アプリケーション・ビルダのパレットからドラッグしたすべてのオブジェクトは、編集可能な属性を持っています。その属性とは、オブジェクト型によって異なりますが、オブジェクト名、カラー、その他のさまざまな特性などです。インタフェースでオブジェクトをドロップしたり作成したりした後は、属性エディタで編集してカスタマイズできます。属性エディタと各要素の詳細は、付録 B 「属性エディタ」 を参照してください。
次のいずれかを実行します。
インタフェースまたは [モジュール・ブラウザ] でオブジェクトをダブルクリックします。
インタフェースまたは [モジュール・ブラウザ] でオブジェクトを選択した後でポップアップ・メニュー (インタフェースまたはブラウザでマウス・ボタン 3 を押すと表示される) から [属性] を選択します。
アプリケーション・ビルダの主ウィンドウの [エディタ] メニューから [属性] を選択します。
属性エディタが表示されます。ここには、属性エディタで選択したインタフェース、または [モジュール・ブラウザ] で最後に選択したオブジェクトの内容が表示されます。
属性エディタを表示した後、次のようにしてオブジェクトの属性を編集します。
必要であれば、属性エディタの一番上にある [オブジェクト型] メニューから、編集するオブジェクト型を選択します。
オブジェクトをダブルクリックして属性エディタを表示した場合や、オブジェクトを選択していてポップアップ・メニューから [属性] を選択した場合は、オブジェクト型および特定のオブジェクトはすでに選択されています。
ティアオフ (固定) エディタを表示した場合、[オブジェクト型] メニューはありません。
必要であれば、[オブジェクト] スクロール・リストから、編集するオブジェクトを選択します。
オブジェクトは、すでに選択されている場合があります。
任意の属性を適切に変更します。
属性エディタの各要素の詳細は、付録 B 「属性エディタ」 を参照してください。
リスト項目の編集: リスト内に適切な数の項目がある場合、項目リスト* のある属性エディタで最も簡単に項目を編集する方法は、リストの最初の項目を選択することです。たとえば、ラベルのテキスト・フィールドでこれを行います。新規の名前をその項目に入力して [Return] キーを押します。新規の名前が項目リストに表示され、リストの次の項目が選択されます。すべての項目の編集が完了するまで、選択、入力、[Return] という順でこのプロセスを繰り返して作業を進めてください。
* 項目リストのある属性エディタには、選択オブジェクト (ラジオ・ボックス、チェックボックス、オプション・メニュー)、コンボ・ボックス、リスト、メニュー、メニューバー、スピン・ボックスなどがあります。
[適用] ボタンをクリックすると変更内容は適用され、属性エディタは表示されたままになります。
[了解] ボタンをクリックすると変更内容は適用され、属性エディタは閉じられます。
[リセット] ボタンをクリックすると、変更したすべての要素は最後に適用された値にリセットされます。
[取消し] ボタンをクリックすると、すべての要素は最後に適用された値にリセットされ、属性エディタは閉じられます。
メイン・ウィンドウの属性編集に特有の操作方法については、「例: メイン・ウィンドウ属性の編集」を参照してください。
属性エディタは、20 種類ある属性エディタの 1 つを表示する単一のダイアログ・ボックスです。どれを表示するかは、[オブジェクト型] オプション・メニューから選択した項目によって決まります。特定のオブジェクト型の単独の固定属性エディタを表示するには、次のいずれかを実行します。
インタフェースまたは [モジュール・ブラウザ] で、編集するオブジェクトを選択します。ブラウザの詳細は、「モジュール・ブラウザ」を参照してください。
ポップアップ・メニュー (インタフェースまたは [モジュール・ブラウザ] でマウス・ボタン 3 を押すと表示される) から [属性] を選択し、そのサブメニューから [固定] を選択します。
選択したオブジェクト型の固定属性エディタが表示されます。
あるいは、
属性エディタの [オブジェクト型] メニューで、編集するオブジェクト型を選択します。
属性エディタの右上部にある [ティアオフ] ボタンをクリックします。
選択したオブジェクト型の固定属性エディタが表示されます。
ほとんどの属性エディタには、バックグラウンドおよびフォアグラウンドのカラー属性があります。使用するカラー名が分かっている場合は、[カラー: ] フィールドの [バックグラウンド] または [フォアグラウンド] の隣のテキスト・フィールドにカラー名を入力します。カラー・チューザ・パレットからカラーを選択するには、次のようにします。
[バックグラウンド] または [フォアグラウンド] メニュー・ボタンをクリックして [カラー・チューザ] を選択します。
使用可能なカラーが配列された [カラー・チューザ] が表示されます。
パレットの中の、使用するカラーをクリックします。
選択したカラー名が、[カラー名] の後に表示されます。
[了解] をクリックしてカラーを選択し、[カラー・チューザ] を終了します。
[バックグラウンド] または [フォアグラウンド] メニューの隣の矩形領域に、選択したカラーが表示され、その矩形領域の隣のテキスト・フィールドに、カラー名が表示されます。
必要であれば、バックグラウンドまたはフォアグラウンドのカラーを選択する操作を繰り返します。
属性エディタで [適用] をクリックして変更内容を適用します。
インタフェースのオブジェクトのバックグラウンドまたはフォアグラウンドが、選択したカラーになります。
次の手順を使用して、メイン・ウィンドウを編集します。この節では、別のオブジェクト型の編集例を示します。
アプリケーションには複数のメイン・ウィンドウがありますが、主メイン・ウィンドウは 1 つだけです。主メイン・ウィンドウはアプリケーションの出発点です。デフォルトでは、現在のプロジェクトで作成される最初のメイン・ウィンドウが、主メイン・ウィンドウの役割を担います。この指定は、[アプリケーション・フレームワーク・エディタ] で変更できます。[アプリケーション・フレームワーク・エディタ] については、「アプリケーション・フレームワーク動作を確立するには」で説明します。
メイン・ウィンドウをワークスペース上にドロップ後、次のようにしてその属性を編集します。属性エディタの詳細は、付録 B 「属性エディタ」を参照してください。
メイン・ウィンドウをダブルクリックして、属性エディタを表示します。
あるいは、アプリケーション・ビルダの主ウィンドウの [エディタ] メニューから [属性] を選択し、[オブジェクト型] メニューから [メイン・ウィンドウ] を選択して、[オブジェクト] リストの中からメイン・ウィンドウを選択します。
属性エディタで、メイン・ウィンドウが選択されます。
必要であれば、[オブジェクト名] を変更します。
[ウィンドウ・タイトル] を適切なものに変更します。
アイコン化した時に何のウィンドウかが分かるようにする場合は、[アイコン・ファイル]、[アイコン・マスク・ファイル]、[アイコン・ラベル] の名前を入力します。
アイコン・ファイルとアイコン・マスク・ファイルは、xpm または xbm グラフィクス・ファイルでなければなりません。
該当する場合は、[ユーザによるサイズ変更モード] を変更します。
これは、コンパイルしたアプリケーションのウィンドウをユーザがサイズ変更できるかどうかを決定します。
該当する場合は、[メニューバー]、[ツールバー]、および [フッタ] を選択して、これらの機能領域をウィンドウに追加します。
メニューバーを選択した場合、通常はメイン・ウィンドウ属性の編集後、メニューを作成します。作成方法については、「メニューの作成と編集」を参照してください。
[メニューバー] の選択は、コントロール・パレットからメニュー・バーをドラッグして、メイン・ウィンドウ上にドロップするのと同じです。
[ツールバー] または [フッタ] を選択した場合、通常はメイン・ウィンドウ属性の編集後、これらのオブジェクトを構成するコントロール区画の属性を編集します。コントロールをコントロール区画にドロップしたり、プログラムとしてのアクションに接続したり、コントロール区画に対するその他の処理を実行したりできます。
必要に応じて、[サイズ・ポリシー] および [サイズ] を変更します。
すべてのメイン・ウィンドウとカスタム・ダイアログにとって、アプリケーション作成中は [サイズ・ポリシー] を [固定] のままにして、アプリケーション作成後に、国際化対応およびその他の目的のために、[サイズ・ポリシー] を [内容の調整]に変更するのが一般的です。[サイズ・ポリシー] が [内容の調整] の場合、オブジェクトのテキストの変更、たとえばフォント・サイズの変更の場合と同じように、オブジェクトのサイズ変更に適応させるために、ウィンドウのサイズが変更されます。
アプリケーションの起動時にメイン・ウィンドウを非表示にする場合は、[初期状態] の可視設定を選択解除します。
必要に応じて、バックグラウンドとフォアグラウンドのカラーを設定します。
カラー名が分かっている場合は入力します。そうでない場合は、[バックグラウンド] または [フォアグラウンド] メニュー・ボタン上でマウス・ボタン 1 を押し、[カラー・チューザ] を選択してカラー・チューザを表示します。次に、カラーを選択して [了解] をクリックします。バックグラウンドでは、ウィンドウのブランク区画領域のカラーを設定します。フォアグラウンドでは、完成したインターフェースで見えるような処理は行われません。
必要に応じて、[ヘルプ・テキスト] をクリックして、アイテムヘルプを追加します。
その方法については、「ヘルプを作成するには」を参照してください。
[了解] をクリックして変更内容を適用し、属性エディタを終了します。
主メイン・ウィンドウ以外を作成している場合は、これで作業は終了です。
主メイン・ウィンドウを作成している場合は、[エディタ] メニューから [アプリケーション・フレームワーク] を選択します。
必要に応じて、[アプリケーション・フレームワーク・エディタ] の [アプリケーション] セクションにベンダ名とバージョン番号を入力します。
エディタの詳細は、「アプリケーション・フレームワーク動作を確立するには」を参照してください。