ssopatch ユーティリティーは、Solaris および Linux では ssopatch として、Windows では ssopatch.bat として利用できる、Java のコマンド行ユーティリティーです。
注: OpenSSO 8.0 Update 2 での ssopatch の構文は、OpenSSO 8.0 のリリースから大幅に変更されています。新しい構文については、「updateschema スクリプトの実行」を参照してください。
ssopatch パッチユーティリティーは、次の機能を実行します。
OpenSSO WAR をもとのマニフェストと比較して、WAR ファイルがカスタマイズまたは変更されたかを判定します
2 つの OpenSSO WAR ファイルを比較して、もとの WAR ファイルに加えられたカスタマイズと新しい WAR ファイルに加えられた変更を含む、2 ファイル間の相違を判定します
パッチ適用された OpenSSO WAR ファイルを新規作成するために必要なファイルのステージング領域を生成します
OpenSSO 8.0 Update 2 の ZIP ファイル (opensso_80U2.zip) をダウンロードして解凍したら、zip-root/opensso/tools ディレクトリの ssoPatchTools.zip ファイルでパッチユーティリティーと関連するファイルが利用できます。zip-root は、opensso_80U2.zip を解凍した場所です。
ssopatch ユーティリティーは、マニフェストファイルを使用して特定の OpenSSO WAR ファイルの内容を判定します。マニフェストファイルとは、次の内容を含む ASCII テキストファイルです。
OpenSSO WAR ファイルの特定バージョンを識別する文字列
OpenSSO WAR ファイル内にある個別のファイルすべて (各ファイルのチェックサム情報を含む)
マニフェストファイルは一般に、OpenSSO.manifest という名前で、OpenSSO WAR ファイルの META-INF ディレクトリに格納されています。
ssopatch ユーティリティーは、その結果を標準出力 (stdout) に送信します。出力をファイルにリダイレクトすれば、ssopatch の出力を取得することもできます。ssopatch が正常に終了すると、終了コードのゼロ (0) を返します。エラーが発生した場合、ssopatch はゼロ以外の終了コードを返します。