OpenWindows ユーザーズガイド

編集メニュー

「編集」メニューには標準編集オプションがあります。このオプションについて、以下の節で説明します。「編集」メニューの項目は、キャンバスペインのポップアップメニューからも利用できます。

取り消しと再実行

「編集」メニューから「取り消し」を選択して、最大 7 個までの最後に行なった動作を取り消すことができます。「取り消し」を選択した後で「再実行」を選択して元の動作を繰り返すことができます。この操作より、取り消しを選択する前の状態にキャンバスを復元することができます。この機能があるため、アイコンに対してどのような処理を行うかに神経を使う必要がなくなります。結果が気に入らないときは、単に「取り消し」と「再実行」を使ってアイコンを最適な状態に復元してください。

動作は、取り消すたびに (最大 7 個の動作まで) 再実行動作として利用できるようになります。再実行はそれぞれ最後に行なった取り消し動作を行います。利用できる取り消し動作と再実行動作の数がフッタに表示されます。

クリア

「編集」メニューから「クリア」 を選択すると、キャンバスをクリアすることができます。警告通知は表示されません。クリアを取り消す場合には、編集メニューから「取り消し」を選択します。

カット、コピー、ペースト

「カット」、「コピー」、「ペースト」項目を使ってアイコンの領域またはアイコン全体の移動やコピーを行うことができます。

「編集」メニューで「カット」を選択すると、現在の領域がアイコンから削除され、クリップボードに保存されます。領域が現在定義されていなければ、アイコン全体が削除され、クリップボードに保存されます。

領域を定義するには、領域指定モードを選択し、ポインタを領域を開始したいキャンバスまで移動してセレクトボタンを押し、ポインタを希望する領域の対角までドラッグしてセレクトボタンを離します。領域は点線の境界線によって表示されます。境界線は、点滅してみえます。

「編集」メニューで 「コピー」を選択すると、現在の領域がクリップボードに保存されますが、アイコンからは削除されません。領域が現在定義されていなければ、アイコン全体がクリップボードに保存されます。

「編集」メニューで「ペースト」を選択する前に、クリップボードの内容をペーストしたい領域を定義します。「編集」メニューで「ペースト」を選択すると、クリップボードの内容の左上角と現在の領域内容の左上角とが一致するように位置づけられて、アイコンにコピーされます。

キーボードから Paste キーを押しても、(キーボードの種類によりますが)、クリップボードの内容は、イメージの左上角と現在の領域内容の左上角とが一致するように位置づけられます。

反転

黒いピクセルを白に、白いピクセルを黒に変更した白黒アイコンを現在の領域に入れるには、編集メニューの「反転」項目を選択します。領域を選択しない場合は、アイコン全体が反転します。アイコンがカラーの場合、「反転」項目は薄くぼやけて表示され、無効になっています。