共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)

構造化エディタ

構造化エディタと呼ばれる新しいツールが、SGML マークアップを効率よく作成するために使用できるようになりつつあります。典型的には、構造化エディタではコンテキスト・メニューを提供します。つまり、メニューに表示される要素が、ドキュメントのカーソルの位置に基づいて動的に変更されます。

たとえばリストを入力する場合は、メニューにはリスト要素のコンテキストで有効な要素だけが含まれます。この組み込み「知能」によって、設計者は簡単にマークできます。

設計者が、セクション、ヘッダ、リストなどの要素を選択すると、エディタはそれに対応する開始、終了、および任意の中間構造タグを生成します。たとえば設計者が章という要素を選択すると、この要素が必要とする中間タグをエディタが自動的に挿入します。編集者は単に章のタイトルを入力すればよいのです。生成されたタグの表示は任意で、設計者はタグを表示しないようにできます。


注 -

簡易マークアップ、正規マークアップのいずれの場合も、コンパイルおよび表示の時には同じオンライン情報を生成します。どちらの方法を使用するかは、ヘルプ情報および有効な設計ツールが使えるかどうかに依存します。