次に示す 1 つ以上の format オプションを入力して、出力をリソースのサブセットとして生成します。1 つ以上の形式を指定する場合、スペースなしでコンマを使用して項目を区切ります。
primary# ldm list -o resource[,resource...] ldom |
console - 出力には、仮想コンソール (vcons) および仮想コンソール端末集配信装置 (vcc) サービスが含まれます。
cpu - 出力には、仮想 CPU (vcpu) および物理 CPU (pcpu) が含まれます。
crypto - 暗号化装置の出力には、モジュラー演算ユニット (mau) と、Control Word Queue (CWQ) など、LDoms がサポートするその他の暗号化装置が含まれます。
disk - 出力には、仮想ディスク (vdisk) および仮想ディスクサーバー (vds) が含まれます。
domain - 出力には、変数 (var)、ホスト ID (hostid)、ドメインの状態、フラグ、およびソフトウェアの状態が含まれます。
memory - 出力には、memory が含まれます。
network - 出力には、メディアアクセス制御 (mac) アドレス、仮想ネットワークスイッチ (vsw)、および仮想ネットワーク (vnet) デバイスが含まれます。
physio - 物理入出力には、Peripheral Component Interconnect (pci) およびネットワークインタフェースユニット (niu) が含まれます。
resmgmt - 出力には、動的資源管理 (DRM) ポリシー情報が含まれます。
serial - 出力には、仮想論理ドメインチャネル (vldc) サービス、仮想論理ドメインチャネルクライアント (vldcc)、仮想データプレーンチャネルクライアント (vdpcc)、仮想データプレーンチャネルサービス (vdpcs) が含まれます。
stats - 出力には、資源管理ポリシーに関連する統計が含まれます。
status - 出力には、進行中のドメインの移行に関する状態情報が含まれます。
次の例に、指定可能なさまざまな出力のサブセットを示します。
制御ドメインの CPU 情報のリスト
# ldm list -o cpu primary |
ゲストドメインのドメイン情報のリスト
# ldm list -o domain ldm2 |
ゲストドメインのメモリーおよびネットワーク情報のリスト
# ldm list -o network,memory ldm1 |
ゲストドメインの DRM ポリシー情報のリスト
# ldm list -o resmgmt,stats ldm1 |
ドメインの変数とその値を表示します。
primary# ldm list-variable variable-name ldom |
たとえば、次のコマンドは、ldg1 ドメインの boot-device 変数の値を表示します。
primary# ldm list-variable boot-device ldg1 boot-device=/virtual-devices@100/channel-devices@200/disk@0:a |
ldm list-config コマンドは、サービスプロセッサに格納されている論理ドメイン構成を一覧表示します。-r オプションとともに使用する場合、このコマンドは、制御ドメインに存在する自動保存ファイルの構成を一覧表示します。
構成の詳細は、「Logical Domains 構成の管理」 を参照してください。ほかの例については、ldm(1M) マニュアルページを参照してください。
primary# ldm list-config factory-default 3guests foo [next poweron] primary reconfig-primary |
構成名の右にあるラベルの意味は、次のとおりです。
[current] - 最後に起動された構成。これは、現在動作している構成に一致する間、つまり再構成を開始するまでの間のみ表示されます。再構成を行なったあとは、注釈が [next poweron] に変更されます。
[next poweron] - 次回電源を再投入するときに使用される構成。