物理ディスクのスライスを仮想ディスクとしてエクスポートします。
たとえば、物理ディスク c1t57d 0 のスライス 0 を仮想ディスクとしてエクスポートするには、そのスライス (c1t57d0s0) に対応するデバイスを次のようにエクスポートする必要があります。
primary# ldm add-vdsdev /dev/dsk/c1t57d0s0 c1t57d0s0@primary-vds0 |
スライスは常に 1 つのスライスディスクとしてエクスポートされるため、slice オプションを指定する必要はありません。
このディスクをゲストドメインに割り当てます。
たとえば、ディスク pslice をゲストドメイン ldg1 に割り当てます。
primary# ldm add-vdisk pslice c1t57d0s0@primary-vds0 ldg1 |
ゲストドメインが起動されて Solaris OS が実行されたら、ディスク (c0d13 など) を表示して、そのディスクがアクセス可能であることを確認できます。
ldg1# ls -1 /dev/dsk/c0d13s* /dev/dsk/c0d13s0 /dev/dsk/c0d13s1 /dev/dsk/c0d13s2 /dev/dsk/c0d13s3 /dev/dsk/c0d13s4 /dev/dsk/c0d13s5 /dev/dsk/c0d13s6 /dev/dsk/c0d13s7 |
デバイスは 8 つありますが、そのディスクは 1 つのスライスディスクであるため、使用できるのは 1 番めのスライス (s0) のみです。