SunVTS 3.0 テストリファレンスマニュアル

nettest のテストモード

nettest は、2 つのテストモードをサポートしています。選択されたモードに従い、ネットワークデバイスに対して異なるテスト方法がとられます。

表 22-2 nettest のテストモード

テストモード 

説明 

接続テスト 

(Connection Test) 

nettest は、あらゆるネットワークインタフェースを順に検索して、指定されたデバイス名があるか調べることによって、デバイスが接続されているかどうかを検査します。一致する名前がない場合は、デバイスが接続されていないとみなされ、テストは失敗します。一致する名前がある場合は、デバイスが接続されているとみなされます。

機能テスト 

(Functional Test) 

機能テストモードでは、nettest は、3 つのテスト(ランダム、増分、パターン)を順にすべて実行します。netteest が多大の負荷をかけるようにするオプションを指定することができます。

Solstice SyMON から SunVTS を起動した場合は、機能テストは以下のようになります。 

ユーザーのアプリケーションが動作している可能性があるため、nettest は、アプリケーションに対するテストの影響が極力抑えられるように試みます。このため、このモードでは、ランダムテストだけ使用されます。ネットワークデバイスを共有し、システム資源を使用することができますから、アプリケーションに対する影響はきわめて小さくなります。

SyMON からの 機能テストモード 

Solstice SyMON から SunVTS を起動した場合は、ユーザーのアプリケーションが動作している可能性があるため、nettest は、アプリケーションに対するテストの影響が極力抑えられるように試みます。このため、このモードでは、ランダムテストだけ使用されます。ネットワークデバイスを共有し、システム資源を使用することができますから、アプリケーションに対する影響はきわめて小さくなります。