エンティティは、次の 4 つの理由により定義します。
エンティティ名で指定されたテキストは一度しか表れないため、テキストを変更するときは 1 箇所変更するだけで済みます。ヘルプタグがファイルを再処理するとき、エンティティの参照はすべて自動的に変更されます。
テキストが何度も表示される場合でも、略式のエンティティの参照を入力すればよいので、長く複雑なテキスト文字列を繰り返し入力するという無駄な労力 (あるいは入力ミス) を省くことができます。完全なテキスト文字列を入力するのは一度だけで済みます。
<figure> 要素および <graphic> 要素にファイル名は適用できません。図を含むファイル名は、エンティティの宣言で指定してください。
ヘルプ・テキストを複数のファイルに入れると便利ですが、ヘルプタグは 1 つのソース・ファイルしか受け入れません。実際のヘルプ・テキストを含むファイルを参照するエンティティの宣言とエンティティの参照を含むファイルを 1 つ作成することによってこの矛盾を是正できます。