SPARC 搭載システム用のプロファイルフロッピーディスクを作成するには、次の手順に従います。
(必要な場合は) フロッピーディスクをフォーマットします。
(必要な場合は) フロッピーディスクに UFS ファイルシステムを作成します。
サンプルのカスタム JumpStart インストールファイルをフロッピーディスクのルートディレクトリ (JumpStart ディレクトリ) にコピーします。
この手順では、システムがボリューム管理を実行していると仮定しています。フロッピーディスクや CD を管理するのにボリューム管理を使用していない場合、ボリューム管理なしで取り外し可能な媒体を管理する方法の詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』を参照してください。
フロッピーディスクドライブと CD-ROM ドライブを持つ SPARC 搭載システムに、スーパーユーザーとしてログインします。
プロファイルフロッピーディスクとして使用できる空の (あるいは、上書きしても大丈夫な) フロッピーディスクをフロッピーディスクドライブに挿入します。
プロファイルフロッピーディスクにすると、フロッピーディスクに入っていた以前の情報はすべて上書きされます。
ボリューム管理がフロッピーディスクを認識していることを確認します。
# volcheck |
フロッピーディスクのファイルシステムがすでに UFS である場合は、手順 7 に進みます。
フロッピーディスクのファイルシステムが UFS かどうかを調べるには、/etc/mnttab ファイルで、次のようなエントリを探します。
/floppy/unnamed_floppy ufs |
フロッピーディスクをフォーマットします。
この手順によって、フロッピーディスク上のすべてのデータは上書きされます。
# fdformat -U |
フロッピーディスクに UFS ファイルシステムを作成します。
# newfs /vol/dev/aliases/floppy0 |
Solaris CD が存在する場所に基づいて、次の手順を決定します。
残りの手順は、サンプルのカスタム JumpStart ファイルを Solaris CD からコピーする場合だけに必要です。プロファイルフロッピーディスクの作成は完了しています。
Solaris CD イメージ上の Misc ディレクトリに移動します。
# cd Solaris_2.7/Misc |
サンプルのカスタム JumpStart インストールファイルを、プロファイルフロッピーディスクのルートディレクトリ (JumpStart ディレクトリ) にコピーします。
# cp -r jumpstart_sample/* /floppy/floppy0/. |
コピーしたファイルは、サンプルのカスタム JumpStart ファイルです。ユーザーのサイトに合わせて、ファイルを更新する必要があります。
プロファイルフロッピーディスクを使用するときは、すべてのカスタム JumpStart インストールファイルは、フロッピーディスクのルートディレクトリになければなりません。
これでプロファイルフロッピーディスクが作成できました。次に、カスタム JumpStart インストールを実行するために、rules ファイルを更新し、プロファイルフロッピーディスク上にプロファイルを作成できます。作業を続けるには、「rules ファイルの作成」に進みます。