SunVTS リファレンスカード

第 1 章 SunVTS リファレンスカード

SunVTS の起動

SunVTS(TM) を起動するには以下の手順に従ってください。

SunVTS を起動する
  1. スーパーユーザーになり、SunVTS の bin ディレクトリ (デフォルトは /opt/SUNWvts/bin) に移動します。

  2. ローカルシステムの場合は、以下のように入力します。


    # ./sunvts 
    

  3. SunVTS カーネルが動作している遠隔マシンの場合は、以下のように入力します。


    # ./sunvts -h 遠隔ホスト名
    

遠隔ホスト名 には、遠隔マシンのホスト名を指定してください。

OpenWindows(TM) で SunVTS を起動する
  1. 以下のように入力します。


    # ./sunvts -l
    

SunVTS TTY インタフェースを起動する
  1. 以下のように入力します。


    # ./sunvts -t
    


    注 -

    SunVTS のデフォルトの GUI (グラフィカルユーザーインタフェース) は、CDE (共通デスクトップ環境) です。


    TTY インタフェースの共通コマンドを、表 1-1 に示します。

    表 1-1 TTY インタフェースの共通コマンド

    キー 

    説明 

    Tab 

    他のパネルを選択します。選択したパネルはアスタリスク (*) で囲まれて表示されます。 

    Return 

    オプションの選択、メニューの表示に使用します。  

    スペース 

    選択の有効・無効を切り替えます。 

    矢印 

    選択したパネルにカーソルを移動します。 

    Escape 

    ポップアップメニューまたはウィンドウを終了します。 

    Control-F 

    オブションウィンドウを順方向にスクロールします。  

    Control-B 

    オプションウィンドウを逆方向にスクロールします。 

    Control-X 

    TTY インタフェースを終了します。ただし、テストマシン上の SunVTS カーネルは動作したままです。 

SunVTS CDE メインウィンドウ

図 1-1 に SunVTS CDE メインウィンドウを示します。


注 -

OPEN LOOK の使用方法については『SunVTS 3.0 ユーザー マニュアル』を参照してください。


図 1-1 SunVTS CDE メインウィンドウ

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注 -

Solstice SyMON から SunVTS を起動した場合は、ツールバーには、Host、Log、Meter の各アイコンは表示されません。 SUNWodu パッケージをインストールしている場合は、Periodic アイコンが表示されます。


図 1-2 に SunVTS メインウィンドウ領域を示します。

図 1-2 SunVTS メインウィンドウ領域

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Commands メニュー

Commands メニューの機能を以下に示します。

View メニュー

View メニューのオプションを以下に示します。

Options メニュー

Options メニューのオプションを以下に示します。

Reports メニュー

Reports メニューには、システム構成を表示または印刷する System Configuration メニューと、ログファイル情報の表示、印刷、削除をする Log files メニューがあります。

Help メニュー

SunVTS のバージョンを表示します。

ツールバーアイコン

Quit

SunVTS ユーザーインタフェースのみを終了します。

System Status パネル

System Status パネルには以下の情報が表示されます。

System Map

Phisical マップまたは Logical マップを選択することができます。

Select Devices

デバイスを選択 (Default、None、All、Intervention) することができます。

Select Mode

Connection test、Functional test のいずれかを選択することができます。

Test Messages

エラーや状態のメッセージが Sun VTS コンソールウィンドウに表示されます。

SunVTS CDE Option メニュー

図 1-3 SunVTS CDE Option メニュー

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Auto Start - SunVTS の開始時にテストを開始します。通常は Options Files オプションと共に使用します。

Core File - Disabled に設定すると、コアファイルを作成する代わりにメッセージを記録することができます。

Email Address - テスト状態を記録した電子メールの送信先を指定します。

Group Concurrency - 同時に実行するテストグループを指定します。

Group Lock - 特定のテストグループに対する変更を禁止します。

Group Override - System Override が有効になっていなければ、すべてのテストシステムオプションを無効にし、このウィンドウで指定したグループオプションを有効にします。

Log Period - テスト状態を記録した電子メールを送信する間隔を分単位で指定します。

Max Errors - 1 つのテストに対する許容エラー回数を指定します (制限なしにする場合は 0 を指定します)。

Max Passes - 1 つのテストに対する最大実行回数 (パス数) を指定します。

Max Time - 1 つのテストに対する最大実行時間を分単位で指定します (制限なしにする場合は 0 を指定します)。

Max System Errors - すべてのテストに対する許容エラー回数を指定します (デフォルトは 1 です)。

Max System Passes - すべてのテストに対する最大実行回数 (パス 数) を指定します (制限なしにする場合は 0 を指定します)。

Max System Time - すべてのテストに対する最大実行時間を分単位で指定します (制限なしにする場合は 0 を指定します)。

Number of Instances - スケーラブルテストに対するインスタンス数を指定します。

Options File Load/Store/Remove - ロード、格納、削除するファイルを指定するファイル名フィールドを表示します。

Processor Affinity - 特定のプロセッサに対し、プロセスの一覧を添付します。

Run On Error - エラーの回数が最大許容エラー回数を超えると、システムが停止します。各テストにおいて、1 つのエラーにつき 3 つまでのエラーメッセージを報告することができます。

Send Email - テスト状態を記録した電子メールを送信します。

Single Pass - 選択した各テストを 1 回だけ実行します。

Stress - テストの負荷を増加させます (一部のテストのみ)。

System Concurrency - システム全体で同時に実行するテストの数を指定します。

System Override - すべてのテストグループオプション、およびシステムグループオプションを Advanced Options ウィンドウでの設定に変更します (デフォルトは Enabled)。

Test Lock - Group Override または System Override が有効になっていない限り、テストシステムのオプションに対するこのウィンドウからの変更を禁止します。

Verbose - SunVTS コンソールウィンドウに詳細メッセージを表示します。


注 -

矢印をクリックして、オプション メニューの値を変更することができます。