Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

ヘルプ検索パス

ヘルプ検索パスは、システムに登録されるヘルプ情報を格納しているファイルを、指定された位置で検索するようデスクトップに指示します。

デフォルトのヘルプ検索パス

デフォルトのヘルプ検索パスの位置には、個人用、システム共通、および組み込みがあります。デフォルトの language は C です。

個人用の位置 - HomeDirectory/.dt/help

システム共通の位置 - /etc/dt/appconfig/help/language

組み込みの位置 - /usr/dt/appconfig/help/language

アプリケーション検索パスがヘルプ検索パスに与える影響

アプリケーション検索パスに位置が追加されると、適切なヘルプのサブディレクトリが、ヘルプ検索パスに自動的に追加されます (詳細は、「アプリケーション検索パスがデータベース、アイコン、およびヘルプの検索パスに与える影響」を参照してください)。

たとえば、アプリケーション・サーバ hosta: がアプリケーション検索パスに追加されると、ディレクトリ hosta:/etc/dt/appconfig/help/language がヘルプ検索パスに自動的に追加されます。

ヘルプ検索パス環境変数

ヘルプ検索パスは、組み込み位置と次の入力変数で構成されます。

DTSPSYSHELP - システム共通のヘルプ検索パス入力変数

DTSPUSERHELP - 個人用のヘルプ検索パス入力変数

アプリケーション検索パス以外の位置を指定するには、これらの入力変数を使用します。

構成されたヘルプ検索パスは、出力変数 DTHELPSEARCHPATH によって指定されます。

ヘルプ検索パス入力変数の構文

DTSPSYSHELP 変数と DTSPUSERHELP 変数の構文は次のとおりです。

VARIABLE=location [,location...]

location が取り得る構文は次のとおりです。

/path - ローカル (セッション・サーバ) システムのディレクトリを指定します。ローカル・ディレクトリを追加するにはこの構文を使用します。

別のシステム上での位置を指定するには、ネットワーク・ファイル名を使用します (例: /nfs/servera/projects/help)。

ヘルプ検索パスの構成方法

ヘルプ検索パスの値 (DTHELPSEARCHPATH) は、次の位置を組み合わせて作成されます。位置は、上から優先度の高い順に並んでいます。