次の例では、ゲストドメイン ldg1 には net-a および net-c の 2 つの仮想ネットワークデバイスが含まれています。net-c に対応する、ldg1 での Solaris OS ネットワークインタフェース名を確認するには、次の手順を実行します。この例では、仮想ネットワークデバイスではなく仮想スイッチのネットワークインタフェース名を検索する場合の相違点も示します。
ldm コマンドを使用して、net-c の仮想ネットワークデバイス番号を探します。
# ldm list -l ldg1 ... NETWORK NAME SERVICE DEVICE MAC net-a primary-vsw0@primary network@0 00:14:4f:f8:91:4f net-c primary-vsw0@primary network@2 00:14:4f:f8:dd:68 ... |
net-c の仮想ネットワークデバイス番号は 2 (network@2) です。
仮想スイッチのネットワークインタフェース名を判定するには、switch@n の n に示された仮想スイッチデバイス番号を探します。
ldg1 で対応するネットワークインタフェースを検出するには、ldg1 にログインして、/devices 配下でこのデバイス番号に対するエントリを探します。
# uname -n ldg1 # find /devices/virtual-devices@100 -type c -name network@2\* /devices/virtual-devices@100/channel-devices@200/network@2:vnet1 |
ネットワークインタフェース名は、コロンのあとのエントリの部分で、この場合は vnet1 です。
仮想スイッチのネットワークインタフェース名を判定するには、-name オプションの引数を virtual-network-switch@n\* に置換します。次に、vswN という名前のネットワークインタフェースを探します。
vnet1 を plumb して、手順 1 の net-c に対する ldm list -l の出力で示されたように、MAC アドレスが 00:14:4f:f8:dd:68 であることを確認します。
# ifconfig vnet1 vnet1: flags=1000842<BROADCAST,RUNNING,MULTICAST,IPv4> mtu 1500 index 3 inet 0.0.0.0 netmask 0 ether 0:14:4f:f8:dd:68 |