ATOK8 環境設定ツールでは、環境設定ファイル $HOME/.atok8/atok8.ucf の次の項目は設定できません。
スペースキーの機能
辞書先読みモード
確定取消コード
かな入力時の数字キーの機能
候補メニューが表示されるまでに押す変換キーの回数
これらの項目はこの節の内容を参照して、テキストエディタ (textedit) などのエディタを使用して設定してください。
環境設定ファイルには必ず日本語 EUC を使用してください。
ATOK8 環境設定ツールで設定できる項目は必ずツールを使用して設定するようにしてください。 また、環境設定ツールが表示されている状態で環境設定ファイル atok8.ucf をエディタから編集すると、環境設定ツールで表示されている内容でファイルが上書きされて編集結果が無効になることがあります。
エディタから直接編集する場合には、無効な値を入力しないように注意してください。無効となるオプション名や値を指定した場合、ATOK8 の正常な動作は保証されません。
入力文字種「あ」、「ア (全角)」、「ア1 (半角)」、「A」、「A」 に対応した順番で、空白入力に設定したい場合は 0、機能として設定したい場合は 1 とします。
初期設定値は次のとおりです。
/SP=11100 |
たとえば、入力文字種が「ア1 (半角)」、「A」、「A」の時に空白入力、それ以外の時に機能に設定する場合、次のように設定します。
/SP=11000 |
入力文字種 |
定義 |
---|---|
あ |
ひらがな |
ア |
全角カタカナ |
半角カタカナ |
|
A |
全角アルファベット |
A |
半角アルファベット |
辞書を先読みする場合は 0 を、先読みしない場合は 1 を設定します。
初期設定値は次のとおりです。
/PREREAD=1 |
設定値 |
機能 |
---|---|
先読みする |
キー入力したあと変換操作をする前に辞書の参照が開始される。 この値を設定すると変換操作から結果表示の時間は短縮されるが、キー入力中の性能が遅くなる |
先読みしない | 変換操作をしたときだけ辞書が参照される |
確定取消操作をすると、BSCODE で設定したコードが確定した文字列分だけ ATOK8 に送られます。確定取消が適切に機能するように確定取消コードをカスタマイズすることができます。コード番号については、ASCII コード表を参照してください。
初期設定値は次のとおりです。
/BSCODE=7f |
キーボードが「かな入力」に設定されている場合に、数字キー指定の有効・無効を切り替えます。数字キーを有効にするには 1 を、かなキーを有効にするには 0 を入力します。
ATOK8 は一括候補表示で候補漢字に数字ラベルを使用しています。そのため、変換文字を確定させるために数字キーを使用することがあります。
初期設定値は次のとおりです。
/KOHOKANA=0 |
キー入力したあと変換 (次候補) 操作を何回押すと候補メニューが表示されるかを、 2 〜 254 の 10 進数で指定します。
初期設定値は次のとおりです。
/KOHOTMG=2 |
候補メニューを表示したくない場合は、254 などの十分に大きい数字を設定してください。同様の効果が得られます。