この章では、マニュアル中のバグなど、マニュアルに関する最新情報について説明します。
この節では、マニュアル中のバグ情報について説明します。
対象マニュアル: 『Solaris 移行ガイド』
「SunOS 4.x をサポートする機能を Solaris 7 サーバへ追加する」で説明されているように、SunOS 4.x ディスクレスクライアントをサポートするように構成されている Solaris 7 サーバーには、SUNWhinst パッケージをインストールする必要があります。SUNWhinst パッケージは、Solaris Easy Access Server 2.0 Software CD の AdminSuite_2.3+AutoClient_2.1/4.x ディレクトリにあります。
対象マニュアル: 『Solaris 7 インストールライブラリ (Intel 版)』
「言語サポート」の節に、ユーロ通貨をサポートするロケールは 16 個あると記述されていますが、実際は「ユーロ通貨をサポートする新しいユーザーロケール」に記載されているように、15 個のロケールがユーロ通貨用にサポートされています。
対象マニュアル:『Solaris 7 デバイスの構成 (Intel 版)』 (Solaris 7 インストール Collection)
「はじめに」: Intel 8086 マイクロプロセッサチップのリストに、Pentium Xeon を追加してください。
「デバイス参照情報ページ」:「IBM PC ServeRAID SCSI ホストバスアダプタ」に IBM PC ServeRAID II Ultra SCSI HBA を追加してください。
対象マニュアルページ: ncrs(7D)
SunOS 5.7 のマニュアルページ ncrs(7D) に記載されている情報が最新でありません。最新の説明は次のとおりです。なお、最新の情報が記載されているマニュアルページは、 http://www.sun.com/developers/driver の「Device Driver Site」を参照してください。
ncrs ホストバスアダプタドライバは SCSI 準拠のドライバで、SCSI チップの Symbios 53c810、53c815、53c820、53c825、53c860、53c875、53c895 をサポートしています。キューのタグ付けやタグ解除、Wide/Fast/Ultra の各 SCSI モード、自動要求の検知など、SCSI インタフェースの標準機能をサポートしています。ただし、リンクされたコマンドはサポートしていません。
ncrs ドライバを構成するには、ncrs.conf にプロパティを定義します。ここに設定されたプロパティは、大域的な SCSI 設定よりも優先され、ncrs によってサポートされます。このプロパティには、-scsi-options、 -target-scsi-options、 -scsi-reset-delay、 -scsi-tag-age-limit、 -scsi-watchdog-tick、 -scsi-initiator-id などがあり、ユーザーが変更することができます。
n -target-scsi-options はターゲットに対する -scsi-options プロパティの値よりも優先されます。n の値は 0 から 15 の十進数です。 ncrs は、次の SCSI オプションをサポートしています。
-SCSI_OPTIONS_DR(0x8)
-SCSI_OPTIONS_SYNC(0x20)
-SCSI_OPTIONS_TAG(0x80)
-SCSI_OPTIONS_FAST(0x100)
-SCSI_OPTIONS_WIDE(0x200)
-SCSI_OPTIONS_FAST20(0x400)
-scsi-watchdog-tick の後、ncrs ドライバは現在のコマンドおよび切断されているコマンドのすべてについて、非活動タイムアウト時間を超えているものがないかどうかを検査します。
-scsi-tag-age-limit は、ncrs ドライバがすべてのタグ ID を一巡した後に現在使用されている特定のタグ ID を割り当てようとする回数です。同じタグ ID が -scsi-tag-age-limit 回使用された後は、すべてのコマンドが完了またはタイムアウトになるまで、このターゲットに対してコマンドは発行されません。
ncrs ハードウェア (53c895/53c875) は、Wide、Fast、Ultra の SCSI モードをサポートします。最大 SCSI 帯域幅は 40 MB/秒 です。
UltraTM SCSI は、デフォルトでは無効になっています。これを有効にするには、ncrs.conf ファイルを編集して scsi-options プロパティを 0x1ff8 に設定してください。
対象マニュアル : Solaris 7 Documentation CD (日本語版) に含まれている「Solaris 7 リファレンスマニュアル Collection」中の、各 Sun OS リファレンスマニュアルおよび各 JFP リファレンスマニュアル
上記のリファレンスマニュアル中に含まれている参照先マニュアル (「Solaris 7 リファレンスマニュアル Collection」以外のマニュアル) のリンクをクリックしても、空白のページが表示されたり、英語版のマニュアルが表示されることがあります (バグ ID:4180153)。
回避方法 : ページの上部にある「ライブラリ」のアイコンをクリックして「個人ライブラリ」のページを表示し、参照したいマニュアルのタイトルをクリックしてください。