OpenWindows ユーザーズガイド (上級編)

ホストベース

ホストベースのアクセス制御機構には、汎用性があります。この機構では、特定のホストへのアクセスを許可し、そのホスト上のすべてのユーザがサーバに接続できるようにします。これは、ゆるやかなアクセス制御方式です。ホストにサーバに対するアクセス権が与えられていれば、そのホスト上のすべてのユーザがサーバに接続できます。

Solaris 環境では、ホストベースの制御機構は、下位互換性を目的として使用されます。X11R4 または OpenWindows バージョン 2 より前のバージョンの Xliblibcps を使ってリンクされたアプリケーションでは、新しいユーザベースのアクセス制御機構に対応できません。これらのアプリケーションがサーバに接続できるようにするためには、ホストベース機構に切り換えるか、あるいは新しいバージョンの Xliblibcps にリンクし直さなければなりません。


注 -

旧バージョンの Xliblibcps とリンクしたクライアントは、できれば新バージョンのライブラリを使ってリンクし直してください。これにより、新しいユーザベースのアクセス制御機構の下でサーバに接続できるようになります。