Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

アクションのアクション・ファイル (アイコン) の作成

「アクション・ファイル」は、ファイル・マネージャまたはアプリケーション・マネージャにあるアクションを視覚的に表現するために作成されるファイルです。

図 12-1 アプリケーション・マネージャにある「アクション・ファイル」

Graphic

アクション・ファイルのアイコンはアクションを表現するので、「アクション・アイコン」と呼ぶこともあります。基本となるアクションがアプリケーションを起動する場合、アクション・ファイル・アイコンを「アプリケーション・アイコン」と呼びます。

アクション・アイコンをダブルクリックすると、アクションを実行します。アクション・アイコンはドロップ領域にもなります。

アクション・ファイル (アクション・アイコン) を作成するには

    アクション名と同じ名前の実行可能ファイルを作成します。ファイルの内容は関係ありません。

たとえば、次のようなアクション定義の場合、アクション・ファイルは MyFavoriteApp という名前の実行可能ファイルになります。

ACTION  MyFavoriteApp
 {
 	EXEC_STRING				Mfa -file %Arg_1%
 	DESCRIPTION				Runs MyFavoriteApp
 	ICON						Mfapp
 }

ファイル・マネージャとアプリケーション・マネージャでは、MyFavoriteApp ファイルはアイコン・イメージ Mfapp.size.type を使用します。MyFavoriteApp のアイコンをダブルクリックすると、アクションの実行文字列を実行し、アイコンのアイテムヘルプは DESCRIPTION フィールド (Runs MyFavoriteApp) の内容になります。

アクション・ラベル

アクション定義に LABEL フィールドが含まれている場合、ファイル・マネージャとアプリケーション・マネージャでは、ファイル名 (action_name) ではなく、このフィールドの内容によってアクション・ファイルにラベルが付けられます。たとえば、アクション定義に次のものが含まれる場合、アクション・アイコンには Favorite Application というラベルが付けられます。

ACTION  MyFavoriteApp
 {
 	LABEL      Favorite Application
 	...
 }