Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド

アプリケーションを dtappintegrate で登録する

アプリケーションがデスクトップ化されている場合、dtappintegrate は通常、インストール・プロセスの最終手順として自動的に実行されます。自動的に実行されない場合、またはデスクトップ化されていないアプリケーションを統合するよう構成ファイルを作成した場合は、次のように手作業で dtappintegrate を実行できます。

  1. root でログインします。

  2. 次のコマンドを実行します。

       /usr/dt/bin/dtappintegrate -s  app_root
    

    app_root は、デスクトップ・アプリケーションの root ディレクトリです。詳細は、dtappintegrate(1) のマニュアルページを参照してください。

  3. [デスクトップツール] アプリケーション・グループを開いて、[アプリケーションの再読込み] をダブルクリックします。

  4. 次のようにアプリケーションが正しく登録されているか確認します。

    1. アプリケーション・マネージャのトップレベルを表示します。新規アプリケーション・グループがアプリケーション・マネージャに表示されているか確認します。

    2. アプリケーション・グループを開いて、アクション・アイコンをダブルクリックします。

dtappintegrate の構文とオプション

dtappintegrate -s app_root [-t target_path ] [-l language ] [-u]

-s app_root

必須パラメータ。アプリケーションをインストールするアプリケーションの root を指定します。 

-t target_path

省略可能なパラメータ。システム上でのデフォルト位置は /etc/dt/appconfig です。デスクトップ構成ファイルをリンクする位置を指定します。必ずアプリケーション検索パスの位置を使用してください。

-l language

省略可能なパラメータ。デフォルトは全言語です。統合する言語依存デスクトップ構成ファイルを指定します。 

-u

省略可能なパラメータ。アプリケーションを統合せず、統合中に設定されたリンクをすべて削除します。