Solaris 7 オペレーティングシステムでは、複雑なテキストレイアウト (CTL: Complex Text Layout) 言語の一部としてアラビア語およびヘブライ語がサポートされています。CTL サポートには、この他にたとえばタイ語も含まれています。アラビア文字およびヘブライ文字の言語機能、入力方法、印刷方法など、サポートされている主な機能について説明します。
アラビア語およびヘブライ語の次の機能がサポートされています。
言語機能
双方向テキスト
文字の形成
合字 (2 つ以上の文字を 1 つの文字にしたもの)
発音区別符号および分音符号
左右対称交換
英語およびヒンディ語の数詞
カーソルの分割
カーソルの分割 (2 つのカーソル) が、新機能として追加されました。これによって、テキストの挿入位置がヘブライ語と英語のテキストの境界にあるときに発生するあいまいさが解消されます。
入力
各デスクトップアプリケーションのウィンドウの下部に、入力ウィンドウが表示されます。入力ウィンドウは最初は英語で表示されます。アラビア語またはヘブライ語の入力モードに切り替えるには、Control-T キーを押してください。入力ウィンドウがアラビア語またはヘブライ語で表示され、アラビア語またはヘブライ語のテキストを入力できるようになります。
印刷
CTL 言語で記述された文書の印刷について説明しているマニュアルページ ctlmp が新しく追加されました。このマニュアルページを表示するにはコマンド行で man ctlmp と入力してください。