共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (国際化対応編)

ローカライズされたテキストの描画

この節で定義される関数は、描画範囲内の指定された位置にテキストを描画します。そのような関数は、単一のフォントではなくフォント・セットと共に動作する点と、文字列のバイトを直接フォント索引として処理するのではなくフォント・セットのロケールに基づいてテキストを解釈する点を除いて、XDrawText()XDrawString()XDrawImageString() 関数に似ています。BadFont エラーが生成された場合、障害になっている文字の前の文字までが描画されています。

テキストは、指定されたフォント・セットにロードされたフォントを使用して描画されます。グラフィック・コンテキスト (GC) のフォントは無視され、関数によって変更されることがあります。すべてのフォントが、ある幅の規則に準拠するかどうかの妥当性検査は行われません。

指定内で描画可能な複数のフォント・セットを使ってテキストを描画するには、XmbDrawText() 関数か XwcDrawText() 関数を使用してください。指定された drawable 内で単一のフォント・セットを使ってテキストを描画するには、XmbDrawString() 関数か XwcDrawString() 関数を使用してください。指定された drawable 内で単一のフォント・セットを使ってイメージ・テキストを描画するには、XmbDrawImageString() 関数か XwcDrawImageString() 関数を使用します。