Directory Server Enterprise Edition には、Directory Server と Directory Proxy Server を管理するためのユーザーインタフェースが 2 つあります。ブラウザインタフェースである Directory Service Control Center (DSCC) とコマンド行インタフェースです。
このマニュアルの手順のほとんどは、コマンド行または DSCC を使用して実行できます。このマニュアルの手順は、コマンド行を使用して手順を実行する方法を説明しています。ほとんどの場合、DSCC を使用しても同じ作業を実行できます。DSCC が特定の手順に使用できる場合、手順の初めにその旨が表記されています。
DSCC のオンラインヘルプには、DSCC を使用してこのマニュアルの手順を実行する詳細な指示が記載されています。
DSCC は、次の節で説明するように、一部の操作と作業をコマンド行から実行するより簡単に実行できます。一般に、いくつかのサーバーに適用するコマンドは、DSCC を使用した方がうまくいきます。
DSCC は、DSCC に登録されているすべてのサーバーインスタンスと設定されているすべてのサフィックス、およびそれぞれの状態を表に表示します。
サーバーの表は、「ディレクトリサーバー 」タブにあり、サーバーの操作状態を示します。可能なサーバー状態の完全な一覧については、Directory Server のオンラインヘルプを参照してください。
サフィックスの表は「サフィックス」タブにあり、エントリの数やレプリケートされてない変更の数や経過時間など、レプリケーション状態の情報を示します。この表に表示される情報の詳細については、Directory Server のオンラインヘルプを参照してください。
サーバーグループによって、サーバーの監視や設定を円滑に行えます。グループを作成し、そのグループにサーバを割り当てられます。たとえば、地理的な位置や機能によってサーバーをグループ化できます。多数のサーバーがある場合、グループ内のサーバーのみを表示するよう「ディレクトリサーバー」タブに表示されるサーバーにフィルタを適用できます。また、あるサーバーのサーバー設定 (たとえば、インデックスやキャッシュ設定など) をグループ内のほかのすべてのサーバーにコピーすることもできます。サーバーグループの設定と使用方法については、Directory Server のオンラインヘルプを参照してください。
DSCC では、既存のサーバー、サフィックス、またはレプリケーションアグリーメントの設定を 1 つまたは複数のほかのサーバー、サフィックス、レプリケーションアグリーメントにコピーできます。これらの作業の実行方法については、Directory Server のオンラインヘルプを参照してください。
DSCC を使用すると、レプリケーショントポロジをすばやく簡単に設定できます。単純にサーバーインスタンスを作成し、DSCC によって提供される手順を使用して、各サーバーのロールを割り当てます。DSCC によってレプリケーションアグリーメントが自動的に作成されます。DSCC を使用してレプリケーションを設定する方法については、Directory Server のオンラインヘルプを参照してください。