全体的に、GlassFish Portfolio 2009.02 と比べ、GlassFish Portfolio 2009.12 への更新コンポーネントは、製品バージョンの更新、バグ修正、および登録提供物へのその他の変更から成り立っています。新しい製品は何も追加されていません。
更新 GlassFish Portfolio 2009.12 に追加された新製品はありません。
GlassFish Portfolio 2009.12 には、次のように新しいバージョンの製品が含まれています。
Sun GlassFish Enterprise Server (2.1 ⇒ 2.1.1)
Sun OpenSSO Enterprise (8.0 ⇒ 8.0U1P2)
Sun Java System Web Server (7.0U4 ⇒ 7.0U6)
Sun Java System Web Proxy Server (4.0.8 ⇒ 4.0.11)
Sun GlassFish Web Space Server (10.0 ⇒ 10.0U6)
Sun GlassFish Web Stack (1.5)
Sun Java System Message Queue (4.3)
HADB (4.4.3-21)
最新製品のバージョン番号については、表 1–1 を参照してください。
今回の 2009.12 リリースでは、GlassFish Portfolio 登録モデルが多少変更されました。具体的には、サーバー単位の Platinum レベルが削除されました。Platinum Unlimited レベルは、引き続き使用可能です。
最新の GlassFish Portfolio ライセンスオプション一式をまとめた詳細は、「GlassFish Portfolio 2009.12 のライセンス形式」 を参照してくだ い。
GlassFish Portfolio 2009.12 は、以前のバージョンよりもダウンロードしやすく、維持しやすくなりました。具体的には、eFulfilment および DigitalRiver から製品を ZIP ファイルでダウンロードする代わりに、個々の製品をダウンロードするためのポインタが用意され、製品のインストールがさらに簡単に、またきめ細かくなりました。
GlassFish Portfolio 2009.12 は、VMware vSphere 4 Virtualized Environment の試験を受け、承認されました。
大部分の Java ES 7 と GlassFish Portfolio 2009.12 コンポーネントが、広範囲にわたる米国および国際的なアクセシビリティー規格と要件に対応するように設計されました。これらの要件は、さまざまな視覚的または身体的に不自由なユーザーにとって、すべての GlassFish Portfolio 機能の使い勝手のよさと完全なアクセシビリティーを保証するために設けられています。
次のようなアクセシビリティー機能が、GlassFish Portfolio 2009.12 ソフトウェアに組み込まれ、試験されました。
グラフィカルインタフェース要素が、Tab、矢印、Enter キーなどのキーボードで完全に操作できるようになりました。
フォームのフィールドごとにラベルを貼ったり、各要素に該当タイトルや非表示テキスト要素を用意するなどのさまざまな手法で、アプリケーションページのすべての埋め込みフォームにおける補助技術の使い勝手が向上しました。
アイコン、画像、ロゴなどのすべての非テキスト要素に、代替テキスト文字列が用意されました。
Javascript コードやメニューなどのすべての動的要素、およびマウスを上に置いたときに表示される文字列が載っているポップアップメニューに、埋め込みテキスト文字列の識別子が備わり、補助技術で読み取れるようになりました。
PDF や HTML などのバージョンの製品ドキュメントが、アクセシビリティー規格に準拠して記述されました。
ほぼすべての GlassFish Portfolio コンポーネント製品は、次のような複数の操作環境で試験されており、各種補助技術で動作するはずです。
Mac OS X: Universal Access
Solaris and OpenSolaris: Orca
Linux: Orca
Windows: JAWS、System Access