カスタムスキーマファイルについては、「カスタムスキーマファイルによるスキーマの拡張」を参照してください。次の手順では、レプリケーションメカニズムを使用して、スキーマ拡張をトポロジのすべてのサーバーに伝達する方法を説明します。
この手順のいくつかの部分では、DSCC を使用してこのタスクを実行できます。詳細については、「Directory Service Control Center のインタフェース」 および DSCC オンラインヘルプを参照してください。手順のその他の部分については、コマンド行を使用した場合にのみ実効できます。
次のいずれかの方法で、スキーマ拡張を準備します。
スキーマファイルの定義の構文については、RFC 4517 で説明されています。
スキーマ定義ファイルを配置するマスターサーバーで、schema_push コマンドを実行します。
このスクリプトは実際にはスキーマをレプリカにプッシュしません。代わりに、このスクリプトは、スキーマファイルがロードされるとすぐにレプリケートされるように、特別な属性をスキーマファイルに書き込みます。詳細については、schema_push(1M) のマニュアルページを参照してください。
スキーマ定義ファイルを配置したマスターサーバーを再起動します。
レプリケーションメカニズムでは、スキーマを含む LDIF ファイルに直接加えた変更は検出されません。ただし、schema_push の実行後にサーバーを再起動すると、サーバーがすべてのスキーマファイルをロードし、レプリケーションメカニズムによって、新しいスキーマがコンシューマにレプリケートされます。