バイナリ互換性ガイド

ライブラリルーチン

バイナリ互換パッケージは、SunOS 4.x のライブラリと互換性を持つ一組のライブラリを提供します。Solaris 2.x リリースにおいて、ライブラリルーチンのインタフェースや動作が変更されていても、バイナリ互換パッケージを使用していれば、ユーザアプリケーションがその影響を受けることはありません。

xtab

バイナリ互換パッケージを使用している場合は、/etc/xtab ファイルを取り扱うライブラリルーチンは正しく働きません。

setlocale

setlocale() が戻す文字列内のロケールの順序には、SunOS 4.x と Solaris 2.x の間で相違があります。この文字列は、一般に後続の setlocale() に対するコールで使用されるものであり、この順序は問題ではありません。特定のロケール順序を必要とするようなアプリケーションは、バイナリ互換性を備えていない場合があります。