Logical Domains 1.3 管理ガイド

遅延再構成

即座に有効になる動的再構成処理とは対照的に、遅延再構成処理は、次の状況で有効になります。

Logical Domains Manager 1.2 ソフトウェア以降では、遅延再構成処理は制御ドメインに制限されます。ほかのすべてのドメインの場合、リソースの動的再構成が可能でないかぎり、構成を変更するにはドメインを停止する必要があります。

制御ドメインで遅延再構成が進行中の場合、その制御ドメインが再起動するまで、または停止して起動するまで、その制御ドメインに対するその他の再構成要求は延期されます。また、制御ドメインに対して未処理の遅延再構成がある場合、その他の論理ドメインに対する再構成要求は厳しく制限され、適切なエラーメッセージを表示して失敗します。

Logical Domains Manager の ldm cancel-operation reconf コマンドは、制御ドメインの遅延再構成処理を取り消します。遅延再構成処理は、ldm list-domain コマンドを使用して一覧表示できます。遅延再構成機能の使用法については、ldm(1M) マニュアルページを参照してください。


注 –

その他の ldm remove-* コマンドが仮想 I/O デバイスで遅延再構成処理をすでに実行している場合、ldm cancel-operation reconf コマンドを使用できません。このような状況では、ldm cancel-operation reconf コマンドは失敗します。