OpenWindows ユーザーズガイド (上級編)

ワークスペース・プロパティ

バージョン 3.3 より前の OpenWindows では、ワークスペース・プロパティメニューを使って、変更した内容はホームディレクトリの .Xdefaults ファイルに格納されていました。OpenWindows バージョン 3.3 以降でも、これらの変更内容は同じくホームディレクトリの .OWdefaults ファイルに格納されます。.Xdefaults ファイルも引き続き使えますが、.OWdefaults ファイルで設定したカスタマイズが優先されます。

.Xdefaults ファイルは、ワークスペース・プロパティメニューでは設定できないような補足的なカスタマイズだけに使います。たとえば、vi などのテキストエディタで .Xdefaults ファイルを編集すると、OpenWindows 以外のアプリケーションのカスタマイズや C プリプロセッサマクロを追加することができます。ワークスペース・プロパティメニューを使っても、.Xdefaults の設定内容に影響を及ぼしません。

.Xdefaults ファイルがホームディレクトリに存在し、何の変更も加えない場合は、.OWdefaults ファイルによる設定内容のほうが優先されるため、.Xdefaults ファイルを削除する必要はありません。