きわめて大量のエントリを含むディレクトリがあり、大量のエントリを追加する場合、時間がかかりすぎるため、ldapmodify -a を使用しないでください。代わりに、dsconf import コマンドにレプリケートされるトポロジにエントリを追加するオプションを付けて実行し、新しいエントリを段階的に追加します。エントリをインポートすると、レプリケーションメタデータと共に追加エントリを含む LDIF ファイルが生成されます。次にこの生成された LDIF ファイルを他のレプリカにインポートします。生成された LDIF ファイルにより、データを追加するレプリカ全体で、レプリケーションの同期が定期的に行われます。
この手順により、大きな LDIF ファイルが生成されます。最初の dsconf import コマンドを実行する前に、生成される LDIF ファイル用に十分なディスク容量があることを確認します。
DSCC を使用してこのタスクを実行することはできません。次の手順に示すように、コマンド行を使用します。
この手順を使用して、サーバーパスに大量のエントリがあるサーバーを初期化することができます。ただし、いずれかのインポートが失敗すると、データベース全体が失われる可能性があります。各インポートの前にデータをバックアップしてください。
マスターレプリカで、エントリをインポートします。
$ dsconf import -h host -p port -K generated-LDIF-file suffix-DN |
-K オプションにより、既存のデータが削除されません。さらに、新しいエントリとレプリケーションプロセスに必要な情報を格納するファイル generated-LDIF-file も生成されます。
他のすべてのレプリカで、前の手順で生成されたファイルをインポートします。
$ dsconf import -h host -p port \ -K -f incremental-output=no generated-LDIF-file suffix-DN |
オプション -f incremental-output=no は追加の LDIF ファイルを生成しないことを示します。この手順で必要となる生成された LDIF ファイルは 1 つだけです。