Solaris のインストール (上級編)

SPARC: プロファイルフロッピーディスクを作成する方法

SPARC 搭載システム用のプロファイルフロッピーディスクを作成するには、次の手順に従います。

  1. フロッピーディスクドライブと CD-ROM ドライブを持つ SPARC 搭載システムに、スーパーユーザーとしてログインします。

  2. プロファイルフロッピーディスクとして使用できる空の (あるいは、上書きしても大丈夫な) フロッピーディスクをフロッピーディスクドライブに挿入します。

    プロファイルフロッピーディスクにすると、フロッピーディスクに入っていた以前の情報はすべて上書きされます。

  3. ボリューム管理がフロッピーディスクを認識していることを確認します。


    # volcheck
    
  4. フロッピーディスクのファイルシステムがすでに UFS である場合は、手順 7 に進みます。

    フロッピーディスクのファイルシステムが UFS かどうかを調べるには、/etc/mnttab ファイルで、次のようなエントリを探します。


    /floppy/unnamed_floppy ufs
  5. フロッピーディスクをフォーマットします。


    注意 - 注意 -

    この手順によって、フロッピーディスク上のすべてのデータは上書きされます。



    # fdformat -U
    
  6. フロッピーディスクに UFS ファイルシステムを作成します。


    # newfs /vol/dev/aliases/floppy0
    
  7. Solaris CD が存在する場所に基づいて、次の手順を決定します。

    残りの手順は、サンプルのカスタム JumpStart ファイルを Solaris CD からコピーする場合だけに必要です。プロファイルフロッピーディスクの作成は完了しています。

    使用する CD 

    手順 

    ローカル CD-ROM ドライブの Solaris CD 

    1. Solaris CD を CD-ROM ドライブに挿入します。

    2. (必要な場合は) Solaris CD をマウントします。


      注 -

      ボリューム管理は、Solaris CD を /cdrom/cdrom0/s0 または /cdrom/cdrom0/s2 に自動的にマウントします。


    ローカルディスクにある Solaris CD イメージ 

    ローカルディスクにある Solaris CD イメージのディレクトリに移動します。たとえば、次のように入力します。 


    # cd /export/install
    

  8. Solaris CD イメージ上の Misc ディレクトリに移動します。


    # cd Solaris_2.7/Misc
    
  9. サンプルのカスタム JumpStart インストールファイルを、プロファイルフロッピーディスクのルートディレクトリ (JumpStart ディレクトリ) にコピーします。


    # cp -r jumpstart_sample/* /floppy/floppy0/.
    

    コピーしたファイルは、サンプルのカスタム JumpStart ファイルです。ユーザーのサイトに合わせて、ファイルを更新する必要があります。


    注 -

    プロファイルフロッピーディスクを使用するときは、すべてのカスタム JumpStart インストールファイルは、フロッピーディスクのルートディレクトリになければなりません。


次の手順

これでプロファイルフロッピーディスクが作成できました。次に、カスタム JumpStart インストールを実行するために、rules ファイルを更新し、プロファイルフロッピーディスク上にプロファイルを作成できます。作業を続けるには、rules ファイルの作成」に進みます。