一時的な方法で構成情報を取得します。

    iWS 6.0 の init 処理中に呼び出されたときの conf_getglobals() は、デフォルト時には Vport、Vaddr、Vserver_hostname、Vsecurity_active、Vssl3_active、Vssl2_active、 および Vsecure_auth のフィールドがデフォルト値 (0、NULL など) で初期化されたままにします。Init 関数で、これらのグローバルフィールドの値に依存する場合にエラーチェックを行わないと、障害が発生して Web サーバーを呼び出すことができないことがあります。また、NULL 値が保存され、後で別のプラグイン関数で再使用される場合は、再使用時に障害が発生することがあります。

    現在、Init 関数で conf_getglobals() を呼び出している場合は、コードを修正して、このような障害の可能性のある呼び出しを除外する必要があります。これにより、複数の仮想サーバーが存在する場合に、iWS 6.0 のプラグインを正しく動作させることができます。conf_getglobals() NSAPI 関数は、NSAPI 要求処理フェーズ (NSAPI AuthTrans、NameTrans、Service、またはその他の NSAPI 要求処理フェーズ) で呼び出された場合、その要求が作成された接続および仮想サーバーに応じた適正な値のみを返します。

    iWS 6.0 では、この問題の影響を受ける旧バージョンのプラグインに対応する互換モードがサポートされています。ユーザーセクションで説明したように、NSAPI Init 関数は、LateInit としてマークされている必要があります。LateInit init 関数から呼び出された場合、conf_getglobals() は、旧バージョンの待機ソケットのデフォルト接続グループのデフォルト仮想サーバーのプロパティーを返します。新しい XML 構成の属性に関しては、conf_getglobals() が、SERVER の legacyls の defaultgroup の defaultvs 属性を返します。この場合、サーバーには単一の仮想サーバーのみを定義して、サーバーとプラグインの動作を一致させることをお勧めします。

  2. 他社で開発されたプラグインの NSAPI Init 関数を使用する場合は、そのプラグインの開発者に連絡し、手順 1 で説明した開発者のための技術情報に基づいて、iWS 6.0 と互換性があるかどうかを確認する必要があります。多くの Init 関数は、この問題の影響はなく、修正しなくても iWS 6.0 で動作すると推測されますが、互換性およびアップデートの必要性は、プラグインの開発者が判断する必要があります。

    プラグインのベンダーが、その Init 関数を iWS 6.0 で使用できることを保証しておらず、その関数に、1 で説明したプログラミング上の問題の影響が見られる場合、次の条件が該当するときは問題を回避できることがあります。

バグ ID 4557651: TempDir はローカルファイルシステム上に設定する必要がある

magnus.conf TempDir 指令では、サーバーが正しく動作するためには、TempDir ディレクトリがローカルファイルシステム上に置かれている必要があります。TempDir ディレクトリが NFS マウント上にあると、サーバーは正しく動作しないことがあります。

バグ ID 4558476: IE 5.0 を使用する場合、ユーザーインタフェースの最新のデータを更新できない

Web ブラウザに Micosoft の Internet Explorer を使用する場合、version 5.0 は、エンドユーザーだけが使用できます。管理者が、Sun ONE Web Server Administration Server の構成に加えた変更を保存するには、Internet Explorer Version 5.5 を使用する必要があります。

バグ ID 4555642: 「Edit Listen Sockets Groups」ページに変更を加えると、「Edit Listen Sockets」ページで別の変更を加えることができない

「Edit Listen Sockets Groups」ページから「Connection Group Settings」の値を編集して、「OK」ボタンをクリックすると、サーバーが更新されます。この後、「Edit Listen Sockets」ページに移動して、「Security」の値を Off から On にするなど、別のプロパティーを変更して「OK」をクリックすると、「Please refresh your screen, data update by another user」というエラーメッセージが表示されることがあります。その場合、「Security」の値は変更されません。

回避方法

「Edit Listen Sockets Groups」ページのプロパティーを変更した後に「Edit Listen Sockets」ページのプロパティーを変更する場合は、「OK」ボタンを 2 回クリックすると変更が有効になります。

バグ ID 4555669: magnus.conf ファイルの内容が変更されている場合、「Load Configuration Files」ボタンを使用できない

管理操作によって magnus.conf に検索機能を有効にするなどの変更を加えると、「Load Configuration Files」ボタンを使用できなくなります。

回避方法

「Apply Changes」ボタンを使用して、magnus.conf に適用された変更を読み込みます。

バグ ID 4538806: 「Add Certificate」ページ (または「Replace Certificate」ページ) の「Help」ボタンが正しくリンクされていない

証明書をインストールして「OK」をクリックすると、「Add Certificate」ページ (または「Replace Certificate」ページ) が表示されます。このページの「Help」リンクをクリックすると、「Add Other Certificate」ページではなく、「Add Certificate Revocation List」ページが表示されます。

バグ ID 4556358: 「Compromised Key List (CKL)」ページの「Help」ボタンが、「Certificate Revocation List (CRL)」ページのヘルプにリンクされている

「add CRL/CKL」リンクから、CKL ファイルを選択して「ADD Compromised Key List」ページを表示できます。このページの「Help」ボタンが、CRL ページのヘルプにリンクされています。

回避方法

「Add CRL」のヘルプが表示されるまで、ヘルプウィンドウをスクロールダウンします。

バグ ID 4535970 (NT のみ): SSL: セキュリティーセクションの管理ユーザーインタフェースに ncipher GUI が表示されない

この問題の発生状況にはばらつきがありますが、今後のリリースで対処する予定です。

Java および Java サーブレット

バグ ID 4550099: JSP: <jsp:include page=”*.html” flush=”true” /> が、POST メソッド使用時に例外をスローする

回避方法

デフォルトの場合に POST メソッドを使用できる対象は、静的コンテンツです。

バグ ID 4549719: Web 配備 GUI: URI の再入力時に入力欄を空欄にすると、内部エラーが発生する

Web アプリケーションを 1 つだけ配備していて、その URI を編集する場合、その URI を空白にすることはできません。

バグ ID 4552103: JDK1.3.1:jvm12.conf: デフォルトの Min/MaxHeapSize ではサーバーが起動しない

回避方法

minHeapSize を 3.5 M に設定し、maxHeapSize を 64 M に設定します。

バグ ID 4550675 (NT および W2K のみ): wdeploy: wdeploy コマンドを実行できない

回避方法

コマンド行ツールの wdeploy および HttpServerAdmin を使用するときは、次のエラーメッセージは無視してください。“A nonfatal internal JIT (3.10.107(x)) error 'Relocation error: NULL relocation target' has occurred in: 'org/apache/crimson/parser/Parser2.maybeComment (Z)Z': Interpreting method. Please report this error in detail to: http://java.sun.com/cgi-bin/bugreport.cgi.

バグ ID 4555358 (Solaris のみ): JVM オプション: デフォルトの JVM オプションが最適なオプションになっていない

回避方法

Version 6.0 SP1 のリリースの Web Server は、JDK 1.3.1 をサポートしています。Solaris 8 の Java アプリケーションでは /usr/lib/lwp のスレッドを使用します。ほとんどの JVM およびヒープ調整はアプリケーションに固有のものです。

これらのフラグの詳細については、次のサイトを参照してください。

http://java.sun.com/docs/hotspot/VMOptions.html

http://java.sun.com/docs/hotspot/gc/

GC 調整フラグのいくつかは、JDK1.2.2_07 でも使用できます。

バグ ID 4551911: JDK1.3.1: サーブレットをデバッグする場合の iWS の構成

回避方法

JDK 1.3.1 のデバッギングマニュアルを参照してください。

デバッグを行うには、JRE の代わりに JDK を使用するように Web Server 6.0 SP5 を構成する必要があります。

UNIX プラットフォームの場合のみ、https-admserv ディレクトリの start-jvm スクリプトに次の変更を加えます。

  1. NSES_JRE_RUNTIME_LIBPATH 変数の後に、$arch とマシンに対応する文字列 (たとえば、SPARC ボックスの場合は sparc) の代わりに ${NSES_JDK}/lib/$arch を追加します。
  2. jvm12.conf に、次の変更を加えます。
    1. jvm.enableDebug=1
    2. java.compiler=NONE
    3. jvm.option=-classic
    4. jvm.option=-Xnoagent
    5. jvm.option=-Xrunjdwp:transport=dt_socket,server=y,suspend=n,address=<port> (<port> は、たとえば address=5000 のように、デバッガを接続する任意の未使用のポート番号に置き換えてください)
  3. Web Server を起動します。
  4. jdb で、前の手順で設定したポート番号を指定して Web サーバーに接続します。

      jdb -attach <port>

      例: jdb -attach 5000

これで、サーブレットまたは JSP をデバッグできます。

バグ ID 4555386 (Solaris のみ): ネガティブな JSP またはサーブレットによりメモリーリークが生じる

Solaris では、不正な JSP 構文などの JSP コンパイルエラーによってメモリー (ヒープメモリー) が増大します。

回避方法

コンパイル前の JSP をオフラインにしてコンパイルエラーを見つけます。また、その JSP のコンパイルエラーメッセージがエラーログに記録されている場合は、問題の JSP を削除します。

プラットフォーム固有の問題

バグ ID 4988370: HPUX 11.0 プラットフォームで、特定の状況で内容が更新されない

HP-UX オペレーティングシステムには、ファイルアクセス用に 2 つのキャッシュ領域「ページキャッシュ」および「バッファーキャッシュ」があります。通常は、アプリケーションが mmap 関数を実行すると、ファイルはページキャッシュにマップされます。ただし、現在のところ、PRIVATE オプションとして mmap が実行された場合、オペレーティングシステムは「ページキャッシュ」と「バッファーキャッシュ」の間でデータの同期を行いません。ファイルをコピーする場 合でも、オペレーティングシステムがキャッシュされたデータを更新するのは、「バッファーキャッシュ」内に限られます。

回避方法

vi エディタを使用して、毎回内容を更新します。

プラットフォーム固有の情報

この節では、次のプラットフォームに関するプラットフォーム固有の既知の問題と解決策について説明します。


Windows

Web Server 6.0 SP10 を Windows 2000 で実行している場合は、システムに Windows Service Pack 3 がインストールされていることが推奨されます。

Windows 2000 SP2 以降の Server Edition では Internet Explorer 5.X のブラウザを使用することをお勧めします。

バグ ID 4769670: Windows で移行したインスタンスを削除すると元のインスタンスが無効になる

version 4.x の Web Server を 6.0 または version 6.0 の Service Pack リリースに移行する場合は、新しく移行したインスタンスの名前を固有の名前にしてください。移行したインスタンスにサーバーの古いインスタンスと同じ名前 が付いていると、2 つのインスタンスのどちらを削除するかが確実になりません。いずれか一方のインスタンスを削除すると、もう一方が無効になることがあります。

バグ ID 4806999: W2K で、ファイルの転送時にクラスタ内のマスター管理サーバーがハングアップする

Windows 2000 SP2 プラットフォーム上の Web Server 6.0 SP5 でクラスタ管理を使用すると、ファイル転送中にマスター管理サーバーがハングアップします。バグ ID 4552549 の説明も参照してください。

回避方法

この問題を解決するには、次のタスクを実行します。

  1. すべてのマシンにフルネームを設定します。そのためには、リモートマシンで、「コントロールパネル」>「システム」>「ネットワーク ID」>「プロパティ」>「詳細」の項目に移動し、マスターマシンと一致するプライマリ DNS サフィックスを入力します。
  2. kernelthreads プロパティーを設定して、その値をマスター管理サーバーの magnus.confファイルで on に設定します。
    その例を次に示します。

KernelThreads on


バグ ID 4638785: Windows プラットフォーム上の CGI でのデッドロックの問題

Windows プラットフォーム上で CGI を使用している場合は、magnus.conf ファイルを編集して、次のように KernelThreads パラメータを 1 に設定します。

KernelThreads 1

詳細については、http://docs.sun.com/source/816-5686-10/07_magnu.htm#17315 を参照してください。

AIX

SNMP によるサーバー活動の監視

Web Server 6.0 SP6 で SNMP (Simple Network Management Protocol) によるサーバー活動を監視するには、AIX プラットフォーム上で使用できるネイティブ SNMP マスターエージェントを使用します。これは、Web Server 6.0 SP6 に付属している SNMP マスターエージェントではありません。AIX での SNMP の実行の詳細については、『管理者ガイド』の「SNMP ネイティブエージェントの再設定」の節を参照してください。

バグ ID 4870599: 暗号化されていない iplanetReversible が含まれる digest-auth プラグインでは、AIX で ns-httpd がクラッシュする

Solaris

バグ ID 4651420: コマンド行または Web インタフェースを使用して停止すると、Web Server がハングアップする

回避方法

この問題は、次のパッチがインストールされている Solaris 2.8 では発生しません。

ただし、Solaris 2.6 の対応するパッチは使用可能ではないため、Solaris 2.6 ではこの問題が発生します。この問題を回避するには、Solaris 2.8 にアップグレードする必要があります。

HP-UX

バグ ID 4766488: 国際化: 移行後に HP-UX プラットフォームで検索ページが表示されない

HP-UX プラットフォーム上のローカライズされたインストールの Sun ONE Web Server 6.x では、検索ページにはアクセスできません。


マニュアルの訂正事項

注: マニュアルでは server-id/config/magnus.conf ファイルの IOTimeout 指令を参照する箇所がいくつかあります。この指令は、サーバーが接続を閉じるまでにクライアントからデータが到達するのを待機する時間を秒数で指定します。Sun ONE Web Server では、この機能は実際には AcceptTimeout 指令によって実行されます。たとえば、サーバーが接続を閉じるまで 60 秒待機するよう設定するには、server-id/config/magnus.conf に次の行を追加します。

SP10 マニュアルの訂正事項

バグ ID 6337453: Web Server のインストールによって Directory Server の .dll ファイルが上書きされる

Windows では、Web Server のインストールによって Sun ONE Directory Server の .dll ファイルが上書きされます。これは、Directory Server 5.x との共存の問題によるものです。

バグ ID 6392819: WS 6.0 のマニュアルに間違った ConnQueueSize のデフォルト値が記載されている

ConnQueueSize のデフォルト値は 4096 です。

SP9 マニュアルの訂正事項

バグ ID 6229343: リリースノートでの Linux の JDK ベンダーの明確化

Sun ONE™ Web Server 6.0 SP10 リリースノート』 には、Linux の JDK ベンダーを明確に示すための注が追加されています。


バグ ID 6295335: nsessions は dbswitch.conf の無効なキーワードである。これを sessions キーワードと置き換える

iPlanet Web Server, Enterprise Edition プログラマーズガイド』には、dbswitch.conf の無効なキーワードが記載されています。 有効なキーワードは sessions です。


バグ ID 6021135: WS6.0 SP8 のリリースノートで、HP-UX の JDK1.4.1 のサポートに関して矛盾がある

HP-UX の JDK サポート情報は、『Sun ONE™ Web Server 6.0 SP10 リリースノート』で誤りが修正されています。

SP8 マニュアルの訂正事項

バグ ID 5016571: 「Generic Thread Pools」の下のヘルプページに誤った情報が示される

最初の段落の最後の行に、「To change thread pool settings once you've added the pool, edit obj.conf」と記載されています。
この手順では、obj.conf ではなく magnus.conf と記載されます。

バグ ID 4922165: web-apps.xml web-app 要素の uri 属性に正規表現を使用できるという誤った記載がある

iPlanet Web Server 6.0, Enterprise Edition サーブレットに関するプログラマーズガイド』、「第 2 章 Web アプリケーション」 の「web-apps.xml 要素のリファレンス」の節にある web-app の項の uri 属性についての説明は、次のようになります。「クライアントが Web アプリケーションへのアクセスに使用する URI。

SP5 マニュアルの訂正事項

バグ ID 4734710: マニュアルは magnus.conf の chroot 指令を使用した Chroot の設定についての記述が必要であった

Web Server 6.0 SP5 は、サーバーインスタンスの magnus.conf 指令 chroot をサポートしていません。

バグ ID 4765021: 「アクセスを制限」ページに上向き矢印と下向き矢印に関するヘルプがない

「Edit Access Control Page」のオンラインヘルプには、アクセス制御の制限を換えるために使用する上矢印と下矢印のグリフについての説明がありません。上矢印グリフをクリッ クすると、アクセス制御の制限はその前のアクセス制御の制限に換えられます。下矢印グリフをクリックすると、アクセス制御の制限はその次のアクセス制御の 制限に換えられます。

バグ ID 4756431: 管理者ガイド: SNMP マスターエージェントを実行する際に、サーバーを root として実行する必要はない

iPlanet Web Server, Enterprise Edition 管理者ガイド』の「SNMP マスターエージェントのインストール」という節には、サーバーが root として実行されていない場合は Server Manager を使用してマスター SNMP エージェントをインストールし起動することはできないと記載されています。これは間違いで、次のようになります。

バグ ID 4698810: URL プレフィックスが適切に機能しない

Sun ONE Web Server 60 SP5 のオンラインヘルプには、「server-id」> 「Class Manager」>「Content Management」>「URL Forwarding」で移動するオンラインヘルプページに、URL プレフィックス設定が URL プレフィックスに要求を転送し、絶対パスは保持され、1 つのプレフィックスがもう 1 つのプレフィックスの代わりになるという、間違った記述があります。実際には、指定する URL プレフィックスが /info であり、転送される URL プレフィックスが www.sun.com である場合、/info/movies により www.sun.com/movies にリダイレクトされます。

バグ ID 4685983: pk12util でのエクスポートについての記載を修正する必要がある

iPlanet Web Server, Enterprise Edition 管理者ガイド』の「pk12util でエクスポートする」という節の手順 6 で、UNIX での pkutil コマンドの使用を示す例に誤りがあります。コマンドは次のようになります。

pk12util -o certpk12 -n Server-Cert [-d /server/alias] [-P https-test-host-]

バグ ID 4743751: iwsstats.xml はディスクに書き込まれるという、stats-xml についての記載の誤り

iPlanet Web Server 6.0, Enterprise Edition サーブレットに関するプログラマーズガイド』に、サーバーパフォーマンス統計をレポートする iwsstats.xml ファイルが次の場所にあるディスクに書き込まれるという誤った記載があります。

server_root/https-server_id/stats-xml/iwsstats.xml

iwsstats.xml ファイルはディスクには書き込まれませんが、次の URL の URL アクセスのためのみに動的に生成されます。

http://server_id:port/stats-xml/iwsstats.xml

バグ ID 4757928: 「認証されていません」というエラー応答のオンラインヘルプがわかりにくい

Web Server 6.0 SP5 オンラインヘルプの「Error Responses Page」では、Web Server が「認証されていません」および「禁止」というエラー応答を返す条件についての説明があいまいです。

「認証されていません」というエラー応答は、クライアントが、サーバーがアクセス制御規則に対してクライアントを認証するために必要な、特定の認証ヘッ ダーの送信に失敗した場合に表示されます。また、クライアントが送信したユーザー名とパスワードの詳細が正しくない場合も表示されます。「禁止」というエ ラー応答は、クライアントが、アクセス制御制限のためにアクセスが拒否されているリソースを要求した場合に表示されます。また、サーバーに要求されたリ ソースへのアクセス権限がないため表示されることもあります。

バグ ID 4745284: プログラマーズガイドに記載されている、Forte for Java を使用しているときの jvm12.conf の編集についての情報に誤りがある

iPlanet Web Server 6.0, Enterprise Edition サーブレットに関するプログラマーズガイド』のリモートデバッグについて説明している「Forte For Java を使用したサーブレットおよび JSP のデバッグ」という節に、システムに JDPA がインストールされている場合は jvm.conf ファイルを別の方法で編集する必要があるという、誤った記載があります。JDPA がインストールされているかどうかとは関係なく、この節の手順 7 は次のようになります。

バグ ID 4751380: パフォーマンス設定のための Magnus エディタに関連するヘルプがない

「Performance Settings」>「Magnus Editor」ページのオンラインヘルプには、User パラメータについての説明がありません。User パラメータの完全な説明については、『iPlanet Web Server 6.0, Enterprise Edition サーブレットに関するプログラマーズガイド』の表 2-1 (magnus.conf 指令) を参照してください。

バグ ID 4655945: 管理 ACL ヘルプファイルへの参照を含むマニュアルを更新する必要がある

管理サーバーの「アクセスを制限」ページのオンラインヘルプで、インスタンスサーバーでのアクセスを制限するためのヘルプ手順が間違って参照されています。正しい手順は、ご使用のマシンの次の場所にあります。 http://hostname.domain-name:administration_port/https-admserv/manual/ag/esprefs.htm#1006194

バグ ID 4698045: スタイルヘルプに正しいオプションが表示されない

「Class Manager」>「Manage Virtual Server」>「Styles」>「Edit」で表示されるオンラインヘルプの「Style」ページに、Sun ONE Web Server でサポートされているスタイル設定カテゴリとして「Cache Control」、「Require Stronger Security」、「Restrict Access」、「Dynamic Configuration」、および「Symbolic Links」が誤って示されていますが、.htaccess 設定のオプションについては記載されていません。

SP3 マニュアルの訂正事項

バグ ID 4607112: 符号化方式のデフォルト、SSL2 または SSL3 アルゴリズムの選択のあと、Web サーバーが起動しない

iPlanet Web Server, Enterprise Edition 管理者ガイド 』の「符号化方式の選択」の章では、待機ソケットのセキュリティー設定に対する変更にかかわらず、「Cipher Default」リンクをクリックするとデフォルトの符号化方式の設定でサーバーが構成されることが記述されていません。

バグ ID 4629790: ADM:i18n: Latin1(ISO-8859-1) インスタンス名が JA-NT で正しく表示されない

Administration Server でサーバーインスタンスの識別に使用するサーバー識別子は、Latin-1 文字ではなく ASCII 文字を使用して指定する必要があります。

バグ ID 4622241: Administration Server と iWS は同じグループを必要としない

Sun ONE Web Server を稼動するために使用するユーザーは、Administration Server を稼動するために使用するユーザーと同じグループ内にあるべきですが、必須ではありません。『iPlanet Web Server, Enterprise Edition インストールガイド』では、これが必須条件であるという誤った記載があります。

バグ ID 4550934: importCore が複数行に分割されている Init 指令を移行しない

iPlanet Web Server, Enterprise Edition インストールガイド』では、移行の際に複数行にわたる Init 指令は server-id/config/magnus.conf ファイル内で 1 行に圧縮されるという記述が抜けています。

バグ ID 4535864: 「第 15 章 Web アプリケーションの導入」の記載の誤り

iPlanet Web Server, Enterprise Edition 管理者ガイド』の第 15 章で、「Web アプリケーションの導入」の節の手順 5 が次のように記載されています。

同じ章で、コマンドパラメータが idirectory と記載されていますが、これは directory の誤りです。

バグ ID 4537301: Solaris Network Cache および Accelerator の使用手順が失敗する

iPlanet Web Server 6.0 Performance Tuning, Sizing, and Scaling Guide』の「Using Solaris Network Cache and Accelerator」の節で、Solaris 8 Update 5 より前のバージョンの Solaris を使用している場合は次の追加パッチが必要であることが記述されていません。

バグ ID 4537391: 『NSAPI プログラマーズガイド』の net_read についての説明の誤り

iPlanet Web Server, Enterprise Edition NSAPI プログラマーズガイド』で、net_read 関数についての説明は次のようになります。「net_read 関数は読み取られたバイト数を返します。このバイト数が最大サイズ sz を超えることはありません。エラーが発生すると、負の値が返されます。」

バグ ID 4537696: 管理: Global|SNMP MA Community のヘルプページに操作のタイトルの誤りがある

オンラインヘルプで、SNMP Master Agent Community に対して実行できる操作は、次のようになります。「Allow ALL Operations」、「Allow GET Operations」、および「Allow SET Operations」。

バグ ID 4536922: IE 5.x とともに使用している場合、「Help」ボタンをクリックすると、誤ってヘルプページの先頭にリンクされる場合がある バグ ID 4543590: マニュアル: 動的構成に関するヘルプファイルの誤り

iPlanet Web Server, Enterprise Edition 管理者ガイド』の「.htaccess ファイルの例」というタイトルの節で、Limit 指令の説明が間違っています。この説明に記載されている <Limit GET POST><Limit> GET POST で、<Limit PUT DELETE><Limit> PUT DELETE です。

バグ ID 4651997: マニュアルでは、Microsoft FrontPage ‘00/’02 Server Extensions がサポートされているように記載されている

iPlanet Web Server, Enterprise Edition 管理者ガイド』 では、Sun ONE Web Server を拡張して Microsoft FrontPage の Web をサポートできると、誤って記載されています。Microsoft FrontPage の Web のサーバーサイドのサポートを拡張する他社製のサーバー拡張は、Sun ONE Web Server ではサポートされていません。

バグ ID 4682979: クラスタ管理 - ファイル転送での変数の使用についての説明が不十分である

iPlanet Web Server, Enterprise Edition 管理者ガイド』の「サーバークラスタの管理」の章の「変数の追加」で、変数をクラスタ内で転送する方法についての説明が不十分です。該当する節の最後の段落は、次のようになります。

「また、この変数は、スレーブに転送するサーバーの構成ファイルに追加する必要もあります。たとえば、変数 port を転送する場合、この変数を server.xml というサーバー構成ファイルに次のように宣言する必要があります。

<SERVER legacyls="ls1" qosactive="no" qosmetricsinterval="30" qosrecomputeinterval="100">
    ...

  <LS id="ls1" ip="0.0.0.0" port="$port" security="off" acceptorthreads="1" blocking="no">
    ...
</SERVER>

異なる値を持つ変数を構成ファイル内の各スレーブに設定することができます。一度追加したら、「Add Variables」ページの「Option」ドロップダウンリストを使って、変数を編集または削除することもできます。」

バグ ID 4687544: JDK 1.3.1 でデバッグしているリモートサーブレットを有効にできない

iPlanet Web Server 6.0 Enterprise Edition サーブレットに関するプログラマーズガイド』に記載されているリモートサーブレットのデバッグ手順では、JDK 1.2 を使用する必要があります。

バグ ID 4691967: クラスタ管理のヘルプページで、obj.conf のスペルが誤って obj.con になっている

構成ファイル obj.conf のスペルが、「クラスタ管理」>「クラスタ制御」のオンラインヘルプページで obj.con と誤って記載されています。

SP2 マニュアルの訂正事項

バグ ID 4547170: 『NSAPI プログラマーズガイド』における訂正事項

デフォルトの場合、サーバーは send-file 関数を呼び出して対象ファイルをクライアントに送信します。デフォルトを設定する指令は、次のとおりです。

Service method="(GET|HEAD)" type="*~magnus-internal/*" fn="send-file"

バグ ID 4549669: 構成の復元処理が web-apps version.1 と server.xml version.1 ファイルを復元しない

Server Manager の Restore Configuration ページの web-apps.xml 列を削除すると、このページのオンラインヘルプが正確でなくなります。

バグ ID 4549692: 変更された Web アプリケーション: アプリケーションが有効であるか無効であるかが不明である

仮想サーバーマネージャーの「Web アプリケーション編集」ページに「状態」を示す欄が追加されました。この欄には、インストールされたアプリケーションの Web アプリケーションファイルに定義されている enable 値 (enable=TRUE/FALSE) に基づき、アプリケーション (URI) が「有効」であるか「無効」であるかが表示されます。画面に対するこの変更は Web Server 6.0 SP1 のリリース後に実施されたので、管理者ガイドやオンラインヘルプには反映されていません。

バグ ID 4551328: AcceptLanguage マニュアルに誤りがある

SP1 マニュアルの訂正事項

一部のマニュアルで、AIX プラットフォームがサポート対象プラットフォームとして記載されていますが、現時点ではサポート対象ではありません。

バグ ID 4549807: 『プログラマーズガイド』の問題

SP2b では、StrictHttpHeaders のデフォルト値が従来の on から off に変更されました。

バグ ID 4536620: 『サーブレットに関するプログラマーズガイド』の問題

自章を「この付録」と呼んでいる章が多くあります。

バグ ID 4549780: 『サーブレットに関するプログラマーズガイド』のパラメータ名の誤り

「サーブレットおよび JSP のデバッグ」の 53 ページにある 2 箇所の jvm.compiler は、VM で認識されないパラメータです。jvm.compiler は、java.compiler の誤りです。

バグ ID 4537261: 『管理者ガイド』の内容に重複している箇所がある

234 ページの「SNMP Master Agent の構成 (Configuring the SNMP Master Agent)」と 230 ページの「SNMP Master Agent のインストール (Installing the SNMP Master Agent)」は同じ手順であるとともに誤りがあります。これらの手順のタイトルは、正しくは「SNMP Subagent の構成 (Configuring the SNMP Subagent)」です。

  1. Administration Serverからサーバーインスタンスを選択し、「Manage」をクリックします。
  2. 「Monitor」タブを選択します。
  3. 「SNMP Subagent Configuration」を選択します。
  4. (Unix のみ) 「Master Host」フィールドに、サーバーの名前とドメインを入力します。
  5. 「Description」フィールドに、オペレーティングシステム情報など、サーバーの説明を入力します。
  6. 「Organization」フィールドに、そのサーバーを担当する組織を入力します。
  7. 「Location」フィールドに、サーバーの絶対パスを入力します。
  8. 「Contact」フィールドに、サーバーの担当者の名前と連絡先情報を入力します。
  9. 「On」を選択して SNMP Statistics Collection を有効にします。
  10. 「OK」をクリックします。
  11. 「Apply」をクリックします。
  12. 「Apply Changes」を選択してサーバーを再起動し、変更内容を適用します。

問題の報告およびフィードバックの提供方法

Sun ONE Web Server に関する問題が発生した場合は、次のいずれかの方法で Sun カスタマーサポートまでご連絡ください。

このサイトには、ナレッジベース、オンラインサポートセンター、ProductTracker、保守プログラムおよびサポートの連絡先電話番号へのリンクがあります。

できるだけ適切に問題に対処するために、サポートにお問い合わせの際には次の情報をお知らせください。


その他の Sun のリソース

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