Logical Domains 1.3 管理ガイド

Procedureインストールサーバーが VLAN に存在する場合にゲストドメインをインストールする

ネットワークを介してゲストドメインをインストールしており (JumpStart)、インストールサーバーが VLAN に存在する場合は注意してください。インストールサーバーに関連付けられた VLAN ID を、仮想ネットワークデバイスの PVID として指定します。その仮想ネットワークデバイスにタグ付き VLAN (vid) を構成しないでください。OBP は VLAN を認識せず、VLAN のタグ付きのネットワークパケットを処理できないため、このようにする必要があります。仮想スイッチは、ネットワークインストールの実行中、ゲストドメインから送受信されるパケットのタグ付きおよびタグなし処理を行います。ネットワークインストールが完了して Solaris OS が起動したら、仮想ネットワークデバイスがその VLAN でタグ付けされるように構成できます。その後、その仮想ネットワークデバイスをタグ付きモードでほかの VLAN に追加できます。

JumpStart を使用したゲストドメインのインストールについては、「ゲストドメインの JumpStart を実行する」 を参照してください。

  1. 最初にネットワークデバイスをタグなしモードで構成します。

    たとえば、インストールサーバーが VLAN 21 にある場合、最初に仮想ネットワークを次のように構成します。


    primary# ldm add-vnet pvid=21 vnet01 primary-vsw0 ldom1
    
  2. インストールが完了して Solaris OS が起動したら、仮想ネットワークをタグ付きモードで構成します。


    primary# ldm set-vnet pvid= vid=21, 22, 23 vnet01 primary-vsw0 ldom1