共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)

例: 個人用ヘルプ・ディレクトリ

プロジェクト期間中に、自分が開発しているヘルプ・ボリュームにアクセスしたいけれども、システムのすべてのユーザに公開したくはない場合があります。たとえば、作業ディレクトリが /projects/help で、ヘルプ・ボリュームが Myvolume という名前だとします。

まず、ボリュームを登録できるホーム・ディレクトリに個人用ヘルプ・ディレクトリを作成します。

mkdir -p $HOME/.dt/help/C

次に、(ヘルプタグ・ソフトウェアによって作成される) Myvolume.sdl ファイルへのシンボリック・リンクを作成します。

ln -s /projects/help/Myvolume.sdl $HOME/.dt/help/C/Myvolume.sdl

これで、(現在のディレクトリとは無関係に) ボリュームを次のコマンドで表示できます。これは、ホーム・ディレクトリ内の .dt/help/C ディレクトリは、ヘルプ・システムがヘルプ・ボリュームを検索するときに最初に見るからです。

dthelpview -helpVolume Myvolume