メッセージウィンドウのプロパティは、メッセージ表示ポップアップウィンドウのテキストペイン内の行数、メッセージを印刷するためのさまざまな印刷スクリプト、および簡略ヘッダでメッセージを表示する場合に表示されないヘッダを指定するときに使います。
図 4-34 に示すようなメッセージウィンドウのプロパティを表示するには、プロパティウィンドウの一番上にあるカテゴリメニューから「メッセージウィンドウ (Message Window)」を選択します。
「表示 (Display)」フィールドには、各メッセージ表示ウィンドウまたは作成テキストペインに表示されるテキストの行数を指定します。この変更を有効にするには、指定してから「適用 (Apply)」ボタンの上でセレクトボタンをクリックした後、メールツールを終了して再起動する必要があります。
「印刷スクリプト (Print Script)」フィールドには、ファイルメニューまたはヘッダペインのポップアップメニューの「印刷 (Print)」項目によってメッセージを印刷するときに使うスクリプトを指定します。デフォルト印刷スクリプトは lp -s です。
「非表示項目 (Hide)」スクローリングリストには、ヘッダを簡略化してメッセージを表示する場合にどのヘッダを表示しないかを指定します。ヘッダをヘッダフィールドのテキストフィールドに入力して「追加」ボタンの上でセレクトボタンをクリックすると、任意のヘッダをこのリストに追加できます。
「追加 (Add)」メニューを使うと、現在選択しているヘッダの前または後にヘッダをつけることができます。現在選択しているヘッダを削除するには「削除 (Delete)」ボタンを使います。現在選択しているヘッダをヘッダフィールドのテキストフィールドに入力したテキストに変更するには「変更 (Change)」ボタンを使います。
通常表示したくないと思われる数個のヘッダを図 4-34 のスクローリングリストに示しています。メッセージを表示する際に参照する非表示リストに任意のヘッダを追加することができます。ヘッダは、大文字または小文字のどちらでも入力可能です。たとえば、ヘッダ content-length を追加すると、 Content-Length、content-length、CONTENT-LENGTH などのヘッダを表示しないことになります。
メッセージウィンドウのプロパティを変更した場合は、「適用 (Apply)」ボタンの上でセレクトボタンをクリックします。印刷スクリプトや隠しプロパティの設定が即座に有効となります。