特記事項: luxadm ソフトウェア

Sun StorEdge A5000 のアドレス指定

Sun StorEdge A5000 ディスクアレイのアドレス指定は、パス名か格納装置名によって行います。

パス名の指定

デバイスまたはコントローラを指定するには、完全な物理パス名または完全な論理パス名を使用します。一般的な Sun StorEdge A5000 の物理パス名は以下のとおりです。


/devices/sbus@1f,0/SUNW,socal@1,0/sf@0,0/ssd@w2200002037000f96,0:a,raw

または


/devices/io-unit@f,e0200000/sbi@0,0/SUNW,socal@2,0/sf@0,0/ssd@34,0:a,raw

システム上のすべての Sun StorEdge A5000 のインタフェースボード (IB: Interface Board) に対して、物理パスへの論理リンク (例 : /dev/es/ses0) が /dev/es ディレクトリに保存されています。

格納装置名の指定

Sun StorEdge A5000 ディスクアレイでは、パス名の代わりにワールドワイド名 (WWN: World Wide Name) を使用して、任意のデバイスまたはインタフェースボードを選択することができます。WWN は、一意の 16 桁の 16 進数で、デバイスへのアクセスに使用されるポートまたはデバイスそのものを示します。典型的な WWN の値は 2200002037000f96 です。

また、Sun StorEdge A5000 のディスクアレイ名と、格納装置内の特定のデバイスの識別子を指定することもできます。StorEdge A5000 のディスクアレイ内のデバイスは、以下のように指定します。


ボックス名,[f|r]スロット番号

各オプションと引数の意味は以下のとおりです。

表 1-1 Sun StorEdge A5000 のアドレスを格納装置名で指定

オプション/引数 

説明 

ボックス名

Sun StorEdge A5000 の格納装置名です。enclosure_name サブコマンドで指定します。

f または r

Sun StorEdge A5000 の格納装置の前面 (front) または背面 (rear) のスロットを指定します 

スロット番号

Sun StorEdge A5000 の格納装置のスロット番号です。 0 〜 6 または 0 〜 10 を指定します。 

Sun StorEdge A5000 ディスクアレイのアドレスを指定するには、パス名または格納装置名を使用して、Sun StorEdge A5000 のインタフェースボードを指定します。