この節では、仮想ディスクでのボリュームマネージャーの使用法について説明します。
仮想ディスクは ZFS とともに使用できます。ZFS ストレージプール (zpool) は、この zpool の一部であるすべてのストレージデバイスを認識する任意のドメインにインポートできます。ドメインが、これらのすべてのデバイスを仮想デバイスまたは実デバイスのどちらで認識するかは関係ありません。
仮想ディスクは、SVM ローカルディスクセットで使用できます。たとえば、仮想ディスクは、ローカルディスクセットの SVM メタデバイス状態データベース metadb(1M) の格納またはローカルディスクセットでの SVM ボリュームの作成に使用できます。
バックエンドが SCSI ディスクであるすべての仮想ディスクは、SVM 共有ディスクセット metaset(1M) で使用できます。バックエンドが SCSI ディスクでない仮想ディスクは、SVM 共有ディスクセットに追加できません。バックエンドが SCSI ディスクでない仮想ディスクを SVM 共有ディスクセットに追加しようとすると、次のようなエラーが表示されて失敗します。
# metaset -s test -a c2d2 metaset: domain1: test: failed to reserve any drives |
ゲストドメインでの VxVM サポートについては、Symantec 社の VxVM ドキュメントを参照してください。