OpenWindows ユーザーズガイド (上級編)

パスワードの有効期限を設定する

パスワードの有効期限を設定 (passwd コマンドのオプションを使うと設定できる) している場合、パスワードには最長有効期限のみ、または最長有効期限と最短有効期限の両方を持つものがあります。パスワードの有効期限は、システム管理者が設定します。

パスワードの満期日 (最長有効期限) に到達すると、パスワードを変更するようプロンプトが出力されます。このプロンプトはログイン時に出力され、次のようなメッセージが表示されます。

Your password has expired. Choose a new one.

次に、自動的に passwd プログラムが実行され、新しいパスワードを入力するよう要求されます。

また、たとえば、パスワードの最短有効期限が 2 週間と設定されている場合、その期間が経過する前にパスワードを変更しようとすると、次のような警告が表示されます。

Sorry, less than 2 weeks since the last change.

パスワードの有効期限の設定に関する情報を参照する場合は、passwd コマンドの -s オプションを使います。

$ passwd -s
username ps 2-14-92 1 90 7

上記の表示内容は、左から順に、ユーザ名、パスワードの状態 ( デフォルトは PS )、現在のパスワードが設定された日付、最短有効期限 ( パスワードを変更できるようになるまでの時間 )、最長有効期限 ( パスワードが無効になるまでの時間 )、パスワードの有効期限が経過する前の警告期間となっています。時間はすべて日単位で示しています。

passwd と、パスワードの有効期限の設定についての詳細は、『SunOS リファレンスマニュアル』のセクション 1「ユーザコマンド」を参照してください。